宮津エコツアー · 世屋・高山ガイド部会

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NDクッキングスクールさんの特別企画「丹後里山エコウオーキングッ・内山ブナ林どまんなか直登コース」におつきあい!

曇り空で雲の中の 気持ち良いブナ林を満喫です(^_^)v

ガスの中のブナ林南谷の登り

高山山頂702m 丹後の最高峰です !(^^)!

高山山頂702m

さっそくお昼! 対馬シェフ特別製のサンドイッチはすごい(*^_^*)

対馬シェフ特製サンド

山頂でヨガ♥ 木のポーズ(^_^)v

山頂でヨガ 木のポーズ

美女連におだてられれば木にも登る(*^_^*)

おだてられれば木にも登る

おもしろい木めぐり(^_^) 木人出現★

木人出現

おもしろい木

どこから 顔出すかな(*^_^*)  楽しい一日でした!

どこから顔出すかな IMG_6124

 

 

紫陽花や 己が気儘の 絞り染  一茶

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「さて、あちこちでアジサイがきれいにさいています。一茶記念館はやせあじさいです。」

さて、この文章は一茶記念館ホームページの引用まま。一茶さんの記念館ではカエルだけでなくアジサイまでやせています!

その「やせあじさい」、上世屋学校跡花壇でも。

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「!!まあそうなぶったげるないなぁ!(金さんの声)」

どうどうと 山雨がなぶる 山紫陽花,     長谷川かな女.

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この「やせあじさい」、そうとうつっぱりもの、

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霧深いヤマが好きなんです。

ちなみにこの{やせあじさい}は苗を「さんとよ」さんで求めたもの。去年のことです。

多雪寒冷なところにあうのか、成長力があるのか、ここを気に入って咲いてくれています、

 

そのものじゃないですか

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そうです
「大きな樹木や岩に、茎から気根を出して、からみつくことから、」いわがらみ、どうだ!
その命名にもんくの付け所はありません。

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ひょっとしたら、この岩と岩に絡むツルの様子を見た人が「岩絡み」という名を広めたと思うほど。
なので、この岩「岩がらみ岩」

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林道成相線畑谷から浅谷別れ付近で、山を守っています。

丹後の山里の花祭り、六月の主役はヤマアジサイ

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遠慮がちでひめやかでありながら清楚で凛とした花姿

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緑濃い木漏れ日の道ばたに藍の花に紅萼種などが混じる花叢を見つければ、気分は睡蓮池のほとりにたたずむモネがそうではなかったかとおもうほど。

さて、六月十五日案内の第二回里山ウオーキングッ!五十河小町公園から内山経由ブナ林直登り高山ツアーのお迎え花は、このヤマアジサイ。

IMG_9613あげは

内山までの沿道にはたくさん迎えてくれるはず。これは自然環境保全に関わった愛好家の方たち手で植栽されたものでその数、数千本と聞いています。
心が喜ぶ・体が喜ぶ、そして里山の命が喜ぶ 身近なところで充実した時間を過ごせる、そんなツアーがエコツアー。

お申し込みは、電話090-3162-4499 ほむすび川内までどうぞ。

黒い蝶を死んだ人の魂だと考えたところが昔はあった!

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死後の世界に居場所を見つけることができない死んだ人が、黒い蝶となり、生前暮していた場所へ帰ってくるのだ。

「いらんちゃぁあ そんな怖い話は! 」

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あるところでは、黒い蝶は愛する人に別れを告げに来た死者だと信じられている。

「そんなふうには見えんけど、、、」

どれもネットで拡散しやすいホラーネタですけれど、暑い夏の夜話にちょうどよかったということですか。

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さて、蝶の一番の天敵は鳥、この青光りする黒い蝶、見てくれといわんばかりの色をしていながら、動きは敏捷で、素人の手で捕まえるのは至難と思えるほど。 その裏付けがあってこの自然界を生き抜いているのでしょう。

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ところで、このチョウ、カラスアゲハということでいいんでしょうか。

 

ヤマボウシの花びら(総包片)といえば白!それが相場です。

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「ピンク色のヤマボウシが、せやにはあると聞いたんですか、ほんとですか?」と尋ねられました。

ピンときました!

