宮津エコツアー · 11月 2012

11月 2012

「木の皮の半分は北風を知らない」(にんじん)とジュール・ルナール。

丹後半島は、その木。

(↑ 11月25日 宮津杉末海岸付近から橋立越にみる丹後半島 左が北西 右側が南東)

11月27日。

(↑ pm15;15 五十河付近から見る丹後半島)

北風をうける側。

(↑ am8.40 筆石 長磯)

(↑↓ PM13;30頃 平海岸付近)

(↓ pm13;45 屏風岩付近)

北風を遮られる側。

(↑↓ PM15;45頃 江尻、日置海岸付近)

ちなみにこの日の世屋の里。

霰が積もり、世屋観音堂も冬支度。

蕭々と銚子の滝。

 

2012/11/27

よくしゃべってくれるおばあさんだった


日置小松浜。
一握りの菜っ葉を抱えて現れたおばあさん、問うともなく語ってくれた、海の水で洗いに来た、ホウホウ
塩もみしたら美味しいので、ほーう


ここからは白山が見える ホウ
天気のいい日に限る ホウホウ
(それ、わたしも見た!)
年に一回あるかないかだけど
この前見えた ホホー。
ここにはタルイカがあがる ホウ
今年はよくあがる ホウホウ
、、、、ひょっとしてタルイカ拾いのライバルと探りを入れられたのかな(^.^)

しかし、おばあさん、わたしの狙いは別。

日本海生まれの雲が世屋高原を越える北西の風に押し出されてくる、虹の立つ条件はそろっている。その虹。

「日置虹のまたの日は晴れ」ここに虹が出た次の日は、晴れます、みててください!

今日の発見!打ち寄せた波が砕ける、その勢いが起こす風、この風の温かいこと。

2012/11/26

夏みかんに雨

サザンカに雨

棚田に雨

ブナに雨

やっぱり寒い!

気楽なことをいうのはおまえだけや!

(↑ 大宮国営農地 ブロッコリー 収穫)

ホイ ハイ

ホイ ハイ ホイ ハイ

2012/11/26

この木「カゴノキ」、胸高幹周2.82m。

この種では宮津の最大として市の天然記念物に指定されました。


カゴの木はクスノキ科の常緑高木。日本海側は福井県以西に分布します。幹の表皮のはがれたマダラ模様が、鹿の子を連想させると鹿子木というようです。 「かご」は「加護」に通ずということから、神仏のご加護がありますようにと各地の社寺に植えられたようです。


このお寺のものも「ご加護の霊木」と「加護」が強調されています。

変わった使い方では、鼓の胴にによろしいということです。

金剛心院の見所、もう一つ。

「前掛けも 屋根も色づく 地蔵堂」

 

峠から急勾配の道を300m、平らな頂へ。左は文珠・右は通行禁止札。

峠まではうこぎ科タカノツメの黄葉、文珠側は同科のハリギリ・コシアブラの黄葉。

道標 ここから登る

急勾配 前日までの雨で足元が定まらないハリギリ 葉は日光を求めて重ならず葉柄の長さもまちまち峠から300m 最初の頂上

チマキザサが繁茂した道 整備にご苦労をかけたところのひとつ

コシアブラの黄葉

念願の天橋立

第二展望所(天橋立撮影場所右上のすぐ下)青葉山(693m)遠望根木出山(179m)三角点

 

根木出山を下って文珠へ文珠桜山公園から文珠地区展望

文珠地内が海であったころの街道「須津峠」へ、宮津美しさ探検隊のメンバーにお供。

起点は西宮津ロードパーク。須津峠まで0.8km。峠から文珠までは更に2.1kmの道がある。

使われなくなって久しい道は、石畳・階段・石垣・側溝・田畑の跡など往時を偲ぶことには事欠かない。しかし、孟宗竹の繁茂、倒竹木・草木等による進路妨害など整備がなければ通行が出来ないところ。今年ここを宮津美しさ探検隊のメンバーなど有志で整備されたことに感謝しながら登った。

起点の道標(宮津トンネル入口のすぐ上)

往時をしのぶ石畳

竹林と階段

途中にこんな光景も「ツチグリ」倒竹整備後

スギ林と階段

立派な石垣も孟宗竹の繁茂で膨らみが出ている

水田の跡

 

須津峠道標 文珠側へはここから直角に山道を登る。岩滝口駅側は未整備。

文珠地区は約12ヘクタールにも及ぶ海の埋立で現在がある。「文珠の歴史新田図」

阿蘇海沿いの道路はなく、須津方面との交流は海路や山越えであった。

 

国宝雪舟筆「天橋立図」(約500年前)現文珠集落はなく、入江として描かれている(智恩寺本堂の上側)

島田雅喬筆「天橋立真景図」1850年頃?右側に集落・左側今は「どんぶち」と呼ばれている海

新田検地一覧表

2012/11/26
加賀の白山の600M以上には雪があるとのこと、、

(↑ なぐ海岸から 水平線上右端が白山 11/25)

丹後の半島山塊600M以上の木々は、ほぼ落葉して雪を待っています。

(↑山塊の尾根がブナ林 右端最高部が高山む702m)

「ええ野菜つくんなりましたなあ!」

丹精込めた冬野菜、今夜は鍋、それとも町の子どもにおくられるのでしょうか。

2012年11月25日
船を待つ一宮待合室。

ここにも「ここよみ」カレンダー(^.^)

最終便が文殊へ向かって出ていきました。

旅館では、

そろそろ宴の時間!

 

2012/11/25
栗田から由良の間の奈具の海岸から、加賀の白山を見た、という話はよく聞きました。

(↑ 水平線左の島は冠島、右の半島は舞鶴の半島 白山はその間に見える)

どうやら山や半島にじゃまされず若狭湾を隔てて直接対面できる位置関係にあるらしいのです。直線でも200kmは離れています。けれどもそこは白山、2700mの山ですので、地球は丸くても、理屈の上からは見えるのです。
とはいえ、海は暖流の海、最大の障害は発生する水蒸気。
ですから、白山を見ることができるのは水蒸気の発生が0、白山が晴れているそんな条件をクリアした日にだけ、ということになるのです。
前置きはそれくらいにして、それが、「今日」でした。

白山、文字どおり純白!すでに冬が来ていました。
ちなみに白山の初冠雪は10月24日。11月15日より白山公園線などは冬季通行止めになっているとのことです。今日は見えるかもとねらっていったのた゜ったら、相当の白山通です。

が、今日の本命は由良鉄橋を渡るKTR狙い!

ばっちり、

ねらったとおりでしたよ。

 

 

 

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