2012/08/21
花筒がつぶれたような避けたようなはな、ウバユリ。
花が満開になる頃には葉が枯れてくる事が多いという花と葉の関係から、ウバという言葉が連想されたといいます。
おもしろいのはそこから。
ウバには「乳母」「姆」と「姥」の意味の異なる漢字があるのです。「姥」は単に年老いたという意味に対して乳母や姆は、育てるという意味が強いです。
意味が違うと解釈や想像もまた異なってきます。葉と歯をかけたという単純な理解から子供を育て上げた母の姿という理解まで、その幅広さに対応する柔軟さが頭の体操になるのでしょう。
休憩所に上がる野菊の坂で見られます。