『地球環境ユースサミットは、英語のディスカッション能力の向上習熟および知識の習得を目的とした「導入講座」と、提言に向けた議論を展開する「本講座」の2部構成で開催します。本講座の最後の2024年8月(予定)には、京都府宮津市にて開催するサミット(宿泊研修)にて、各班の議論結果を持ち寄り更なるブラッシュアップと発表を行います。』
、、、、というCONTENTS & SCHEDULEの地球環境ユースサミットin 京都 2024 の、宿泊研修が宮津で開催、その一行の皆さんが、八月九日、
「アスペン・泣いた赤鬼の森 マルヤ農林上世屋」に『実地研修プログラム』で、訪れてくださいました。
ここでは、ヤナギの部全国巨樹ランク五位のマルバヤナギを中心として、
京都府絶滅危惧種植物のサンショウモ・ヤナギスブタ、ミツガシワをはじめ、ナツエビネ、キタノメダカ、各種カエル、ヘビ、トンボなど、『世屋川源流湿原生態系交園』を整備を試みています。
地球の未来は、対話の先にある、その実地研修の場として、世屋川流域が選ばれ、お手伝いさせていただけたのは、貴重で光栄なことでした。
以下、そのガイドプランのメモ!
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流域は、人や暮らしを含めた絶滅危惧種たちの里山生態系環境博物館
~世屋川流域エコミュージアムサービス~
1 14;00 栗田から湾を横切って日置へ着岸
これから ある川に沿って、源流に向かっていこうとしています
川の名は世屋川。
流路延長は6.8キロメートル。
なんだ、小川じゃん!
68km、680kmのを川といううんじゃん!
桁が違う、
いえいえ、なかなかどうして、
流域面積、引き合いに出される甲子園球場、何個分
で、何個分 ?
約4百個分、16.2平方キロメートル
なかなかの充実ぶり
そして標高差約600m 60mでなく600m
流路延長、流域面積、標高差
実に不釣り合い。、、
この不釣り合い感を、体感して頂こうと思います。
2
で、充実の中味、
流域には、 下流中流上流 一帯をまとめて 動植物で貴重種対象が30種近く、
人や暮らしを含めた絶滅危惧種たちのミュージアム
エコロジー 環境、生態系 のは博物館 エコミュージアム
今回のタイトルテーマは、地球の未来は、対話の先にある
環境としての里山 歴史としての里山 里山にチャレンジする現代人
そういうところの絶滅危惧種と、対話しながら タイトルテーマに触れていただければと思っています
この、流域スケールの認識 実は これ、案外難しい
この壁を越えて活動したのが 高校生
在来たんぽぽ、サンショウモ など追いかけていった高校生
その歩みを結んでいきたい と思います。
3
さていきなり 注文しますよ なりきりです
クマになって、ピアニストになって とかの類いです
お題 三つ まず 水蒸気になってください
海があふれないのは、蒸発するからです。
水蒸気になった皆さんを載せる、このバスはいわば 風。
4
本能寺の変 信長を討った明智光秀 後の 細川ガラシャ
天国はまだ遠く 小説 瀬尾まいこさん この流域が舞台。
上世屋地区に 水蒸気は 上がってきました
里山のシンボル とういえば
棚田群 柿 社があって
寅さんがトトロがと言うのがい まもいきているのでしょうか
山田洋次監督が委員長で 日本の里100
学校がありました
55年前に この学校に 着任した青年がわたしです
5 14;20
標高 あげてきました 450m
気温はさがります
お題 二つ目 気温が下がると木が変わります
もう一つ 今 水蒸気 これはどうなりますか 水ですね
ぼちぼち 雲になってくださいな いいですか
上昇気流が暴走すると、積乱雲
続いて 森にシャワーのようにふりそそぐ夕立
6 14;30
雨の止んだ森へ 向かいます 源流水辺公園 マルバヤナギの巨樹広場
○ 湧水 池 溝 水と人間 1
目的 生態系食物連鎖ピラミッド 拡大
生きもの カエル トンボ ヘビ 鳥
繁殖場 お食事場・狩り場
※ ヘビがカエルを食べる 日常茶飯に目撃できる
稀少植物 保全 サンショウモ
※ 水田の跡 シードバンク
コナギは、芽が出たときはササに似た線形の葉のためササナギ、
コナギ 万葉植物 集
「苗代の 子水葱が花を 衣に摺り 馴るるまにまに 何(あぜ)か愛しけ 東歌
(青紫色の花を摺り付けて染めました。きれいな空色に染まるのでしょうか)」
このあと、フジ織り いきます。 その藤の衣を見に付けた 人が、この歌を詠んだのですよ。
7 14;45
○ 湧水 清水 水と人間 2
八月9日 長崎原爆
中国戦線の兵士からの手紙 山の田の清水が呑みたい
山の奥まで 供出 今でこそ 貴重 命名『非戦平和の泉』
思い 新しい戦前、しかいぜったい繰り返させないあの惨禍
この水が、どこへ行くか、マークしておいてくださいな
Q 水の増減 減っている
原因 雨が降らなくなった ×
山の変化 ○
植林 下草 表層水
巨樹化 蒸散作用 木が吸い上げる
府立大 調査
マルバヤナギの巨樹 湿地好き全国サイズ5位 ※ 樹齢 90 なかった
里山の奥山化 遷移 安定した森 ミネラル 腐葉土
