2021年11月3日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
五十河の畑の柿。
かって柿渋を作っていらっしゃた名残り木です。
ここでは、6月の実を仕込んだということです。
若柿の渋さは、他にたとえようのないひどいものです、柿渋用の柿は、さらに選ばれた渋さをもっていいますが、熟すると事情はまた別。完熟した実の甘さは極上と言っていいほど。そのあたりの事情を鳥もよく知っていて、透き通るほど完熟するまで手をだしません。
ちなみに、上世屋の柿渋柿はこんな形。
仕込みは九月。家中に漂う発酵臭は相当なものだったとは上世屋の語り草です。
右二つが柿渋柿。左は富有柿。