宮津エコツアー · カキラン

カキラン

カキラン

IMG_7808

代表的な湿地植物です。

かきらん は牡蛎蘭でなく、柿蘭。
花の色が、(柿色)なのにちなんでいます。さて、この花の花びら、つまり花弁は側花弁と唇弁の二つを持つという「構造」になっています。とりわけ橙黄色の目立つのは側花弁です。
「青草のなかで花色が映えている。心弾む花色です。」というかたもいらっしゃいます。
urayama.sakura.ne.jp

IMG_7810
心弾む花色と喜ばれれば、この花も咲いた甲斐があったというものでしょう。

多年草です、何代でも、天皇家が何代も続いているように、生命力の強い植物です。
しかし、崖っぷち植物でもあります。
育つ環境が特殊で、かつ花姿が可憐で人気が高い、こんな条件で現代をどう生き抜けというのですか、、、!

IMG_7806
全国的に減少、京都府でも、この植物の未来へ向かって持続的な生存という見通しは大変厳しさを増しているという判断から、2015年、新たに、準絶滅危惧種 に加えられています。

IMG_7804
『かつては湿地に普通に見られた植物の一つであったが、「湿地の遷移、開発行為、園芸採集」等により、近年では消滅した自生地が多い。
いまや府内では稀少なものであることを周知することが必要である』と光田重幸先生。

このページのトップへ