「これから、上世屋に本格的な冬が来る。しかし君たちにあえて頼まなければならない。明日にも雪が君たちを埋めるだろう。長く重く冷たい過酷な環境に耐えて、春、花美世屋の里の主役に君たち花菜の花が名乗りを上げてもらいたいのだ。ミツバチもチョウチョたちも期待している。諸君の健闘を祈る。!」と2017/01/06 12:14:45。
「私たち花菜の花一同は、里山の命たちと花美世屋の命運がかかっていることを自覚し雪の下で冬を乗り越え、必ず春一番に花咲かせることを誓います!」
~きをつけぇえ!かしらぁなかぁぁ~
そして、冬、寒の入り。
この間二ヶ月半。
雪が消えた彼岸のころ、検証実験終了。
菜の花たちは、ローラーをかけられたのしいかのようにぺしゃんこ。
そんな彼らでしたけれど、春の日に励まされ支えられるように立ち上がり花芽を膨らませ始めたのです。
だれも知りませんが、彼らこそ春の勇者。
彼らが身をもって雪の下に耐えられる種であることを証明してくれたことは、里を菜の花色に染めることができるという未来を開いてくれたことであり、それは環境大臣が「感謝状」をだして顕彰してもいいほど大きな功績なのです。