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旬の過ぎた総包片の中には、赤い染みのようなものが広がることがあります。

しかし、みんながみんなそうなるわけではないのです。紅花化、それが目立つ木は確かにあります。

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それをごらんになった方が、品種としてピンク色のヤマボウシが、せやにはあると思われたのでしょう。

そしてどうしてそうなるのか、紅葉の仕組みとよく似た現象、すなわち、

「光合成で葉の中に作られていた糖分が枝の方に運ばれず、葉の中に留まってしまう。葉の中では、自然と糖分の濃度が上がりそこに日光が当たると、葉の中にある葉緑素「クロロフィル」が分解され糖分と一緒になって化学反応が起こり「アントシアニン」という赤色の色素に変化する。この「アントシアニン」がだんだん増えてくると、葉の表面が赤くなる。これが、赤く紅葉する葉の簡単な原理。」

こんなことが「総包片」の細胞液の中でおきているのかもしれませんね、

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やはりせやの紅花ヤマボウシは幻!そうご案内しておいたことなんです。

が、わたしピンクのやまぼうし、、、そう歌っている木があるようにはおもいたいのですね。

IMG_9671ピンクのやまぼうし

ところで、夕照の林でみたヤマボーシ

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一瞬、夕日も木々もみんなでやまぼうしを引き立ててあげようとしているかのように思いましたよ。

 

 

 

雨の日はつまんないねとはいわしませんで!

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晴れの日と比べてみると、、、。

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ムキムキのすっぴんの日との差はあきらか!

丹後もまもなく梅雨入り。

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丹後縦貫林道成相線には、雨や霧の日にこそ開く命の扉があります。

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いらっしゃいませんか、

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しっとりと潤った贅沢な時間を楽しませてくれますよ。

 

日本は、木の国です。

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(↑ 小町公園 アベマキ 胸高周径 428cm)

なのに、木のことを、森のことをどれだけもしりません。

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(浅谷源流のホオの木 地上1メートルで530cm、そこから二岐。太い方が270cm )

鉄と油とコンクリートの時代に育ったからです。

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(林道 浅谷上付近のブナ 318cm)

もっと、というより、あらためて森や木からいろんなことを教えてもらわなくては、と思います。

そのために、まず、木の大きさ調べと巨樹調査!

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(林道畑の上付近 いぬしで  )

この調査の結果で、三メートル越えのものは、環境省・生物多様性センターに報告、巨樹巨木リストに順次登録されています。

またこのリストは公開されていて、「環境省巨樹リスト 調べる」で検索できます。

ちなみにこのイヌシデについては、イヌシデの部登録38件中20番め前後に相当する全国区ものです。

 

あじさいが咲いて里はまもなく梅雨入り。

DSCF1927あじさい

さて、梅雨の役者のなかでカエルとホタルこのお二方をはずす訳にはいきません。

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このお二方に触れて、「なぜホタルの光は同時に点滅するのか?」というタイトルで 2010/09/14に(サイエンスライター/サイエンスコミュニケーター)の内田麻理香さんが下記の文章をアップされています。

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「ホタルは同時に光を点滅させる」という話を聞いたことありませんか?

でもどうして、たくさんのホタルが足並みそろえて、光を点滅させることができるのでしょう?

実は、ホタルが同時に光る現象は「非線形数学」という分野につながっていて、それは最先端の研究分野なのです。「数学」だからと身構えることはありません。それらの事象一つひとつはとても身近です。その入り口だけでも、一緒に探ってみることにしましょう。

いっせいにシンクロ(同期)して光るホタルには、きっと指揮者の役割をするホタルがいるのではないだろうかと想像しますよね。でも、もしそのような指示を出しているホタルがいたとしても、ほかのホタルはその合図を見て応じるわけですから、少しずつ光る時間がずれるはずです。だから同時に点滅することはできす、せいぜいスポーツの応援席で見られる「ウエーブ」にしかならないでしょう。

