2012/08/21
田んぼの中から、憂いをふくんだ力のないホオズキをならすような鳴き声!ヤマカガシに捕まったカエルの出す声です。
カエルを助けてやれば「カエルの恩返し」。宝くじに当たるかもしれない。
一方、ヤマカガシからいえば運良く捕らえた獲物。ヤマカガシの祟り、車にあたるかもしれない、
というわけで、感情の入る余地のない自然の日常を、そっと記録させてもらいました。
ちなみに、ヤマカガシは写真のようにカエルを飲むときは、後ろから飲み込むことが多いということです。強力なバネの後ろ足を押さえ込めば勝ちということを知っているのです。また、「かがし」というのは、蛇を意味する古語。里山でよく見られる代表的な蛇という意味です。