『「淡紅うすべにの秋桜コスモスが秋の日の何気ない日溜まり揺れている。」四十年前の秋にヒットした山口百恵さんの「秋桜」である。なるほど一輪が風に揺れる姿は、はかなく物悲しい。』と天声人語(2017.9.24)
この文はさらに続きます、
「だが、千本、万本が咲きそろえば、コスモスはたちまち祝祭の花と化す。」と。
この日のコラムが取り上げていたのは、北海道遠軽町のコスモス園。
ここでは、敷地10㌶に一千万本、10000000本あるといいます。株一本は花をお米のように何十とつけますから、花の数は無限に、それはみごとなみものなんでしょう。
そういう見事さを支えているのは、おおい日には400人もの人たちが除草に汗をかくという町民の熱心さ、だと天声人語氏。
この文を読みながら、そうなんですよ、と頷きながら脳裏に浮かべたのは下の景色。
元棚田に咲くのはししうどと尾花ばかり。けれども400人なんて贅沢はいわん、40、いや20人、それだけかかれば、このあれた寂しい秋景色をコスモスの花祭り色に変えることもできるのだと。
思うだけで、わくわくぞくぞく!
どうです、一緒にやってくれませんかと誘いたくなります。
いやほんとに、まじめな話、どうですか、やりませんか!