問題は放棄植林
8 奥山 と 里山
植物 木も草も 実は、自己主張している
一見仲良く共存 みんな仲良く大きくなりましょうね
これ、間違い
人間で言えば 戦国乱世
合気道や空手のように向かい合っている
奥山 遷移 安定
家族 極相林
里山 遷移を止めている
多様な生物植物
9 里山林へ → 巨樹化している木々
奥山化している
サイクル 20年 エネルギー 炭薪
具体的には
15本×40戸×20年 さらに加えて出荷現金収入
アスペン農園 森 湿地 薪炭林 田んぼ 再利活用 チャレンジ
7割の国土を森、健全な森にしておく必要二つ
①気温の安定
②空気の健康清浄化
香り この香り ある木のもの
木の自衛手段 探して →フィトンチッド
10 高原の 水と人間 15;00
お茶 の接待 香りの正体 スイカ
A アスペン農園 森 湿地 薪炭林 田んぼ 再利活用 チャレンジ
教育課題 演習地としてまず炭焼き体験
水 になって 下さい ①
結果として価値 見分け 対応が進んだ 希少種 保護保全
ショウブ 香り ミツがシワ コウホネ
B 松尾田んぼ 村の状況の今昔比較
「地元」の方々で経営 → 岩滝 通勤経営 絶滅危惧種
C 上世屋の里 衣食住・農の絶滅危惧種 2
○ 展望 ※ 降ります ここを 道があります 山の田んぼに通ったのですよ
別ルート 背板 これも 絶滅危惧種
水 になって 下さい
○ 岡ノ前→のおだ棚田 ここの堰堤 水と人間 この水が暮らしにいかされた水田 その原型
○ 小川家とツバメ 農民の暮らし方と心の風景
すごさ
①天国はまだ遠く映画 ロケ 徳本 ローザ
②ツバメ記録 農事日記
③米作りを親譲りの天職と思い、比較せず、我が道を行く 絶滅危惧種
○ 衣食住の原風景 化繊以前木綿以前の衣服
フジ織り 16;00
+ 万葉古代衣食住 事例 背板 こなぎ 染め 食材
11 16;50
※水田とむらの状況、今昔比較
移住者に支えられている
① 楽園求めて 高齢者
③ 生き方課題意識を持って 若い層
上世屋タイプ
課題意識高い
ファイティングスピリッツ
ハイキャリア 紙 農 織
チャレンジ 道場に
青年協力隊 三年 残るという選択
12 17;10
世屋川 河口 水になって谷下り 表層水はここから海へ
さらに地下に潜る水がある
水利用の絶滅危惧種
○妙圓寺 井戸の利用
○浜の井戸 海の生態系と地下水
→ 海底にも 湧水 潜ればポコポコ ミネラルを運んで 海の生態系、魚介類
13 17;15
今日は、世屋川流域で、高校生が行っている地域との対話というフィールド演習、それを結ばせてもらいました。
自然や人の扉を叩く、という彼らのこういう小さな行為、
そして、気づき、問いかけが、地域自身が気づかなかった、忘れていた価値の再認識 こういうことを産んで、流域を、エコミュージアムにしてくれました。
若い皆さんの これからの活動に期待しています。今日はありがとうございました。
(↑ 日置漁港から漁船タクシーにて栗田マリンピアへ)
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※ちなみにこのサミットのCONCEPT
持続可能な開発目標(SDGs)の採択から8年が経過し、一つの区切りである2030年が近づきつつあります。2030年におけるSDGsの各ゴールの達成や2050年を見据えた持続可能な社会の形成を実現するためには、社会問題の構造を見抜き、解決策を議論・吟味し、実行に移していくことができる人材が求められています。そこで、英語のディスカッションをベースとした対話により、地球環境問題について真剣に考え議論し発信することを目的とした年間プログラム「地球環境ユースサミット in KYOTO」(Earth Youth Summit in KYOTO)を開講します。
本プログラムの狙いは、グローバル社会において、国籍等を超えて連携・活躍できる人材の育成とネットワーキングです。グローバル社会においては、英語でのコミュニケーション、ディスカッションスキルを身に付けることが必要ですが、それ以上に、自身が周囲と連携して成し遂げたいことを伝え、共感を得る力や、それを実現するためのスキルが重要です。
THEME
年間のプログラムを通じて、英語を積極的に使うことを推奨している他、アイデアを机上で留めることなく、実践に移すことを、各界の多様な先輩の支援を受けながら進めることを目指します。さらに、未来のリーダー候補が、まずは2025年の大阪・関西万博に向けて、多様な社会問題について考えを深め、発信する力を身に付ける場となることを期待しています。
キャッチフレーズ「Are You Sum?」は「Earth Youth Summit」の語呂合わせです。Sumには「和(harmony・peace)」という想いをこめました。
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Earth Youth Summit in KYOTO 地球環境ユースサミット in KYOTO
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