宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会

世屋・高山ガイド部会の活動ブログ

2012/11/21

例によってうらにし雲。日本海にできて北西の風に押されて半島を越えてきた雲の端っこ部分。

(↑ 一宮船着き場 20日午後3時)

加悦谷から福知山へ押しだそうとしているところです。加悦谷あたりではは天気雨が降っているのでしょう。
「おもしろい!」と写真を撮る人。

なんでも、笠松公園からは虹が栗田半島の先にみえたそうです。(そうでしょうそうでしょう!)

埋め尽くされないで持ちこたえている空、がんばれ!
バーベルを持ち上げているような山。がんばれ!

「少しだけ希望を残して日本の空。」

2012/11/20

「ここよみ」秋冬版ができています。

土産物屋さん、ガソリンスタンド、橋立ワイナリー、ソバやさん、ニシガキマンション事務所、コンビニ、喫茶店、パン屋さん、ホテルロビーなどに置かしてもらってきました。人が集まるところは快く置いてくださいます。

なにしろ8000部あるということです。お客さんへの有力な情報チャンネルとして生かし切りたいものです。
エコでもなんでもツーリズムは「つながりずむ」です。橋立YH、エコツー事務局にあります。

その「ここよみ」を受け取りに橋立YHにいったときです
鉢に出ているかわいい芽をみせてくださいました!  5㍉ぐらいのやさしい双葉です。


「これナデシコじゃないですか!」
薬草観察会に参加していただいた時にお土産代わりにお渡しした「世屋ナデシコ」が芽を出していたのです。小さな種も、世屋のつながり親善大使として大きな役目をしっかり果たしてくれています。


京都や福知山へもらわれていったナデシコもこのように芽を出しているのでしょう。

 

京大阪江戸、、、商業大都市の暮らしに要した大量のシバと炭を供給したのは近郊の山間部は言うに及ばず、四国は高知の山間の村にも及んでいたと資料や絵図を示しながら話してくださったのは、キノコ観察会での佐久間先生。

丹後半島山間部の高地里山集落の案内をしていると、消えた村跡をまえに、どうしてこんな不便なところに村が拓かれたのかと問う人も多くなっていますが、山に住み着く必然性は、確かにあったのです。

しかし木子にも世屋にも、往時をしのぶ記録資料がほとんど残っていません、大火にあったからです。それが隣村、野間には残されていて、しかもカレンダーに生かされているのを見ました。


昭和10年代の味土野、昭和32年の吉野など、いずれもたたずまいの整った大村であることを今に伝えてくれています。歴史文化の解説を付けて、野間公民館文化教養部の皆さんの手によって作られています。

世屋村とは婿入り嫁入りの血縁関係でつながった野間村の貴重な記録です。
ガラシャ夫人が隠棲された味土野高原は高山山頂から見える金剛童子山中腹にあります。

ここで村の古写真を示すことができれば、どのようなところですごされたか具体的にしのぶことができます。

お問い合わせは野間基幹集落センター(℡0772-66-0002)まで。一部500円、ただし2012年は残り一ヶ月。そのつもりでお求めください(^.^)。

あれ、あなたは!

降雨のためコース変更、上世屋へ下りた分水嶺紅葉トレッキングに参加された方でした。

「はい、五十河から越えてきました」


新観音の先、駒倉道分岐のあたりでのこと。

エー、一人で!
「もらった地図が役にたちました」
はーあー!
「紅葉がとっても素敵でした」

おそらくこんな道を歩いてこられたのでしょう

いやそれにしても越えられるために山はある!

