自動車道京丹後森本インター付近の水田に夏の雲。
山は丹後の宝です。
丹後縦貫林道経由で、若葉青葉の森を楽しみながら、「丹後海と星の見える丘公園」まで走ってみましょう。
成相線に入って、アクセルを踏み込みながら高度を上げていきますと、大江山から岩滝へ流れる野田川と与謝野町が見えてきます。なんだか、あんパンを二つに割ったような地形がおもしろいです。山裾右側に活断層山田断層が隠れているそうです。
鼓ヶ岳入り口付近で、標高500m。ここでテレビ塔方向に寄り道します。300m地道に入ります。
栗田半島から舞鶴、若狭、越前までの若狭湾が一望です!
目的の海星公園は、下の画面の、右側、海の側にあります。
元の林道に戻って、緩急様々なカーブとなだらかにアップダウンを繰り返しながらさらに進むと緑濃い森林域が待っています。
大トチも梢いっぱいに花をつけています。その△形に尖った花房一つ一つが仏様の形に見えてくると、手を合わせたくなるというのか、なんともありがたい気分です。
正面の山の山麓に開かれた縦貫林道を走ってここへきました。
無数の葉の一枚一枚が、花のあとの実を肥やすためにフル操業で光合成を行っている樹海ロードを抜けると世屋高原に入ります。
この辺りで成相線は終わり。海星公園へは、角突き山線には入らずに、上世屋の里へ。
お椀のような不思議な地形は、地滑りによるもの。あまのはしだてを作る砂もここがふるさとだと言います。
里と棚田と草原と山と鳥の声と花々を跳び渡るチョウ、
鉄や油、コンクリートとといった現代的な人工物と饒舌な宣伝看板のない世界が嬉しいです。
この里を下ること15分で、きょうとふりつたんごうみとほしのみえるおかこうえん。
遊ぶ と言う漢字の中には、子どもがいます!
遊ぶ という漢字は、「旅」という字とどことなく似ています!
丹後縦貫林道、森本インターから、成相線、上世屋経由丹後海と星の見える丘公園まで、心を「遊ばせる」ことのできる道ですよ、特筆すべきことは、この間信号0。ぜひご利用ください。
そんな林道旅のお弁当はこれ。
世屋高原最高部の平家落人伝承の伝わる木子の里のペンション『自給自足』の作品です、サンショウ、朴葉巻き、玄米と三種のおにぎりに高原に自生するありったけの山菜をつまり材料費ただ、それを味よく料理するのがプロの技、八種類。これで750円、信じますか、注文承ります!
さて、このコース順、逆も真なり、
海星公園から上世屋、成相線を走って京丹後市から、但馬こうのとり公園へ行くこともできます。
もちろん、車でないと通れないことはありません。
海星公園からきて、海星公園へかえるんですって!
東京オリンピックマラソンを目指す選手の合宿に最高ですよ。