カメラをぐるりと回しました。上世屋のうだのパノラマ画像です。
拡大してみてください。連続した棚田を見てもらえるはずです。
カメラを回しているところは、かっての城だったということです。
《上 京都府中世城館跡調査報告書 第一冊 丹後編 京都府教育委員会》
本丸、馬場、家老屋敷、城の段 馬場坂などが、小字には残っています。
時代は、戦国乱世、平安朝から鎌倉、室町期ににかけて、力をつけてきた守護地頭やその配下の無数の親分たちが離合集散を繰り返していたのころです。城主には、上野甚太夫、片岡宗十郎の名が見えます。ここにも、本能寺の変の知らせは届いたのでしょう、一色か、細川か、はたまた光秀か秀吉か、同心すべきはいずれの大名か、一族の運命をかけた評議が行われた場所なのかもしれません。
上野甚太夫さん、西の空を見上げながら、つぶやいたのでしょう、、、
「明日は荒れるなぁ!」
乱世の夢の跡、碑が欲しいところです。