宮津エコツアー · 天のとがはの樋口~三重谷・瓜破の水~

天のとがはの樋口~三重谷・瓜破の水~

米がない、、しかし、、あるところには あったのです
続いて、起こったのが、水がないない。。  こちらは、ほんと、

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まったく日照り渇水で雨が降りません

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丹後では、7月 平年なら180㍉は降るところが今夏は25㍉ 程度。

が、あるところには あるのです、、、

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ジャアジャアぼこぼこザアザアジャブジャブ

雨乞い小町ゆかりの三重の谷です

ちなみに 小野小町さん、彼女が名を挙げたのが雨乞いの歌と舞い
旱天の折一首の和歌を詠じて雨を祈つた処、忽ち雨の降り出でたと云ふ故事

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「日の照りけるに雨乞の和歌詠むべきせむじありて
♪千早ふる神もみまさば立さわぎ天のとがはの樋口あけ給へ」

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まさしく 千早ふる神の開けたる 「天のとがはの樋口」とは、ここのこと、
その名は 瓜破の水、、、

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※瓜破の意味 高野山の開祖である弘法大師(空海)がこの地を訪れた際、お供えされた瓜を自らの杖で割って、人々に振る舞ったという伝説。 もう一つは、この地に天から瓜が落ちてきて自然に破れたことから、神聖な土地として「瓜破」と呼ばれるようになったという伝説。

♪こっこっこ こまちさん 水が ほしいか そらやるぞ みんなで 仲良く汲みの来い♪

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では、日照り渇水の夏なのに、なぜ、ここに出るのか、、、

「森はまるでスポンジのように雨水を蓄え、ゆっくりと地中に浸透させることで、川や地下水を潤します。 この役割を担うのが、森の土壌とその上に積もる落ち葉や枯れ枝です。 これらは雨の衝撃を和らげ、土壌を守る大切な役割を果たします。 土壌に積もった腐葉土が1センチに溜まるには100年もかかると言われており、時間をかけて豊かな土壌が作られます。」こういうタイプの湧き出しかたなら、水量は少なくなっているはず!

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その謎、地学から迫れるようなのです、、、。その秘密とは、、、2つ、まず、山が大陸基盤の花崗岩であること、さらにその山の形成は山田断層という活断層由来であること、この断層形成の過程で、基盤の花崗岩には、亀裂が無数に入ってっているはず!水はその割れ目に染みこんでいるのでしょう、こういうタイプの場合、染みこんだ水は20年かけて、染みだすのだそうです。いわば、山全体が水瓶だとしたら、、、「弘法様は、その秘密を知っていて、、そういう清水を、瓜破水と名付けられたのではないかと、推察しましたが、、?

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