宮津エコツアー · 9月 2012

9月 2012

2012/09/26
イチローが米大リーグ週間MVPに。 (17~23日)
6試合で25打数15安打の打率6割、2本塁打、5打点、7得点、6盗塁の活躍、 当然です。
一方、秋の世屋に咲き競う草花の中で、週間MVPを選ぶなら、私見、本命コスモス。

世屋の清涼な大気を通過する秋の日が薄紅色を引き立てます。

対抗馬ススキといったところでしょうか。

下世屋の高崎農園・竹シシ垣を彩るコスモス、

伝統民家の黒屋根をバックのコスモスといえばざらにあるものではありません。

景観植物の定番等と軽んじられるのはコスモスの本意ではないでしょう。

対抗馬のススキ、風にそよぎ斜陽に輝くススキの風情は捨てがたいものです。

30日の中秋の名月にはススキを飾ります。

刈っても刈っても伸び上がる、実は成長点が根元にあるということなのですが、火を放って野を焼いても芽を出す、そんなススキの不思議を霊力とみるのも納得できます。

休耕田を覆うのもススキの本意ではありません。

2012/09/26
傘持って行って損した、


雨降らなかったじゃないか。

それが甘い、降ったんだよ、


(↑ 与謝野町男山 午前10時)

どこにいつ降るかわからない、備えあれば憂いなし!ちゃんとしっかり勉強しろ!

とはいうものの、確かにいい天気でした。

晴れたり曇ったり、降ったりを繰り返して丹後の秋は深まります。

 

2012/09/26
そばの花が見頃ですよー!

世屋姫さんの下のソバ畑。

ミツバチの羽音が聞こえます。

「いっぱい実がなるようにがんばるわ、ちずこさんの畑だもの。」

里の中。

てるみさんのソバ畑。

繰り返します!

「そばの花がー 見頃ですよー!」

花を見たあとは、こちら。日置のソバ亭「丸丹」で。

2012/09/26
今晩は 冷えるよと言い たげな雲。


夕日が雲を赤く染めるのは赤色光線の波長が長いからです。秋の高気圧は冬将軍の使者。
ブナ林のなかに、到来の証拠を残していきました。


ちなみにこの紅葉はハウチワカエデ。高山ぶな家族の中でこの株が例年、最も早く紅葉します。
「おれ、あわてもんか?」

ムラサキシメジに問いました。


「うんにゃ 冬の準備しなくちゃってみんな思うから いいんだよ」

 

2012/09/26
コスモスといえば、さださんの「秋桜。」

山口百恵の切ない声を思い出すとコスモスがにじんできます。

「淡紅の秋桜が秋の日の 何気ない陽溜りに揺れている
此頃、涙脆くなった母が 庭先でひとつ咳をする
縁側でアルバムを開いては 私の幼い日の思い出を
何度も同じ話くりかえす 独言みたいに小さな声で
こんな小春日和の穏やかな日は あなたの優しさが浸みて来る
明日嫁ぐ私に苦労はしても 笑い話に時が変えるよ 心配いらないと笑った

あれこれと思い出をたどったら いつの日もひとりではなかったと
今更乍ら我侭な私に 唇かんでいます
明日への荷造りに手を借りて しばらくは楽し気にいたけれど
突然涙こぼし元気でと 何度も何度もくりかえす母
ありがとうの言葉をかみしめながら 生きてみます私なりに
こんな小春日和の穏やかな日は もう少しあなたの子供で いさせてください」

、、、、、上世屋のコスモスは、泣けますよ!
ね、カマキリ君!


「しらねえよ 俺は花の陰で鎌を研いで待ってるだけだ」

 

2012/09/26
ようやく咲き始めました。


「遅かったじゃない! どうしとったの?」


美味しい蜜を待っていたのは、黄アゲハ。

「暑かったせいで、見合わせていたのよ!」
「お礼はどうしたらいい?」


「いらないいらない、わたしら球根で増やすから、そうね、じゃお願い、まんじゅしゃげ咲いたよーってみんなに知らせてきて。」

「お安いご用!」

今年 丹後沿岸に出される高潮注意報が多い様に思う。

舞鶴海洋気象台に聞くと、月と太陽の引力の作用で起こる潮汐(ちょうせき)というらしい。高潮つまり気象潮とは別の現象。現在宮津湾でも海水温が高く、通常よりも海水面が10~15cmゲタをはいている感じ。それに満潮が重なるとさらに高くなる。

