宮津エコツアー · 段戸ボロギク対策は地域ぐるみで!

段戸ボロギク対策は地域ぐるみで!

ボロ、漢字では「襤褸」、NGに近いことばです。なぜ、段戸菊・段戸ギクではなく、段戸ボロギクなのか!?その秘密は、これ。

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このものは、夏、勢いよく伸びます、しかし、一年草、枯れるのです。しかも熱帯起源。

名称について、紅葉して、枯れ際を彩る智恵も持たない、、、

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言い出しはだれかは存知あげませんが、それを襤褸を纏っている◆◆みたい、その道の経緯のある方なので、お弟子さんたちも、そうだな、、これが公認名となったのだろうと、推察します。 Tam’s素人植物図鑑 1998、さん、ここを、「花後の頭花が白色球状になることをぼろに見立て、、、云々、、」は熱い図鑑でファンなのですが、、合点がいきません。

命名はそういう事情。生まれは、アフリカ、北アメリカ経由、日本着と言います。

「昭和8年(1933年)に愛知県の段戸山(現在の鷹ノ巣山)で初めて採集された」というように、新しい外来種。

20250921_132822シカと二人三脚ボロギクや

新しいだけに、「なにい、これは!!1???」という状況をもたらしています。

 

段戸ボロギクの綿毛が大量に飛ぶ時期、この頃巣を張るのが、ジョロウグモ、

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ジョロウグモの架けた巣にボロギクの綿毛が大量にかかるのです。、、、

丹後弁で言えば、

「おいおい、おかしいことになっとるわなあ みんなみてみいや、、こんなことはじめてみるわやあー」

そんなことで、その意味について、AIcopilot対話を試みました。

、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、

◆ジョロウグモの架けた巣にボロギクの綿毛が大量にかかるのが気になっています。

おお、鋭い観察だね!

段戸ボロギク(ダンドボロギク)は、秋になると白くてふわふわした綿毛を大量に飛ばすんだよね。花期は8〜10月頃で、その後に果実が熟して綿毛が風に乗って飛び始めるんだって[1][2]。まるで銀色の霧みたいに群落の周辺が輝いて見えることもあるらしいよ。

そしてその時期、ちょうどジョロウグモが巣を張る季節でもあるんだ。ジョロウグモは秋に活発に巣を作るから、タイミングがぴったり重なるんだよね。だから、ボロギクの綿毛がジョロウグモの巣にたくさん引っかかるのは自然のいたずらみたいなもの。巣が白く飾られて、まるで季節の装飾みたいに見えることもあるよ。

こういう偶然の重なりって、自然の中ではよくあるけど、見つけるとちょっと嬉しくなるよね。他にも気になる植物や虫の組み合わせ、見つけたことある?

◆これって、ジョロウグモにとって、大迷惑ではありませんか
うん、ジョロウグモにとっては確かにちょっとした「迷惑」かもしれないね

ジョロウグモの巣はとても大きくて、直径1メートルにもなることがあるんだけど、その分、風に乗って飛んでくる段戸ボロギクの綿毛がたくさん引っかかるんだ。巣の糸は粘着力があるから、綿毛がくっつくと獲物の振動がわかりにくくなったり、糸が重くなって巣の構造に負担がかかることもあるんだよね[1][2]。

それでも、ジョロウグモは器用に巣を修復する力も持ってるし、綿毛がかかっても完全に機能を失うわけじゃないみたい。自然の中では、こういう「ちょっと困るけど何とかなる」っていう状況がよくあるんだよね。まるで田舎の暮らしみたいに、うまく折り合いをつけて生きてる感じ。

それにしても、綿毛が舞う巣って、見た目はちょっと幻想的じゃない? まるで秋の風景に溶け込んだアート作品みたい。他にも季節の変化で面白い自然の現象、見つけたことある?

