宮津エコツアー · 9月 2013

9月 2013

与謝郡発の子どもさんの読み物ですよー呼んでご覧になりませんかー

『うちゅうでいちばん』の紹介と販売に行ってきました。

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伊根町蒲入での体験を温めて作品になったんですー

手に取っていただくと、、    「冬の日本海や漁港を舞台に、そこに暮らす親と子の絆や、生きていることの大切さと喜び」が描かれていますよと話しかけます。 川北さんて丹後のかたなんですか?こうなるとよっしゃ!

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「いまから30年以上も前のことです。ぼくは取材で、丹後の子どもたちを追いかけていました。じつは、当時の伊根町蒲入分校でのスナップ写真を、いまでも大切に持っています。その中に、分校で飼っていたウサギが死んで、みんなでお葬式をしている写真があります。 『うちゅうで いちばん』で、ウサギのお葬式の場面が出てきますが、そのときの記憶がもとになっているのです。」と、、、。

6冊買っていただけました。 手から手へ!口コミに勝る販売方法はありません。

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世屋川植物観察会と第五回ウオーク&イートのチラシを挟み込んでお渡ししましたよ。

イノシシが掘り返した畑。

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去年の9月9日、ここは芽が美しく生えそろったソバ畑でした。

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作らない理由をたずねると、、、

「去年までこうてくれとったところがことしはいらんいうし、うちも冷蔵がのこっているし、いっぽんいっぽん刈るような世話もかけれんで、、、」ということ、かける言葉もないようなことです。  それにしても、去年までの購入先が「ことしはいらん」とおっしゃるのは異常、先方さんにとっても苦渋の選択なのかもしれません。

たしかに、年に二回も収穫出来ますよとソバは転作奨励品目にされたのですが、だぶつくのは当たり前、それが価格に現れているのだそうです。それは 「この価格なら、中国へ輸出できる」と言うほどの暴落だと、信州そば漫録で金子万平さん。具体的にいうと、   「塩尻では、23年産の1袋(22.5キロ入り)が6500円だったそうです。それが今年は1月に、1袋1000円~1500円に下落した」。栽培面積が増えたことに加え、さらに豊作が相まったことが理由とのことです。   農地の荒廃はこうした玉突き玉突きですすんでいくのです。

いささか八つ当たり気味ないいかた許してくださいね。

「Mさん、ソバつくらんかえ!イノシシも手伝ういうて掘り返してくれとるで!!」

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ソバはヘルシーな食品です、動脈硬化、糖尿病、脳貧血、胃潰瘍などに効能があるそうです。それにとっても土産(おい)しいです。お店での値段もあわせて下がればもっともっと消費が進むと思うんですけど、、、、(^.^)

 

里山の暮らしは、自然と共にあって自然の恵みを受け続けています。

 

いま、改めてその効用が見直されている柿しぶの防水・防腐・防虫効果。

世屋里山暮らし塾では、今年も16名の受講生とともに、9/1と9/4の2日間にわたって、大雨の世屋高原で「柿しぶづくり」を行いました。

 

「 しぶ」とり用の渋柿。 京丹後市久美浜町では「ハシダニガキ」というそうですが、正式名称は現時点では不明です。

P1010961柿の「へた」取り

P1010976取ったヘタと柿

P1010980柿つぶし

P1010968ここに水を入れて浸し、4日間発酵させる。 9/1から9/4まで

P10109849/4の発酵状態

P1010992 9月1日潰したもの柿渋しぼり

P1010996搾ったしぶを甕(かめ)の中で、更に、11月まで発酵をさせる。今年は甕3杯獲れました。

次回は、11/10(日) 竹籠に和紙を張っての張子づくりです。

P1010997 11月まで発酵させる

 

どこからきなった、

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「西宮」

あのぎょうさんのバスで?

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「そう!天橋立ハイキングフェスティバルツアー」

どこ歩きなった?

「橋立歩いて傘松に上がって、」

股のぞきしなった?

「お天気がね」

ぞろぞろと途切れない人並み。ぐるーぷで、友達同士で、ご夫婦で、、、。

その人気ぶりの秘密をちょっとチェックさせてもらいました(^.^)

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1.天橋立松並木では”天橋立観光ガイド”が景勝、史跡のご案内!    2.”股覗き”発祥の地・傘松公園で使える片道リフト券付き!  日本三景の絶景を眼科ママに空中散歩! 3.傘松公園では人気のゆるキャラ”かさぼう”がお出迎え!!       4.さらに”かさぼうシール”をプレゼント!!     5.お昼の軽食弁当付!  6.エコ応援キャンペーン!お弁当のゴミをゴールまで持ち帰って頂くと、さつまいも2本お渡し!! 7.スタート地点の橋立大丸シーサイドセンターにて”橋立浪漫”と美山名水緑茶をプレセント! 8.さらに松井物産本店にて塩きんつばをご賞味!! 9.ゴール地点では水々しいフルーツ3種(メロン・巨峰・パイナップル)のふるまいもございます! ☆ゴール地点では地元出身バンドによる演奏と、伝統の”宮津おどり”をご鑑賞!! 10.お帰りの際、バス車内にて抽選会実施!ツアーの最後までワクワクの連続です!!各地(7:00~8:35集合)☆文殊堂・天橋大丸本店(日本三景・天橋立ハイキング開始!<約2時間半~3時間半>) ○松並木(天橋立観光ガイドによる景勝・史跡のご案内)……○傘松公園(片道リフト券付き!) 【Aコース:傘松公園…○松井物産…○橋立大丸シーサイドセンター(ゴール!)】 【Bコース:傘松公園…○成相寺(拝観料500円は各自負担)…○松井物産…橋立大丸シーサイドセンター(ゴール!)】 各地(17:00~20:30着)