ちなみに今年の三陸沖の海水温は、速報値で6~7度高いらしい。

 

なぎでもハマヒルガオの砂浜まで波が達する

大天橋 橋脚付近石垣を超えている波に洗われるハマヒルガオ波のあと

2012/09/25
上世屋の田で作られた米は、天日乾燥のために全量稲木にかけられます。
その稲木の数8基。
稲木の用材は、これときまっています。立木と支え木は、栗。
丈夫で、山野に豊富に産するからです。横木のタケは、真竹。孟宗に比べ軽くて扱いが容易です。
稲をおろしたあと、タケはしまいますが、雨風湿気に強い栗の立木は立てたママにしておきます。
少なくなったとはいえ、これだけまとまってが現役の地域は、あまり無いのではないでしょうか。
日本の里100選の面目躍如たる光景です。
稲のかかった稲木を描きに行きたい、との問い合わせもあります。
乾燥できるまで約10日間、10月初旬まで、この光景は見られます。
ちなみに、同じ日本海は佐渡の天日干し米は、「自然乾燥米」として、「5kg \2,992 (税込)」で通販されています。
その能書き。
「佐渡産自然乾燥はさかけコシヒカリとは、機械で乾燥させずに手間と時間をかけ、自然に天日で乾燥させたお米です。たっぷりと天日を浴びておりますので、香り、甘みがあり冷めてからもしっとりとして味が落ちず、いつまでも美味しく召し上がれます。是非、一度味わっていただきたいお米です。
一ヶ月近くかけての、太陽と風による自然乾燥法はお米の水分量をちょうど良い状態に保ち、お米に深い味わいと香りを与えます。また基本的に過乾燥させることがありません。

はさかけ乾燥のお米は非常に手間の掛かることから、近年急速な減少傾向にあります。そのためあまり市場に流通することが無く希少価値がございます。なお、このお米は限定入荷、販売でございます。品切れの場合はご容赦下さい。」

世屋の天日干し米も、人気伯仲。予約の問い合わせが増えているとのこと。エコツー用にも30Kgを融通していただいています。ご希望の方は、宮津エコツー世屋高山ガイド部会 安田(携帯 090-7346-4639)までお問い合わせください。頒価は5Kg/2100円(税込み・送料別)。限定入荷にとき、品切れの際はご容赦ください。

2012/09/24

23日の夕方、水戸谷の温度標示19度。大陸の高気圧が張り出しによる寒気団の南下、つまり小笠原高気圧を押し出して季節は完全に秋。夜来激しい雨。
24日の朝、京丹後市沖の海上に発生し北西から南東へ動く積乱雲。

丹後半島中央高台を通過中。

橋立に到達。

崩れ雲が流れていったあとの秋の海。


(↑里波見港)

気温が下がるのを待つように、世屋高原にそばの花。

路傍には コシオガマ。

自分でも光合成をしながらイネ科の植物に寄生する半寄生植物。花は「淡紅紫色の唇形」葉は「対生し,三角状卵形で羽状に深く裂ける」。「全体に軟毛が生える」というのが観察所見。,ゴマノハグサ科コシオガマ属
「日当たりのよい草地の半寄生の一年草で、生育地が限られ、個体数も少ない。」と、 京都府カテゴリー・準絶滅危惧種。
晴れ間を縫うように行われる稲架け。


稲刈り終えた畦は小さな花園。

そして、夕方。

どて雲のてっぺんを染める夕日。
25日 早朝。


(↑ 左橋上が内山)

浮いているのが奇跡のような積乱雲、

大内峠の一文字観。

朝の虹は雨。

北に雲の塊。

これだけの水滴の塊が無事なはずはない、
「うらにし」模様になるはず!

傘、持ったか!

 

2012/09/24

休憩所交流ノート・23日の記述です。
「昨日、伊根にて釣り。しおぎり荘泊。世屋はのどかで良いところ。命の洗濯をしました。休憩所、ありがとう。(山川兄弟)
三木と河内長野に別れて帰ります。」


伊根と世屋で命の洗濯をした!と山川兄弟様。


海と山の代表的な日本の里、伊根と世屋。

この二つの里を結ぶコースは京都の誇るエコツアーラインです。


途中の長江の浜でカモメ呼びを入れればエコツアーラインの完成。


里海・里山のエコツアーのお手伝いします。
お問い合わせは宮津エコツアー・世屋高山ガイド部会まで。

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