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◆「ちょっと困るけど何とかなる」、、かな。蜘蛛の網が虫に見えやすくなり、また、かかっても逃げやすくなる、そういうことがあると、ジョロウグモの繁殖に、障害となる、外来種による生態系破壊ととらえるべきではないではないかと思いますが!
おっしゃる通り、これはただの「ちょっと困る」では済まないかもしれないね。実は、段戸ボロギクは北米原産の外来種で、日本では帰化植物として広く分布しているんだ[1][2][3]。特に、伐採地や災害跡地など、土が露出した場所に急速に広がるパイオニア植物として知られていて、在来種の生育地を奪う可能性もあるんだよ[3]。

ジョロウグモの巣に綿毛がかかることで、

巣が目立ちやすくなり、獲物が避ける可能性がある

粘着力が落ちて、虫が逃げやすくなる

巣の修復にエネルギーを使うことで、繁殖活動に影響が出る可能性がある

こうした点を考えると、段戸ボロギクの大量発生がジョロウグモの生態に悪影響を及ぼす可能性は十分あるよね。しかも、ジョロウグモは秋に繁殖期を迎えるから、そのタイミングで巣の機能が落ちるのは、まさに繁殖の障害になりかねない。

だからこそ、段戸ボロギクのような外来種がもたらす影響は、もっと注目されてもいいと思う。自然のバランスって、ほんの少しの変化でも大きく揺らぐことがあるからね。

他にも、外来種が在来の昆虫や植物に影響を与えてる例、気になってるものある?

◆自然のバランスって、ほんの少しの変化でも大きく揺らぐことがある、、、その顕著な事例を紹介くださいな
よしきた、自然のバランスがほんの少しの変化で大きく揺らいだ事例、いくつか紹介するね

顕著な外来種による生態系への影響事例
グリーンアノール(小笠原諸島)  この小型トカゲは昆虫を主食としていて、小笠原固有の昆虫を大量に捕食。結果として、固有種の絶滅危機を招いてしまったんだって。小笠原は独自の進化を遂げた生物が多いから、影響は深刻なんだ[1]。

マングース(沖縄・奄美)  ハブ対策として導入されたけど、実際には希少な在来種の鳥や小動物を捕食してしまい、逆に生態系を乱す結果に。人間の「善意の導入」が裏目に出た典型例だね[1]。

ブラックバス(全国の淡水域)  釣りのために導入されたけど、在来の魚や水生昆虫を捕食してしまい、淡水生態系の構造を変えてしまった。特に小さな池や湖では、在来種がほぼ姿を消すこともあるんだ[3]。

セイヨウオオマルハナバチ(ヨーロッパ原産)  農業用に導入されたけど、ニホンミツバチとの競合や交雑の可能性があり、遺伝子汚染や在来種の減少が懸念されているよ[3]。

ヒアリ(南米原産)  最近では港湾などで発見されていて、人間の健康に直接的な被害を与える可能性がある危険な外来種。刺されると強い痛みや炎症を引き起こすんだって[3]。

こうして見ると、ほんの一種の導入が、地域の生態系や人間の生活にまで影響を及ぼすことがあるんだよね。自然って繊細で、まるで蜘蛛の巣みたいに、一本の糸が切れると全体が揺れるようなもの。

他にも気になる外来種や、地元で見かけた「ちょっと変だな」って思う生き物、いたりする?️

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◆うっむ、、ジョロウグモの繁殖が妨げられた、としたら、どんな影響を環境に与える、と考えられますか
うん、ジョロウグモの繁殖が妨げられると、環境への影響は意外と深刻かもしれないよ️

ジョロウグモは中型から大型の昆虫を捕食する重要な捕食者で、特に秋の里山ではその存在感が大きいんだ。もしその数が減少すると、以下のような影響が考えられるよ:

️ ジョロウグモ減少による生態系への影響
昆虫の個体数が増加する可能性  ジョロウグモが捕食していた昆虫(ガ、ハエ、カメムシなど)が増えることで、農作物への被害が拡大する可能性もあるんだ。

他の捕食者への影響  ジョロウグモは鳥類や小型哺乳類の餌にもなることがあるから、食物連鎖の上位にも影響が出るかもしれない。

生態系のバランスが崩れる  昆虫の増加は植物の受粉や葉の食害にもつながり、植物群落の構成が変化することもある。つまり、ジョロウグモの減少は間接的に植物にも影響を与える可能性があるんだよ[1]。

他種のクモとの競合関係が変化  ジョロウグモが減ることで、ナガコガネグモやアシナガグモなど、他の網を張るクモが増える可能性もあるけど、それが生態系にとって良いかどうかは不明。網の構造や粘着力が違うから、捕獲する獲物の種類も変わってくるんだ[2]。

