宮津エコツアー · 丹後のフクジュソウは「ミチノクフクジュソウ」

丹後のフクジュソウは「ミチノクフクジュソウ」

「フクジュソウ」は、みんなフクジュソウなんやろうか!

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?!?

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そうですよね、全国に生育している固有種ではありますが、違った種類があるのです。

日本に自生するフクジュソウは、

エダウチフクジュソウ(Adonis ramosa)、
ミチノクフクジュソウ(Adonis multiflora)、
キタミフクジュソウ(Adonis amurensis)、
シコクフクジュソウ(Adonis shikokuensis)の4種。

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丹後に自生しているのは、そのうち、ミチノクフクジュソウと判断されています。

茎が中空で、萼が花弁の半分程度というところが特徴ということなので、そのあたりを観察してみてください。

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ゴボウのようなまっすぐで太い根を多数持っていて、日陰で湿り気のある安定した環境では毎年毎年花を付ける半端無い多年草なのです

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その長命さにあやかりたいと人は「福寿」と名をつけました。

なのに、

京都府カテゴリー 絶滅寸前種

近畿レッドデータブックカテゴリー 絶滅危惧種C

に挙げられているのは、フクジュソウも忸怩たる思いを持っているのでしょう。

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このフクジュソウ、野間と世屋の里山で見ることが出来ます。

ただし、訪問予定は晴れた日にたててくださいよ。

 

 

 

 

 

 

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