では、いったい何が起きているのでしょうか? ホタルは、どうやら初めは勝手にばらばらな周期で明滅しているようです。でも、周囲とコミュニケーションしつつ明滅の周期を変えていくうちに、突然、すべてのホタルの明滅の周期が一緒になります。この現象を予測したのが非線形数学で、コンピューターで計算され実証されています……と言われても、まだ狐につままれたようですね。「非線形数学」は数学の中でも特に難解な分野です。そして、このホタルの点滅に関しても、コンピューターを使ってようやく証明できるくらい困難なのです。でも、非線形微分方程式なる道具を使うと、ホタルの不思議な生態を描くことができるというのですから面白いですね。

さて、ホタルのように「周期を持ってある運動をするもの」は「振動子」と言います。また、集団となって互いに影響を及ぼし合う振動子は「結合振動子」と呼ばれます。このような結合振動子が起こす現象を、シンクロ現象、または引き込み現象や自己組織化と言います。

シンクロ現象は、ホタルだけでなく、結合振動子の多くに見られる現象です。例えば、心臓の鼓動はペースメーカー細胞という細胞がつかさどっています。この細胞はたった一つではなく、多くの細胞がリズムをそろえて、心臓を周期的に動かしているのです。これらがシンクロせず、ばらばらに動いていたら、私たちの心臓は、まともに動かなくなってしまうことは容易に想像がつくでしょう。

ほかにも、脳のニューロンの現象、レーザーが発振する仕組みや、惑星が軌道を回る現象も、ホタルのシンクロ現象と同じ説明が可能だという非線形数学者もいます。

生物、物理、天体……。挙げられている例を一つひとつ見ていくと、「全部が全部その方程式で解明できるの?」という考えがよぎります。しかし、一見関係なさそうな分野を、多少のカスタマイズで共通に記述できてしまうのが数式の力なのです。

さて、ホタルの光で連想するのが、同じく夏の風物詩であるカエルの合唱です。いっせいに鳴き始めて、いっせいに鳴くのを止めるカエルたち。これもひょっとしたら、ホタルと同様にシンクロ現象に関係している?

しかし、カエルはそれぞれの個体のコミュニケーションがもっと複雑なので、ホタルのように簡単には説明できないようです。でも、既にカエルの発声行動をシンクロ現象として数学で説明しようとしたり、情報処理の分野で応用する研究は行われています。

ホタルの光とカエルの合唱。シンクロ現象で少なからずつながりがあると思うと、科学ってロマンチックではありませんか。

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ホタルのように「周期を持ってある運動をするもの」は「振動子」と言います。また、集団となって互いに影響を及ぼし合う振動子は「結合振動子」と呼ばれます。このような結合振動子が起こす現象を、シンクロ現象、または引き込み現象や自己組織化と言います。

ほほう、、、!

霧に沈む上世屋のうだ田圃。

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ここでもホタルの光とカエルの合唱という里山の二大シンクロ現象が楽しめるのですが、情報処理の分野で応用する研究の対象になっているとは、奥の深いものです。

 

 

 

花ばっかり、全木、花笠状態のヤマボウシ

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さて、これでは光合成ができまいが!と心配するブログを拝見しました。
こうおっしゃいます、

「 植物は葉で光を受けて栄養を合成している.夏の高い気温と強い陽射しは,植物が生長する絶好の季節だ.この時期に,葉を覆ってしまうほどの花を付けるというのはいかがなものか」 と。

たしかに、葉の上に花をつけるため葉に光が当たりません。目の付け方に感心しました。

虫は呼びたい、しかし、光合成はできません、ヤマボウシも議論葛藤のすえ、決断したのでしょう、虫を呼ぶことを優先いたしますと。

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そして、ヤマボウシが待つポリネーター、昼間、蝶やミツバチがむれているところをみたことがありません。

とすると、夜!

写真の明るさをゼロに調整してみました。

IMG_7934やまぼうし

それでも残る白、この白で、夜、蛾を招いているように思います。

 

 

 

 

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