2012/08/23
晩夏の夕暮れ。
夕日は、入道雲の峰を最後に照らして沈みます。
積乱雲は、底のところですでに2000m、峰の高さは10,000mに達し、幅も数十キロに及ぶものがあるといいます。
まさにアルプスの出現。
そのアルプスの日暮れを彩るのが、黄(約580nm)、橙(約610nm)、赤(約700nm)など、波長の長い光線。空の色は、光が大気層を通過する距離により変わります。その距離を変えるのは光線の入射角。浅くなると、つまり日が沈んだり昇る頃には、その距離が長くなります。青い光は吸収されてしまうのです。
夕日に染まるのは数分。
ウオッチしないわけにはいきません。