宮津エコツアー · odani

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神話では天と地を結ぶ神様の梯子が倒れてできた天橋立。

その神話とは別に、天橋立が海面上に現れたのは約2千年前。

氷期の終了と温暖化の始まりで、海水面がどんどん内陸へ進み、約6千年前には、江尻から文珠まで連続した水面下の沿岸州となった。(京都府)

冬になると丹後半島側からの北風と共に砂が運ばれ、大天橋の南端に堆積する。天橋立が伸びてきたような現象がみられる。

 

大天橋の南端から約35m 宮津側に伸びている

 

ハマナスの花期は6月から8月頃、果実はこの時期ほとんど残っていない。

ところが、一瞬目を疑った光景があった。突然変異か新種か。

 

実態は! 牧野富太郎博士が花の可憐さから「早乙女カズラ」と呼ばれたヘクソカズラの実でした。

写真はすべて同じ日の天橋立運河の中ほどのものです。

智恵の文殊菩薩のお膝元 智恩寺境内は植生の宝庫でもある。

スダジイの実は栗や柿と共に、子供のころの大切なおやつ。シイのそばにあって食べることができるシャシャンボ(小小ん坊)の実も色づき始めた。

いまの子どもたちは果たして食べるのだろうか熟すと黒紫色で白粉を帯びる

 

シイの葉に夏の名残

今年は豊作。祈るように見守り続けていた実。12個も残り、リンゴのように熟れはじめました。

秋は児童たちの遠足、大人は宮津湾周遊観光、ニッケル鉱石船は燃料炭の運搬。

それぞれの秋が足早にやってきました。

元気に手を振る子どもたち

大人もさわやかニッケル鉱石船本船の合間の燃料炭運搬

廻旋橋の近く天橋立運河沿いに、秋の野菊の代表のような存在の群落。

エコツアーと観光ガイドが合同でお客様を案内しました。

服装はエコツアーガイドスタイル、名札は今回から自然木の輪切り。観光ガイドはスーツスタイル。

滋賀県からのお客様97名。「健脚コース」と「ゆったりコース」に分け、それぞれを3班、計6班に分けてガイド。エコガイドは四つの班を担当。交通事情による到着遅れから、班によってはかなり厳しい時間設定となりましたが、そこは皆さんのガイド力でカバー。珍問答は天橋立はどうしてできましたか。①イザナギの神様が真名井原のイザナミの神様の元に通われるための梯子が、倒れてできた。②大手建設会社大林組が造った。③自然の力でできた。皆さんはどれだと思われますか。②の珍答は過日の生徒たちの「ふるさと学」でのもの、とはエコガイドの一人からの丸秘情報。

お客様は女性歩こう会のメンバー。天橋立観光ははほとんどの方が経験済み。それでも白砂青松の天橋立の美しさと森林浴への好感度・パワースッポットとしての評価は間違いなくアップ。来年の海水浴への期待感も高まりました。

 

写真はパワースポット最初橋立神社の鳥居

「天橋立はイザナギ・イザナミ二神の仲立ちをしたところ、良縁を求めて善男善女が訪れる。鳥居上の石は良縁を祈願してのもの。先ず、一礼をしてお参りしましょう。

樹齢約650年の舟越の松。国宝雪舟筆「天橋立図」が描かれた時より、更に150年先輩。お伊勢さんのふるさと真名井神社の鳥居真名井神社の社殿が造られる以前の太古の祭場、磐座(いわくら)に参拝。この後、お客様は伊根の舟屋めぐりへ。

天橋立水戸口は今日も遠来のクロダイ釣りさん達。

目視しながら好物のエサ、カニを近付けることもある。

今日のエサは地産地消でなく他所で買ってきたもの。釣れない理由は、大きすぎ! 色・形! 育ち! 時間帯! 潮目! それとも私のせい? いずれにしてもお相手の好みでないらしい。

簡単に願いが叶わないところが醍醐味、何度でも足を運びたくなる。「男女の仲」とは、高槻市から来た太公望さん。

 

大物狙いで準備した大き目のエサ

何度でも通いたくなる

地元地区公民館活動の一環、子どもたちが地引網を体験しました。

場所は濃松お手植え松の近く。網を引き寄せる間に、大きな魚が次々と網を飛び越えて逃げていく、子どもたちは気が気でない。保護者のお母さん曰く「魚も学習効果で賢くなっている!」

子どもたちは網の持ち方を教えてもらいながら大物が逃げた後 どれだけ獲れているかな?中には触るとトゲで刺される怖い魚 アイゴ(ハラクチ又はバリコ)も

タコ、イカ、アジ、サヨリ、カワハギ、クロダイ・・・・めぼしい獲物は子どもたちに均等配分残りも子どもたちに。順番を決めてつかみ取り。

美しいきもの姿。日本人のこころを彷彿とさせてくれました。

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