快晴のもと、籠神社の春祭り。
さて、お食事を司る神様、豊宇気毘売神こと豊受明神を祀る籠神社は藤の花の冠をかざします。
ところで世界遺産富士山は活火山です。この二つを結ぶものがあります。と謎かけをされるのが、謎解き詠花鳥和歌 藤と雲雀(ひばり)-12 籠神社と藤 – ブログ 古代から …blog.goo.ne.jp/…/e/76405fd2d4a858dec27e46ea9041ac13 -さん。
確かに、藤と富士,フジですね。もう少しいいましょう、穀物はそのままでは食べられないわけで、食物に変えなければなりません!古代の富士山は火の山でした。共通するものが見えるじゃないですか、火。火が問題だとおっしゃるのです。
籠神社のご先祖は、朝鮮半島からやって見えました。そこに着目されたのです。古代朝鮮語に「フジ」とという発音する言葉はあったのか、合ったのです。朴炳植(パク ピョング シク)の『日本原記』(1987年・㈱情報センター出版局)に。
そして、そこを引用して紹介されています。
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まず、「藤」という漢字をなぜ「フジ」と訓むかを考えてみよう。「藤」の韓音は「TEUNG」、日本では「TОU」であるから、どうみても「フジ」という訓にはつながらない。「訓」とは、周知のとおりその漢字の意味を表わすものであるが、この「藤」という字は蔦のように繁殖する
木の一種の名であるにもかかわらず、「フジ」という訓を見ただけでは、その意味がまったく伝達されていない。それもそのはず、「藤」を「フジ」と訓したのは、われわれの先人のすばらしいウイットの所産だからである。
もうすこし詳しく説明すると、「藤」の韓音は「TEUNG」であるが、これは「灯」の音と同じである。「灯」は韓国語で「BUL=火」という。ところが「BUL」という音は日本語においては「BU→HU=フ」と変化する(例:負・歩・不・富など)。また韓国の終止音「L」は日本語の「ツ・チ」に変わる場合が多い(例:八=PAL=はち、蜂=BeL=はち、罰=BeL=ばつ)。清音である「チ」は濁音である「ジ」と同じ音である(例:木々=キギ・日々=ヒビ・様々=サマザマ)。言い換えると、われわれの先人は「藤」という漢字の音が「灯」の音と同じ であることから、「灯」の訓と同じ意味の「BUL→フジ」と読んだことを知り得るのである。富士山を「フジ」と称するのも、この山が万葉時代はまだ活火山であったから「BUL→フジ」山、すなわち「火の山」と呼ばれたからなのである。
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火→フジ=富士=藤!
さらに、「あそ」も火にかかわりがある語だと教えてくださるかたも。火山や温泉に由来する言葉だと。実際,ここの阿蘇海でも海の底に温泉の湧き出す処も見えたと。
そうかぁ、、、祭りを見るのが楽しくなりました。
さて、その「藤」、
世屋のヤマフジには、優れた聴力があるのでしょう、遙か山の向こうからの太鼓の音を楽しむかのように満開を迎えていますよ。
◇ 祭りの音 聞けるや世屋の ヤマフジは 世屋野蕪村