2012/07/13
スズサイコ が世屋の棚田の土手に、咲いています。
ただし一本だけ。この観察は、 要ガイド!草に紛れて発見は容易ではないです。
湿地には クサレダマが咲いています。群生しています。
クサレダマの好む貧栄養で酸性の土壌が形成されたせいでしょうか。こちらは木子への道から見ることができます。 いずれも、世屋の里のレッドデータ植物です。
世屋の里は、優れた景観が評価され、日本の里100選。しかし、生物多様性に関して、里山イニシアチブを掲げる日本のなかで、その充実は、100選に甘んじていることはないでしょう。人が現代の衣食住を持続可能の面から、安心安全の面から見直したときに、それを喜んだのが、これらの生き物です。世屋の里の棚田「景観」の中で息づいている生き物たちの喜びよう、輝きようは、日本の里のなでも、トップレベル!(ではないでしょうか)。
光田重幸先生、「畦や側溝を含めると日本の水田に記録されたいきものは、5668種。これらが、なぜ日本の水田から消えていくのか、その実態を知ってもらうこと、そういう棲息環境保全の意味を伝えることはエコツーリングの課題」。
読売新聞の記者、藤井さんが、その視点で、八日の観察会を中心にして豊かな生き物の豊かに息づく様子を記事化すべく、取材してくださいました。
合歓木の巫女もにっこり。近日掲載予定。要注目、読売新聞。