宮津エコツアー · トピックス

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お花見会をします!

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◇日時 4月2日 ◇時間 午前11時~◇内容 桜の下で野点お茶会 というお触れが回ってきました!

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真名井神社隣橋立ユースが会場と聞いて納得。素敵なしだれ桜があるのです。

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ユース設立を記念して植樹されたと言うことですからかなりの古木です。協力は「和生活はおり」さん。

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桜も驚く着物美人の撮影会もあると言うことです!

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これは何でもいかなくちゃ(^.^)

これはなんだ!!   フキノトウに耳がついてるぞ!

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フキノトウの花を包んでいるもの、萼なんでしょうか、花茎につく葉っぱなのでしょうか、それはともかく、そのさきが奇妙なのです。見ればいわゆるフキの葉のようなものができているのです。

フキはフキノトウの花の部分と葉柄や葉の部分とは同じ地下茎でつながってはいても別々に出ます。

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別々なはずなのにフキノトウの花を包む萼が葉柄化して葉をつけているのです。

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突然変異の1つといやあいえるんでしょうけれど、あらためて、こんなことってあるのでしょうか?

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さて、こういう変わったことがあると、何かの前兆とよくいいましたけれど、凶でないことを願います、、、、、、、(^.^)

日置の信号横でなにやら作業中!

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何を作ってられるんです?無人販売にしては奥行きがないようだけど!とたずねると、掲示板だとおっしゃいました。

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完成です。※さらに瓦がのります。

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この掲示板、日置地区にある物なのに「ふるさとけいじばん」の左に日置、右に世屋と。これが素敵です。日置と世屋はもともと別の村、小学校も別校区でしたけれど今は保育所も、小学校も1つの校区。世屋を源流にする畑川、世屋川の二本の川も日置から海に出ます。日置の元気老人の皆さんは、ジャガイモは世屋高原で作るのにかぎると放棄田を再活用してがんばっておられます。そしてそれらは橋立ワイナリーなどへも出荷。

世屋のエコツーリズムも2013年はブナ林から里をへて河口、海そしてまた山という視野で組み立ててきました。

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世屋と日置が 1つの文化圏、生活圏、観光圏としてまとまっていけばおもしろいことになっていきそうです。

エコツアー関連予定も掲示させてもらえればいいですけど、、ね。

丹後にもサクラが咲き始めました。

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(↑ 3/20 大宮町)

桜前線の桜はソメイヨシノ、その到着で春!というようなことになっていますが、そうではありません。丹後には丹後に自生している野生種のサクラがあってそれが春を告げるのです。それがこれ、マメザクラ。
さて、「さくら」と誰がいつ頃どのあたりでどういう根拠を持って言い始めたかについてはわんさかと研究が進み、ほぼでそろっていると言うことです。それがまとめあるのがこちら、『「草木名のはなし」

http://www.ctb.ne.jp/~imeirou/和泉晃一』古文書の文章まできちんとしょうかいしてあり説得力があります。その諸説を時系列的に言えばさくら=さ+くらという民俗学からの主張が古いのではないかと思います。いわく「サ」とは農耕の神、穀物の霊、稲そのもの。「クラ」はその「依り付くところ」。ちなみに稲の霊を意味するというこの「さ」。さ行の音は同行の「さしすせそ」の音に変化しやすいとのことです。つまり、「さ」は「せ」になった可能性があると言うことです。なにがいいたいかというと「せや」姫は「さや」姫であった可能性があると言うことです(^.^)

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、、、、、せやひめさまほんとのところはどうなんですか、もうぼちぼちほんとのことをおしえてくださってもいいのではないでしょうか(^.^)!、、、、
お姫様でいえば「コノハナノサクヤビメ(木花之開耶姫)」の「さくや」をとったという説もあります。これは時間的にはあとのことになるのではないでしょうか。このかたも、農業神のお一人。この神様は「 富士の頂から、花の種をまいて花を咲かせ」られたと言うことです。このサクラこそ富士山近辺やその山麓、箱根近辺等に自生している野生種「マメザクラ」なのでしょう。
丹後のマメザクラはその地方変種とされ、キンキマメザクラと呼ばれます。

世屋の里で春を宣言する係が二人います。

1人はフクジュソウ!

