宮津エコツアー · ミサゴはぴしゃご!

ミサゴはぴしゃご!

ウム!

162
日置から波見にかけての海岸です。
ミサゴ

165

「和名の由来は様々な説があり水を探るが転じたとする説や、獲物を捕らえる時の水音が由来とする説(西日本では水面に突入する音から、本種のことを「ビシャ」、または「ビシャゴ」と呼んでいる地域がある)等がある。」

音感語源!それは納得。ハギ、これは折るときの音がパキッと。たから「はぎ」。生え木ではないんです!

016

(日置金剛心院のハギの株 宮津1ゃないて゛すか )

さて、《ミサゴ》。

201
タカ目 ミサゴ科Pandion haliaetus
◆京都府カテゴリー
絶滅危惧種
◆環境省カテゴリー
準絶滅危惧(NT)
◆選定理由
留鳥として年中府内に生息する。繁殖個体数は極めて少ないが、近年減少はしていない。
◆形態
全長オス54cm、メス64cm。翼開長155~175cm。翼は細長くて尾は短い。頭部は白くて過眼線が黒く、体の上面は黒褐色。体の下面は白く、胸に黒褐色の帯がある。翼の下面には白色が多い。
◆分布
北半球全体に広く分布し、国内では主に北日本で繁殖するが、近畿地方でも少数が繁殖する。海岸部に多いが、冬期、内陸部の河川や湖沼にも広く出現する。府内では北部地域の一部で繁殖し、冬期は各地の河川に飛来する。
◎府内の分布区域 全域(繁殖期は北部地域の一部)。
◆生態的特性
停空飛翔した後、飛び込んで魚をとらえる。主食はスズキ、コイ、マス、フナ、ナマズなどの魚。海岸の孤立した岩の上や樹上で営巣する。産卵期は3月下旬頃で、産卵数は1~4個。抱卵日数は約37日。育雛期間は50~60日で、平均は53日。繁殖開始年令は3才くらいといわれている。
◆生息地の現状
府北部地域の海岸域の比較的集落に近い山林内で、複数の営巣確認が続いている。冬期は淀川水系や由良川水系などの河川や湖沼等に出現する。
◆生存に対する脅威
海岸域で営巣する場合に、釣り人のために親が巣に近づけず、カラスに雛をとられるおそれが生じている。

208
◆必要な保全対策
巣場所によっては立ち入り禁止等の対策が必要となる。

このページのトップへ