2012/05/29
世屋の春を楽しむ会でお世話になった庄司信洲先生(華道嵯峨御流教授/万葉生け花研究家)から、お便りをいただきました。
「嵯峨野では、石綱(定家葛)の花が咲き輝き、万葉のロマンを漂わせております。先だっての、イベントでは、諸々お世話になり、ありがとう存じます。小生も勉強になりました。世屋の良さをたくさんの人たちに知っていただくことになるとよいですね。お礼方々、、。」定家葛を写したフラワーフォトレターでした。
数々のご無礼と失礼を思い出し、恥ずかしくなりながら、激励いただいたことを励みにして歩みを新たにしたいと思いました。紹介させてもらいます。
さて、【咲き輝く!】うーむ、唸りました。せいぜい私の頭は、「咲き誇る」まで。早速使わせていただきます。世屋の里では、休憩所の石垣に植え付けた世屋ナデシコの実生苗が根付いて、咲き輝く日を待っています。世屋高原では、サクラウツギ(タニウツギが「わたし、いやなんだけどタニっていわれるの!」とつぶやくもんで、じゃ呼んでほしい名前あるのって尋ねると、こう言ったんです。サクラウツギ!と。園芸店で聞いたような気がするけど、と言っても、いいの、と。豪雪に耐え、地滑り地を修復してくれるけなげな木が他にありましょうか、聞かない訳にはいきません。)が咲き輝いています。
「花衣」をまとっていると形容した人もいるぐらい。新緑のブナ、紅葉のブナに負けない世屋の良さの一つです。ふるさとを壊した高度経済成長30年が、せめてお詫びにと作ってくれた一目千本の花景色、そりゃ見事です。ぜひ見にいらしてください。