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上世屋では春のヒガンバナともいいます。

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積雪標準柱ももう抜いてもいいよとたっています。

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日向ぼっこしながら柔らかい春風を楽しむような娘さん二人。

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来る春への構想をねっていらっしゃるところなのでしょうか!

「春の田の 命指さす 影法師」  世屋野蕪村

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ほれほれ、春の命を見にいきませんか、、、むりやり気味に案内して、ちょっとお願いなんですが、あの黒い塊を指さしていただけませんかとまたまたむりやり気味にやってもらいました。つまり「やらせ」写真です(^.^)

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あれ、ヤマアカガエルっていうカエルさんの卵なんですよ!

二人めの春宣言係です。

なんだ?ジャムセッションって!

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古いものにはよくわからないカタカナ言葉だらけ(`ヘ´)

そこで、、、、、直接的にはバンドの中で楽器や歌を使っての自由な掛け合いおしゃべり、「新しいフレーズを探したり、しっくりくるアレンジを見つけたりする※ウィキペディア」音楽的な作業をいうそうです。そこから派生して社会学的に知らぬ同士ではあるが持っていらっしゃるパワーを引き出してさまざまな角度からの見方経験考え方情報を出し合い、まとめて新しいパワーに高めていくことを目的にした集まりと使われるといいます。

なるほど! ちなみに「学」と「學」。旧漢字字体の「學」には「メ」が二つありますね、それって、実はさまざまな角度からの見方経験考え方情報を「クロス」つまり「✛」交じり合いぶつかり合いさせるという意味を持っているんです。今の漢字は「学」になっていますけれど。

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つまり「學」しよう(^.^)そういうことで老若男女、職種も多様、遠くは滋賀高島からも皆さん集まっていらっしゃいます。

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しかし、やみくもにへたに、「✛」しても、成果は産まれませんルールやしきり役が必要です。つまりコーディネートする仕事が不可欠なのですが、そこを丹後文化会館のアートコーディネータの丸山さんがつとめてくださって、楽しくかつ生産的な実感のある充実した時間を過ごすことができました。

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なんのためのジャムセッションかですって、、!

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今丹後は、宮津も与謝野町も伊根も京丹後も「新しいフレーズを探したり、しっくりくるアレンジを見つけたりする」必要がありませんか、最近の行政が行う講演会の講師はみな人口問題論者です、五十年後には人口ゼロになると試算されている宮津の状況はどこも同じ。「人口減少率92%」の里に五〇年かけて世屋の里がなったようなことが「平地」でおきようとしているとそういうところから話をされます。

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ふりかぶった言い方をすると、社会崩壊の地滑り現象、それは食い止められるのか!

子どもをうもうよ、そだてようよ、みんながいるからだいじょうぶ!

ジャムセッションはそんなテーマにつながっていると思えば理解できます。

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参加しての感想です。

「一つの思い、願い,アイデアについてさまざまな角度からの見方経験考え方情報を出し合い、新しいフレーズを探したり、しっくりくるアレンジを見つけたりするように可能性をさぐり、希望を共有して、人と人とがつながり賑やかになること!、妙案,即効性のある対策があるわけがない、社会崩壊の地滑り現象対策、それには、一に人、二に人、三に人、、、地道に人を育て、点を面にする作業を続けることが基本なんですね」

さて、このジャムセッションでひときわオレンジが目だった「ここたん」。16日上世屋でも企画が二つ。

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一つは人は雑穀ミュウジアム。

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何を食べて生きてきたのか、食の原点と未来を問うものです。

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世屋の古民家が丸ごと蘇りました。

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上世屋の歴史に残る歴史的な日でした(^.^)。

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もう一つは「木を織る女・藤織り写真展」。

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1980年代上世屋に産業として残っていた藤織りを記録したNHKのカメラマンの方が写された写真の展示です。

