この雲の染まり方、尋常ではありませんな!
日置の山に沈んだ夕日が、雲を、朱いオーロラのように染めたのです。
「西の国に、禍をもたらす物がなにやら入って悪さをしているのかもしれませぬの」
東の空も、怪しく染まっています。
大雨、出水、大風、地揺れ、天地の異変を伝えているのかもしれぬ。
用心に越したことはないぞ。
いかにも、、、、
東の方といえば、懸念されるのは若狭、越前の輩の動きじゃ、その備えはどうじゃな
、、、、、、、、、
中世、一色時代に丹後半島物流の要だった日置の衆の会話が聞こえそうな、夕焼けでした。
何事もなければよろしいなあ、