与謝の大山
大江山には鬼がいた、といえば、そうそう酒呑童子。源頼光が頼光四天王をつれてあの手この手でやっとのことでという大戦さ、という話になると思います。
しかし、大江山の鬼は、一人だけじゃないんです。
土蜘蛛陸耳御笠(くぐみみのみかさ)という鬼が崇神天皇の御代にはいてそれも弟の日子坐王(彦坐王)を派遣して制圧せざるを得ないほどの勢力をはっていたと古事記。
さらに、英胡、軽足、土熊という鬼が聖徳太子の御代にはその勢力無視することができないほどの勢いをみせたのでこれもまた弟の麻呂子親王を頭に征討軍を派遣したということ。
鬼というても、そういう動物がいたわけではありません、言葉を操るわけですから、れっきとした人間。ただ「どもならず」「あほたらず」、管理不能の規格外の人間ということです。
福沢諭吉さんも鬼には注目していたと天声人語氏はいいます。
それにしても丹後にはたくましい先祖がいたものです。「地方創成」といいますが、それは、こんな「鬼」がやることではないのかなぁとおもいます、どうです!。