見た目は「雲」 この雲から降るものが液体になるか固体になるか、、、つまり、雨になるか雪になるか、その分かれ目は、当然ながら、温度です。
さて、 葵生川玲さん の『雪の思想』という詩。
その一節、「白い風景をわたしは何年生きたことだろう。その過酷で、美しい衣装を心に纏って。」
詩は、過酷で、美しい衣装 白い風景、、、 北の町の厳しい風景 わたしを造った風景、、、、などの言葉を紡いで、「この世界の苦痛にまみれた悲しみの全てを許すというように降り続いて、世界の風景を改めている。」と結びます
この詩を読むと、そのプロセスを確認しておかなければならない、となぜか思ったのは不思議なことです。
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大気の温度
地上からの温度や上空の温度が関与します。基本的には、次のような温度条件があります:
地上の気温が0度以下の場合、降水は雪として降ります。
地上の気温が0度以上の場合、降水は雨として降ります。
上空の気温が0度以下で、地上の気温が0度以上の場合、一旦雪として形成された降水が途中で溶けて雨になります。
融解層と再凍結層
融解層:大気中で0度以上の層を通過することで雪が溶けて雨になります。
再凍結層:地表近くに再び0度以下の層がある場合、溶けた雨が再び凍り、みぞれや霙(みぞれ)になります。
高度による影響
降水が地上に到達するまでの間に通過する大気層の温度が決定的な役割を果たします。降水は高高度で形成され、地表に近づくにつれて温度が上昇する場合、雪が溶けて雨となります。一方、地表に近づくにつれて温度が低下する場合、降水は雪のままであるか、途中でみぞれとして降ります。
簡単なまとめ:
温度条件 降水の形態
地上気温0度以下 雪
地上気温0度以上、上空気温0度以下 雨またはみぞれ
これで雨になるか雪になるかのメカニズムが少しは理解できたでしょうか?他にも気になる点があれば、ぜひ教えてください。
《質問と解説》わたしの地域では、京都府北部ですが、山雪、里雪と言います、山の標高による温度差をいうのでしょうが、山雪、里雪を解説ください
山雪と里雪の違いについて説明しますね。京都府北部のような地域では、山間部と平地(里)では気候や降水のパターンが異なるため、山雪と里雪という用語が使われます。
山雪
山雪(やまゆき)とは、山間部で主に降る雪を指します。山の標高が高いため、気温が低くなり、降水が雪として降りやすくなります。山雪は以下のような特徴があります:
積雪量が多い:山地は気温が低いため、雪が積もりやすい。
雪質が乾燥している:気温が低いほど、雪がサラサラとした乾いた雪になります。
長期間の積雪:寒冷な気候が続くため、積もった雪が溶けずに長期間残ります。
里雪
里雪(さとゆき)とは、平地や低地で主に降る雪を指します。里は標高が低く、気温が比較的高いため、山雪とは異なる特徴を持ちます:
積雪量が少ない:気温が山間部よりも高いため、雪が積もりにくい。
雪質が湿っている:気温が比較的高いため、雪が湿っていることが多い。
短期間の積雪:雪が積もっても気温が上がりやすいため、すぐに溶けることが多い。
まとめ
種類 位置 気温 積雪量 雪質 積雪の持続期間
山雪 山間部 低い 多い 乾燥 長期間
里雪 平地 高い 少ない 湿っている 短期間
山雪と里雪の特徴を理解することで、地域の気候や自然の特性をより深く理解することができますね。
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積雪量が多い:山地は気温が低いため、雪が積もりやすい。
雪質が乾燥している:気温が低いほど、雪がサラサラとした乾いた雪になります。
長期間の積雪:寒冷な気候が続くため、積もった雪が溶けずに長期間残ります。
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『カミセヤの雪の思想』
177cm
京都府積雪情報21日am10 in カミセヤ
「白い風景をカミセヤは何年生きたことだろう。その過酷で、美しい衣装を心に纏って。」
この衣装を脱げるか、この衣装を脱いだカミセヤは、別物カミセヤ
この衣装は脱げません 、
だって、ですね、「ダントツ京都府トップ」ですよ。