自然って、ひとつの種が減るだけで、まるで風に揺れる稲穂のように、周囲がざわざわと変わっていくんだよね。だからこそ、ジョロウグモのような身近な存在の変化にも、ちゃんと目を向けることが大事なんだ。

他にも、身近な虫や植物で「最近見かけなくなったな…」って感じるもの、ある?それって、もしかしたら環境の変化のサインかもしれないよ。

◆うっっむ、、段戸ボロギク対策として有効な実践、それがあれば紹介ください

なるほど、段戸ボロギクの対策については、いくつか実践的な方法があるみたいだよ

有効な段戸ボロギク対策

  1. 除草剤の使用  最も効果的とされているのは、適切な除草剤の散布。特に群落が広がる前の初期段階での処理が有効とされているよ。ただし、他の植物への影響もあるから、使用には注意が必要だね[1]。
  2. 手作業による除去  小規模な場所では、根ごと引き抜くことで再生を防ぐことができる。ただし、種子が飛びやすい植物なので、花が咲く前に除去するのが理想的
  3. 群落の早期発見と対応  段戸ボロギクはパイオニア植物として、裸地や災害跡地に急速に広がる性質があるから、そうした場所を定期的に観察して、早期に対処することが重要なんだ[2]。
  4. 地域ぐるみの管理活動  公園や里山などでは、地域のボランティアや行政と連携して定期的な除草活動を行うことで、広がりを抑えることができるよ。

この植物は一見地味だけど、放っておくと在来種や昆虫に影響を与える可能性があるから、地道な対策が大切なんだよね。

もし近所で見かけたことがあるなら、どんな場所に生えてたか覚えてる?それによって、対策の方法も変わってくるかも。

◆アメリカ経由植物です、アメリカでの対策で、事例はありますか

 いい視点だね!段戸ボロギク(Erechtites hieraciifolius)は北米原産で、英名では「fireweed」や「American burnweed」と呼ばれているよ[1][2]。アメリカでは、特に山火事の跡地などで急速に繁殖するパイオニア植物として知られていて、在来植物の回復を妨げることもあるんだ。

ただ、現時点で確認できる限りでは、アメリカでの段戸ボロギクに対する特定の駆除事例や管理プログラムは明確には記録されていないようなんだ[1][2][3]。それは、アメリカではこの植物が「厄介な雑草」として扱われることはあっても、生態系破壊の主犯格としては認識されていないからかもしれないね。

とはいえ、アメリカでも以下のような一般的な雑草管理は行われているよ:

  • 火災跡地での植生管理:段戸ボロギクが広がる前に、在来種の植え付けを優先する。
  • 定期的な草刈りや除草剤の使用:特に都市部や公園では、繁殖を抑えるための管理が行われる。

つまり、アメリカでは「自然の一部」として受け入れられている面もあるけど、日本のように生態系への影響が懸念される地域では、もっと積極的な対策が必要かもしれないね。

もし、日本での段戸ボロギクの広がり方や、地域ごとの対応策に興味があれば、もう少し掘り下げてみようか?

地域ごとの対応策、、興味あります!

よし、地域ごとの段戸ボロギク対策、いくつか興味深い事例が見つかったよ

地域別の段戸ボロギク対策事例(日本)

1. 千葉県野田市

  • 市内全域に分布していて、特に山林伐採後に突然発生することがあるらしい。
  • 対策としては、早期発見と駆除活動が行われていて、在来種の生活場所を守るために市民向けの啓発資料も作られているよ[3]。
  • シカが食べない植物なので、シカの食害で植生が乱れた場所に特に増える傾向があるんだって。

2. 愛知県段戸山(原産地)

  • 段戸ボロギクの名前の由来となった場所で、1933年に初めて記録された地域。
  • 現在では全国に広がっているけど、段戸山周辺では特に群落形成が顕著で、林業関係者が注意を払っているみたい[1]。

3. 三河地方(愛知県)

  • 山地や市街地の荒地に生育しやすく、撮影記録や植物観察サイトでも頻繁に報告されている。
  • 地元の植物観察者による定期的な記録と情報共有が、分布の把握と対策に役立っているよ[2]。

これらの事例からわかるのは、段戸ボロギクは裸地や荒地に素早く侵入する性質があるから、地域ごとの土地利用や動物の影響(例:シカ)によって、対策の方法も変わってくるってこと。

もし地元で見かけたことがあるなら、どんな場所だった? その環境によって、どんな対策が有効か一緒に考えてみようか

◆ありがとう、参考になりました。

どういたしまして!そう言ってもらえると、この田舎狐、しっぽがふわっと嬉しくなっちゃうよ

自然の話って、知れば知るほど奥深くて、ちょっとした草や虫にも物語があるんだよね。また何か気になる植物や生き物がいたら、いつでも教えてね。次はどんな森の謎を一緒に探ろうか?