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いずれも世屋の里ならではの公開です。

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関心も高く、訪問客ひきもきらずのにぎわいでした。

オレンジの旗から春の光り、世屋の里の雪解けがすすみます。

「農林業を通じた里地里山の利用が減少している中で、「人の働きかけ」を回復させるための方法のひとつとして、里地里山に生息・生育する野生生物に着目し、特定の生きものをシンボルとする農林水産物等のブランド化、観光(エコツーリズム)、環境教育プログラムなど、各地域における社会経済活動と関連づけることは効果的です。」と環境省 自然環境局 のHP「里なび」。ここに全国の「野生生物の利活用による地域づくり」の事例がアップされています。例えば、コウノトリ、トキ、オオムラサキ ゲンゴロウ ホタル メダカ アマモ等。 ※http://www.satonavi.go.jp/wildlife/  で検索できます。東京農業大学農山村支援センターの出川真也先生たちが集約されていると言うことです。
そこに、世屋ナデシコの保全活動も連れにしていただいております。

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(2)-2)③観光利用を企図した保全とネットワークづくり
(京都府宮津市エコツーリズム協議会)
ナデシコを里山再生のシンボルテーマにして里地里山の保全整備を進めると共に、地域PRやエコツアーに活用する。

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a.取組の背景と経緯
京都府宮津市世屋高原の棚田では、かつては夏になると畦一面にナデシコの花が咲くのがみられた。しかし、近年は過疎化に伴う休耕田の増加や人の手入れが十分に行き届かないため里山が荒廃し、雑草等に飲み込まれるなどしてその数を減らしており、道端にわずかにみられるのみとなってしまっている。

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この地域で自然観察会を開いている宮津市エコツーリズム推進協議会では、2011 年サッカーワールドカップ女子の活躍に着想を得て、「足元の名付け親を救おう」との思いからナデシコの保全活動に取組始めた。

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b.活用の方法
■地域PRや里山再生のシンボル活用
保護増殖活動をホームページで紹介し地域や里山再生のシンボルとして発信。希望者には採れた種子を送付している。

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■ツーリズムへの活用
駅待合室での種子の配布やホームページ等での発信活動を通じてPRしツーリズムへの活用を図っている
c.保全活動や野生生物への効果
群生地の周りの草刈りが進み、周辺の農家の理解と協力が進みつつある。また種子の採取による保護増殖も確実に進められており、配布活動を通じた全国の保護団体との連携による保全活動の拡大が期待されている。

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万葉の時代から今日まで、文芸や絵画に取り上げられ里山文化としては重要な花です。

子規さんは大のナデシコファン

◇撫子や 吾に昔の 心あり

◇喘ぎ喘ぎ撫し子の上に倒れけり

◇撫し子やものなつかしき昔ぶり

◇児も居らず愛子の村の野撫子

◇蝶一つ撫子の花を去り得ざる

◇撫子の花にあはれや蛇の衣

保全といっても、背丈の低い草ですので、一に草刈り二に草刈り、草刈りに尽きる訳です。冬は、雪の下。半端じゃないのです。下は、上の写真と同じ場所。

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そうして咲いたのを見るとうれしいもんです。

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この楽しさ、お分けしますよ、

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共有していただけませんか(^.^)

もう咲いていいかなぁとフクジュソウ。もうさいていいよと青い空!

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(↑ 真ん中右下付近に顔出すつぼみ)

3月3日は春神様の現れ日のようです。黄色みを増すミツマタの花房。

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この日を桃の節句としたのも頷けます。
さて「和生活・はおり」さんから案内いただいていたおひな様展、拝見させていただいてきました。

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目の保養になりますよ。粋をこらした豪華なつくりもさることながら、春がきたぁとワクワクしてくる明るい色目には心に溜まった冬の暗さ重さつらさも吹っ飛ばされます。

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小さな本物とのしっとりした出会いを見逃さないのがエコツーリズム。一見の価値おおありのおひな祭りです(^.^)

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♪ 着物をきかえて 帯しめて   今日はわたしも はれ姿
春のやよいの このよき日   なによりうれしい ひな祭り♪

♪♪♪

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また、雛人形にまつわるお供え物のうんちくに耳を傾けると、、、
「桃の花」  厄除けとなる
「お白酒」 体から邪気を祓う為
「草もち」    よもぎの香気が邪気を祓う
「ひし餅」 人の心臓をかたどり子供の健康を祈る親の気持ちの現れ

「蛤〔はまぐり〕」自分のかたわれでなければ絶対に合わないことから、女性の貞節を教えた。
【ひし餅や雛あられの色】
雪の大地(白)・木々の芽吹き(青)・生命(桃)を表しており、この3色のお菓子を食すことで自然のエネルギーを授かり、健やかに成長できる。
※雛祭り日本文化いろは事典iroha-japan.net > Home
エコの考え方でしっかりまとめられていることに感動します。