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阪急交通社と松井物産さんとの連携企画のようです。 ここからは想像です。

、、、、

◇歩けて食べられて見られて、そして安いのないかしら、友達といきたいの?

■これなんかおすすめですよ、 「ガイドつけます、リフト券込みです、ゆるキャラに歓迎させます、軽食ながら弁当つけます サツマイモもつけます、橋立浪漫のお菓子とお茶もつけます、フルーツを食べ放題にします、踊りと演奏で歓迎させます、」そして天橋立往復交通費込み」

 

◇いくらなの?

■4990円!日帰りで10,000円以内が相場、5,000円を切る、これはおとくですよ

バス車内にて抽選会、ワクワク感いっぱいの楽しい1日、お約束しますよ!

◇じゃあ信用して(^.^)

■ありがとうございまーす

以上、世屋へ向かう途中、籠神社付近でのことです。さて、世屋街道を上って、、、

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秋の土曜日、今日車は何台登ってきた? と看板に問うと

「すごく多かったで、藤織り研修の人らが来なったで、」

どのくらい

「、乗用車15台くらいかな!。」

(^.^)(^.^)

バスの大量投入、10円でも5000円を切る参加料!

ツーリズムはお客さんと受け入れ側と旅行業者との力関係のバランス以外に地域振興の要素が絡みます。

7,8の2日で計1500人の入れ込み。動いたお金750万円+a。

つらつら考えさせられました。ツーリズムは今はウオーク&イート &シーサイト&チープ&ワンデー!ガ主流ですよと、ツーリストさん。それにしても4990円、モンスターツアー!お客さんらのいでたちはモニターエコツアーの時と同じ、、、、としたらエコツアーは、、、、?!ま、深読みはよしましょう(^.^)

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宮津は天空の里・世屋の「体が喜ぶ」「心が喜ぶ」充実の命のエコツアーのラインナップには、いささか自信を持っています(^.^)

大型バスを受け入れるキャパはありませんけど「いまだけ・ここだけ・あなただけ」のサービスはさらに、、、。今度は世屋の里へあがってきてください。地道なミニの手のひらサイズのローカルエコツーリズム!これをお客さんにとどけてほなら!と腰をうごかしていただくこと、硬い財布の紐を緩めていただくこと、、、努力と精進と研究と忍耐で道を拓きましょう。

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(↑ 世屋高原休憩所二階展望フロア)

♪ みんなで行くんだ 苦しみを分けあって
さらば春の日よ ちっぽけな夢よ明日よ
いま Hum.Hum.
夕焼けの 谷を越え
青年は 青年は荒野をめざす
♪♪♪フォーククルセーダース『青年は荒野をめざす』
五木寛之さんの声がきこえます、、、「老人も荒野をめざせ」と。

 

 

『漁港めし』、いただいてきました。

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秋イカ、サザエ、イシダイ、アジ、ヒラマサ、シイラ、筒川ソバ、蒲入ワカメ、、、それらが豪快に海・山の幸の舞い踊りさながらに、刺身で、煮付けで、フライでとどどーんと出てくるのです

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一度には食べきれなくて、写真撮り撮り休みを入れながらいただきました。

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ちなみに、今なぜ漁港めしかというと二つあって一つは、これ!

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(^.^) 宙一くんをおいてもらうことです。

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もう一つは、京都府のすすめる『共に育む「命の里」事業」』の「体験」です。 「世帯数73、人口135人で高齢化率(65歳以上の方が占める割合)が約60%。人口の減少や交通が不便といった課題を抱えています。」という宮津市世屋地区。 一方、世帯数393世帯・人口1,018人・高齢者(65歳以上)の割合41.7 %という伊根町本庄・筒川地区。この二つの地区は親戚・兄弟関係なんです!