◆生態系への影響が懸念される地域では、もっと積極的な対策が必要、、わたしのエリアは、環境省の自然共生サイトの認定されています、影響が懸念される、まさにそれに直面しています

それはまさに、自然共生サイトの理念と直結する課題だね。段戸ボロギクのような外来種による生態系への影響は、自然共生サイトの保全活動の中でも重要なテーマとして扱われているよ

️ 自然共生サイトでの外来種対策の方向性

環境省の資料によると、自然共生サイトでは以下のような外来種対策が推奨されているんだ:

  • 外来種の早期発見と迅速な除去  特に繁殖力の強い植物に対しては、花が咲く前の除去が効果的とされているよ。
  • 地域住民や団体との連携による定期的な管理活動  ボランティアや地元の学校、企業と協力して、継続的なモニタリングと除草活動を行うことで、広がりを抑えることができる。
  • 在来種の植栽による競合抑制  段戸ボロギクのようなパイオニア植物が入り込む隙間を減らすために、在来種を積極的に植えることで、外来種の定着を防ぐ工夫もされているよ。
  • 外来種対策を含む「増進活動実施計画」の認定制度  企業や自治体が外来種防除を含む保全活動を計画し、環境省の認定を受けることで、法的な支援や手続きの簡素化が可能になるんだって[1][2][3]。

もしあなたの地域が自然共生サイトに認定されているなら、こうした制度や支援を活用して、段戸ボロギクへの対策を地域ぐるみで進めるチャンスがあるかもしれないね。

もっと具体的な支援制度や、申請の流れについても知りたい?それとも、地域でできる実践的な活動のアイデアを一緒に考えてみようか

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◆地域でできる実践的な活動のアイデア  これをください

それなら、地域でできる実践的な活動、いくつかアイデアを紹介するね!

️ 自然共生サイトで実践できる外来種対策アイデア

1. 市民参加型の除草イベント

  • 地元の学校や団体と連携して、季節ごとの除草活動を開催。
  • 段戸ボロギクの開花前に実施することで、種子の拡散を防止できるよ。

2. 在来種の植栽プロジェクト

  • 段戸ボロギクが入り込みやすい裸地に、在来種の草花や低木を植えることで、外来種の定着を防ぐ。
  • 地元の植物に親しむ機会にもなるし、景観も良くなるね。

3. モニタリングと記録活動

  • 地域の自然観察グループや学校と協力して、外来種の分布や季節変化を記録
  • 環境省の「自然共生サイト」制度では、こうした活動が保全計画の一部として評価されるんだって[1][3]。

4. 啓発活動と情報共有

  • 段戸ボロギクの特徴や影響をまとめたパンフレットや掲示物を作成して、地域の人に広める。
  • SNSや地域の掲示板を活用して、発見情報を共有するのも効果的!

5. 地域の「自然共生マップ」づくり

  • 外来種の分布、在来種の保全エリア、活動履歴などを地図にまとめて可視化
  • これがあると、次の対策の計画が立てやすくなるし、行政との連携にも役立つよ。

こうした活動は、環境省の「増進活動実施計画」にも組み込めるし、地域の自然を守る力をみんなで育てることにつながるんだ。

もし、あなたの地域で既に何か取り組みが始まっているなら、それに合わせたアイデアも考えられるよ。どんな場所で活動してるのか、教えてくれたらもっと具体的に提案できるかも

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◆ありがとうございます!

こちらこそ、ありがとう! あなたのように自然に目を向けて、行動しようとする人がいるだけで、森も虫もきっと喜んでるよ。段戸ボロギクの綿毛が舞う季節も、ちょっと違った目で見られるようになるかもね。

また何か気になることがあったら、いつでも声かけてね。次はどんな自然の謎を一緒に追いかけようか

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