宮津エコツアー · 「たか」は高か鷹か?

「たか」は高か鷹か?

DSCF6136ゆき山体

跳び箱のような形の丹後半島の山を西側から見たところ。

高尾山と高山とどちらも「高」の漢字。低いところがあっての高いところという意味の高の意味に従えば、低いところは二つの高いところに挟まれた旧内山のさとの部分、ということになります。なぜへこんでいるのか、なにかあったのか、そのへこみが気になります。ひょっとして、そのへこみはかってはなくて、高山と高尾山はつながっていたのではないかと。

手前の畝の曲線の美しい森本・明田田んぼ。この土はどこから運ばれたのか、と考えたとき、内山との関係があるのではないか、これは直観ですけれど。どうなんでしょうか。その谷にはふけがたにとかおおごらとか地質地形にの特徴を表す小字があるということですから疑ってもいいかと思います。かりにつながりがあるとすれば、相当大きな「山体崩壊」、それを起こしたような地震とか豪雨があったのかもしれません。

DSCF6063

もう一つ、「高」の「たか」は『高』ではなくて「鷹」かもしれないということ。鷹なら、鷹狩りとか、武器としての矢の羽とか大切なものでした。その鷹の棲む森ということなら、その付近はぴったりの深い森でしたのこれも捨てがたい、漢字としての書きやすさは鷹の字よりも高のほうですから、当て字として置き換わったのではという疑いです。

DSCF6135

山を見るのは面白いものです。

このページのトップへ