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縁結び役は『安全な食料やおいしい水、空気を生み出す農村地域は、府民の暮らしを支える「命の里」です。しかし、過疎化・高齢化が急速に進み、後継者の不足や農林地の荒廃といった課題を抱えています。「命の里」の再生は、都市に暮らす人々にとっても大切なこと。みんなの力で農村地域の明日を支えていきましょう。』と共に育む「命の里」事業」をすすめる京都府!(^.^)

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世屋の里ではコンニャク特産品化再生、「世屋の黄金(こがね)もち」製造販売、棚田再生などが取り組まれました。エコツーリズムの事業も加わりました。    本庄・筒川の里では、「鮮魚、米、ブランド野菜の有効活用」をテーマにして、特に 力を入れて取り組まれているのが、漁業を利用した都市交流。つり客や観光客を対象に地域産材の販売環境の整備。※ここまでの情報、京都府HPなど、、、

この漁港めし、はその事業の一環として取り組まれているのです。

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刺激になりましたねえ、さしあたり、フジ棚レストランの里山メシというところでしょうか(^.^)

釣舟草(ツリフネソウ) – 季節の花300。 ツリフネソウ-Yahoo!百科事典【釣船草】。この表記は 活け花の釣船型の花器に似ているから、釣船草(つりふねそう)という説によります。 ただし、 細い柄にぶらさがっている、花の形が舟をつり下げたように見えるから、ツリフネソウ、この場合は、吊舟草と表記します。実際に洪水に見舞われる川端の民家の軒には小舟が下げてありました。

そのツリフネソウが秋雨前線の到来をまって咲き始めました。

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釣船草、吊舟草、どちらも、作者の様子が偲ばれて興味深い花です。- Wikipediaはツリフネソウ 両方併記しています。

花の奥の距の部分に蜜をため、マルハナバチを誘い込んで受粉を果たすという仕組みを持っています。利尿作用があり、解毒に用いられたということです。

 

4日の休憩所グランドの噴水、すごい勢いで噴き上がっています。

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ただし、おもしろがっている事態ではありません!一昨日、9月2日の水量はこれ。

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この噴水の水源は、裏山の崖の湧水です。噴水の高さは、地層の地滑り面の水圧に比例しています。いわば、「地中水圧計」。

4日、宮津市は、『避難準備情報』をだして警戒を呼びかけていました。雨の続くときは、目に見えない地中の情報を届けているこの噴水が役にたつかもしれません。

記録破りの猛暑もようやく秋へ軸足。

人影のなくなった浜辺

DSCN5775若者若者たちのスピードと歓声DSCN5779スリルDSCN5781ハマナデシコ  猛暑と豪雨の果て

DSCN5767浜なでしこDSCN5766ハマナデシコオカヒジキ  1年草

DSCN5769オカヒジキ次のステージへ 開花準備DSCN5771オカヒジキ

世屋川の素顔を見たい。

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『走れメロス』で太宰さんも書いてらっしゃるじゃないですか。「見よ、前方の川を。きのうの豪雨で山の水源地は氾濫し、濁流滔々と下流に集り、猛勢一挙に橋を破壊し、どうどうと響きをあげる激流が、木葉微塵に橋桁を跳ね飛ばしていた。」と。「百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪。」とも。その様子を見たいんです、、、。世屋川でつながる!これが最近のエコツーのテーマですしというと、M新聞のAさん、「わたしの仕事、作らないでくださいね!」

そんな訳と警告をもらって、世屋川 9/4。

1 河口付近で

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2 日置世屋川橋付近で

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3 日置扇状地出口付近で

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4 下世屋・下川橋からの龍渓

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5 上世屋の村を貫く川

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6 銚子の滝

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水の野生を垣間見た思いでした。

太宰さんもこんな濁流、水の野生の形相を観察していたのでしょうね。彼はこの濁流にメロスを飛び込ませます。「濁流は、メロスの叫びをせせら笑う如く、ますます激しく躍り狂う。浪は浪を呑み、捲き、煽り立て、そうして時は、刻一刻と消えて行く。今はメロスも覚悟した。泳ぎ切るより他に無い。ああ、神々も照覧あれ! 濁流にも負けぬ愛と誠の偉大な力を、いまこそ発揮して見せる。メロスは、ざんぶと流れに飛び込み、百匹の大蛇のようにのた打ち荒れ狂う浪を相手に、必死の闘争を開始した。満身の力を腕にこめて、押し寄せ渦巻き引きずる流れを、なんのこれしきと掻かきわけ掻きわけ、めくらめっぽう獅子奮迅の人の子の姿には、神も哀れと思ったか、ついに憐愍を垂れてくれた。押し流されつつも、見事、対岸の樹木の幹に、すがりつく事が出来たのである。」

この表現の迫真力は、濁流の観察なくしてうまれません。でも、あくまでも危険には近づかないのが一番。

いずれの場所も300mmの望遠で見ることの出来るところからです。

 

 

 

 

 

 

 

苔地蔵さんを引き立てるのが雨。

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「たっぷり雨をためて、畑やたんぼが乾いたときに出してくださるありがたい地蔵さんだで。」という声が、後ろから聞こえてきました、、、。

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という想定をかんがえていました。

しかし、連日警報のでるこの降りようでは使えません。

「くるっとりますなあ、今年の天気は」、空を見つめて仕事をしてきたてるみさんは呟きました。

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この雨の中でも、野菜の定植に稲木場の草刈りにと里守の男たちは土や草に向かいます。

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けれども、里の人をとまどわせている異常気象は温暖化によるもの、常態化するとのこと。

贅沢はせず慎ましく暮らしてきたものの上に、贅沢をし尽したうえの異常気象の雨が降る、、、、(`ヘ´) 。

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お地蔵さん、なんてこってすか、、。

 

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