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連絡先は、

それにしても、「自然のエネルギーを授かる」というのは本物の自然の中でこそ授かるのです、世屋の里にもぜひ上がってきてくださいね。

2月20日にアップした世屋の光りブナをみていただいた方からお便り(コメント)。

光りブナの謎、丹後の山と言えば、「鬼伝説」。その鬼に絡めて解きました、と

。以下、紹介させてもらいます、合いはわたしが入れたもの。

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◇◇◇
むかーしむかし世の中がたいへんに乱れたことがありました
、、、ウンウン
その頃の人たちは、乱暴だったり、イジワルだったり、手前が得することしか考えなかったりと、まるで、きれいな心や優しい心を持ち合わせていないかのようでした。
、、、、ウンウン
しかしそれは、人々が,きれいな心や優しい心を、はじめからもっていなかったのではなかったのです。、、、、、ウム
実は、悪い鬼が、人々のきれいな心や優しい心を、「これは値打ちのあるものだ」とおもって、盗っていってしまったものでした。(だれでも、自分がもっていないものほど欲しくなるものですからね。)、、、、ウンウン
悪い鬼は、盗ってきたきれいな心や優しい心を、半分に分けて、その片方を宝箱に入れてねぐらに置き、なくさないように盗まれないように見張りました。
、、、、、、、、ウンウン
そして、もう片方を、ブナの木の隙間に、大事にこっそりと隠したのです。(財産は分けて保管しないとね。)

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・・・・・・・・ウム
悪い鬼はその後、退治され、鬼がねぐらに溜め込んでいたたくさんのたからものやさらわれてきた人たちは、人間の世界に戻ることができました。
、、、、、、、ウンウン
きれいな心や優しい心は、人間の世に戻ってきたのです。
、、、、、ウンウン
乱れた世の中は、たくさんのよいおこないによって、住みやすく居心地のよい場所に変わりました。
、、、、ウンウン
でも、まだ何かが足りません。そうです、鬼がねぐらに置いていたきれいな心や優しい心は全部ではなく半分だけだったのです。
、、、、ウムウム
もう半分は、いったいどこにあるのでしょうか?
、、、、ウム!
もしも、誰かが持ち出していなければ、鬼がこっそり隠したきれいな心や優しい心のもう半分は、今もまだ、どこかのブナの木の隙間に眠り続けていることでしょう。
、、、、、、、、ウンウン
そのブナの木はどこにあるのでしょうか?
、、、、、、、、ウン!
もしも、そのブナの木を見つけたなら、人の世が遠い昔になくしてしまった「もう半分の宝物」が、私たちのところへかえってくるかもしれませんね。
、、、、、ふーんそうだったのかぁー!
いちがぶらり、にがぶらり、さんがさがってしがぶらり(^.^)
◇◇◇◇

光りブナの秘密は、鬼が隠した宝物、と解いてくださいました。。
「世屋の里新作童話!第一回大江ふさ賞」をあげようとおもいます。
光りブナの側には、新旧の観音様もいらっしゃいます>

せっかくですので、謎解き写真を一枚。

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でも、もしかしたら、ほんとうにこのブナに鬼の隠した「人のきれいなやさしい心」が眠っているのかも。

これ、お奨め!

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カイツブリから始まって、トンビにアカショウビンに、、、182種の鳥の鳴き声と映像を集録したDVD、

「ジュウイチ」ってほんとにジュウイチジュウイチってないているんですよ、、、家の中が2時間30分にわたって野鳥園(^.^)

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アウトドアのお店に寄った折見つけました。

あの鳴き声はこの鳥だったの、あの鳥こんな鳴き方するの!子どもさんやお孫さんの情操教育に最高。

あるいはネイチャー系のお店のBGMでもいいかも。

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(↑ お店の了解を得て撮影掲載させていただいています。もちろん宮津エコアーを名のって(^.^))

発売元・シンフォレスト 税込み¥3990

夏緑樹林の広がる野鳥の宝庫、世屋高原はいよいよ春、

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(↑ 3/1 世屋の里 のうだたんぼから高山ブナ林方面)

本物を聴きにきてくださいね、案内しますから。

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