「日置へ下ります!」

風のように駆け下って行かれました。

 

17日、里山ネットワークせやの「里山のキノコ観察とお話」に参加させてもらいました。

講師は、大阪市立自然史博物館学芸員の佐久間大輔先生。
こんな時期にきのこなんかあるのだろうか、と半信半疑ではあったのですが、あるはあるはフサタケ アカチシオタケ シジミタケ モジタケ ロクショウタケ クヌギタケ ヒラタケ、、

(↑ あいにくの雨にも関わらず熱心に説明してくださる佐久間先生)
「この丸いつぶのようなもの、これキノコです、シジミタケ、こっちにも別のキノコいますよ、このみどりいろの、これロクショウタケ、キノコというのは植物の花のようなもの、根を張って茎が育つように、菌糸を張って田をよせつけない状態を作っている、こちらにはキクラゲ、、、、キノコの毒というのは基本的には虫対策ですよ、。人にとって毒と薬は紙一重、、食菌が有毒キノコになることもある、キノコ観察にいい時期は、梅雨明けと秋の長雨があけた頃、、、」

一本の枯れ枝を手にそこに生育しているキノコの名前や生態や可食、不可食の別などわかりやすい説明に引き込まれました。

(↑ 午後はプロジェクターを用いてキノコと人のつきあいについてのお話)
私たちが世屋の里で試み中のエコツーリズムはエリアが山であっても、絶えず海への意識を忘れてはいけないとおもっています。海と山を結ぶのは、最終分解者の菌類ですから。キノコのややこしさにはさじを投げ気味であったのですが、粘り強く関心を持とうつとあらためて思いました。

 

2012/11/19

柿が赤くなれば医者が青くなる、でしたっけ!
違うよ、イチョウが黄色くなる、だよ(^.^)

この二本のイチョウ、あれれ!

同じ場所に立つのに?

このイチョウの不思議、駒倉からの水と木子からの水が合流する野間・霰のお寺で見られます。

(川にダイコンを洗いにおりるお百姓)

急がないといけませんよ、イチョウは一日で散りますから、

イチョウ見物のついでに、どうですか、

野間亭のソバ!

(↑ 伊東アナウンサーは大宮町ゆかりの方)

生ワサビが、一本ついているのがうれしい!

2012/11/19

背後上方に太陽を背負うと、斜めに差す光線は地面に影を作ります。虹はその光線にたいして40度の角度で前方に、水滴のスクリーンがある時にできます。


虹が架かるそんな条件が世屋の里にできるのは、年に一度、11月の中旬。午後三時頃。そのことを知っていたら、今だけ・ここだけ・そして「あなた」だけの虹を見ることができますよ。

ただし、雨雲が北西の風に押されて半島を越えて来る気象条件になったとき。

そんな条件が整う可能性は高くなくても、虹を待つ贅沢な時間を持つのもいいではありませんか。
虹をみるツアー、おつきあいしますよ、

2012/11/18

夕照の阿蘇海、

冬至も間近、左に寄っています。

夕陽の松並木のサイクリング。

その帰り道、一宮船着き場の付近で、呼び止める声に足を止めると花盥。


世屋の里が息づいている!


千歯扱きと樽も巧みに生きている。


中を拝見すると、お店は縮緬を生かした手作り民芸小物の店。

(↑ こたつとウサギ ※許可を得て撮影しています)

素材はみんな里山の生き物と暮らし。石臼と割れた蛸壺と花、木製の電気の傘も置き台に。籠神社周辺の町並み整備に伴い取り壊された旧旅館などで使われていたものなどを生かしているとのこと。

役目を終えたものに新しい命を吹き込んで再生する、これは持続可能な社会を探るエコの考え方です。
おじいちゃんとお婆ちゃんがお茶を飲みながら孫とおしゃべりしているような雰囲気でおとぎ話の時間の流れる心がぬくもるお店です。

碧い海

海の里

海の里を走るバス

青い空

山の里

山の里を走るバス

いずれもにほんの里100選の海と山の里。これ以上日本の景色を変えてほしくないと山田洋次監督。

 

2012/11/17

黄色と金色は同じもの、黄色に光りがあたると金色になるということです。ブナのモミジも同じ、光りを透かしたブナモミジは金色になります。


小判のような黄金ブナ、今年も!と期待して見守っていました。しかし、ピークになる時期の天候がいまいち、黄金ブナにうまく遭遇できないまま褐色化がすすみ散り始めるじゃないですか。ダメか今年はと半ばあきらめていたところ、、、、

出会わせてもらえました。

16日、場所は成相林道。

これで、冬を迎える気持ちになります、がんばろう、また来年の黄金ブナにあえるようにと。

 

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