せやの山に虹。
せやの山は竜の潜む山である。谷を龍渓と呼んだのは昔人は実際に竜を見たからだとそう見当をつけ最近は確信に近くなってきていたのを哀れに思ってくださったのでしょう、私がせやの竜じゃと姿を現してくださったのだとまあ、大げさな言い方ですけれど涙涙でしたよ。
さて、虹という現象を古代の人は大蛇と見立て、中国では、「虹蛇」竜虹とよんだということですが、それは中国だけでなく世界共通だったようです。
川が曲がりくねっているのはなぜか?
虹のヘビが川を作るのにその身をよじらせながら進んだためだ!
泉や湖が丸いのは、なぜか?
虹のヘビが体を休めるためにとぐろをまいて休憩していたからだ!
干ばつ、それは虹のヘビが眠ったまま目を覚ましていないからだ、ヘビを起こすために特別に騒々しい儀式(雨乞い)を行う必要がある。
これは、アフリカに伝わる話だとうぃくぺでぃあですけれど、上世屋でも、雨乞いなどは同じことをしたと伝えます。