宮津エコツアー · 里山の夜の帝王、「シカの暗視力」

里山の夜の帝王、「シカの暗視力」

「シカは古代ギリシャ神話にも登場する興味深い存在です。例えば、「ケリュネイアの鹿」という巨大な雌鹿があります。この鹿は女神アルテミスの聖獣で、黄金の角と青銅の蹄を持っていたと言われています。アルテミスがリュカイオン山中で草を食べているのを見つけ、自ら捕まえた鹿で、ヘーラクレースの12の功業の一つとしても知られています1。また、日本の神話でも鹿は重要な役割を果たしており、国譲りの際の使者に鹿の神が登場していることもあります2」と、copilot先生。

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ウム、聖獣としてシカを崇める文化が、古代、洋の東西にあるということ、ただならぬ何かを感じます。

さて、そのシカはそういう生きものだとしても、現代では、里山の、夜の帝王。

油断があれば、ピンポイントで狙い食い、朝の畑でガックリ、です。

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上の写真のシカが現れたのは、深夜12時54分。
なぜ、シカが「夜の帝王」でいられるのか、copilot先生は、「シカの暗視力」について、

「夜行性の生物は、暗闇で見るために異なる技術を開発して適応しています。彼らの目のサイズ、形状、光受容体の化学構造が関与しています。これにより、低光条件でも高数の光子を捕捉し、脳内にイメージを作り出すことができます。」と、シカの目の仕組みについて、説明してくださいました。

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《シカの視力に関連する興味深い事実》

◇反射的な蛍光体:シカの目には、光が網膜に戻ることで再利用される反射的な蛍光体があります。これにより、暗闇での視覚感度が高まります。

◇多くの桿体細胞:桿体細胞は低光条件で活動する受容体であり、シカの網膜には多くの桿体細胞が存在します。これにより、暗闇での視覚情報を効率的に処理できます。
◇大きな網膜:シカの目は大きく、網膜の表面積も広いため、少ない光でも多くの受容体が刺激されます。これにより、暗闇での視力を向上させています。
◇広い瞳孔:シカの瞳孔は暗闇で広がり、より多くの光を取り込むことができます。

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、、、、、、
キツネも、現れましたした。

06290267キツネかいな

最後に、人間との比較。

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一方、人間は光受容体が少なく、低量の光を処理することができないため、暗闇で見ることが困難です1

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夜行性動物の視覚は優れている一方で、色覚は劣っていることもあります23

シカ対策に張り巡らすテープ、ピンクやグリーンがありますが、その色は、関係ないようですね。

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