夏の海の京都全開!
夏至の翌日のことです。キキョウ紫、、しっとりと落ち着いた色です。知将明智さん好みなのも理解できます。開花のゴーサインは日が短くなること。日の出も日の入りも1分ずつ短くなります。それに反応するのですからひたすら感動するしかありません。秋の七草、 秋の野に 咲きたる花を 指折およびおり かき数ふれば 七種の花 (山上憶良 万葉集 一五三七 巻八) 萩の花 尾花 葛花 瞿麦の花 女郎花 また藤袴 朝貌の花 (山上憶良 万葉集 一五三八 巻八) ぼちぼち確認し直しておかないとと思います。秋の七草は花を楽しむシリーズ!としてセレクトされたと理解されています。が、山上憶良さんがそんな単純であるはずがありません(^.^)薬草シリーズです。
キキョウも根にサポニン成分を含む薬草。
丹後の山が見える!
京都市内から3時間、亀岡、丹波、福知、、、野を越え山を越えて走って、、やれやれと思うところがここ。与謝峠の陸橋付近から。地学好きの方には興味の尽きないところかもしれません。 両側に山を挽き割ったような加悦谷と五十河の間のやさしい三角の屏風のような山の塊。丹後大震災を引き起こした活断層が縦に横に走っているのが読み取れるからです。 正面奥が丹後半島。右が東、左が西、幅約20キロ。山が見えると言っても高くはない。精一杯背伸びして頭を低く垂れ込める雨雲の中につっここもうとしているのだけれども届かない。そんな山を地学者は高めの台地と認識したそうです。
丹後半島の山地を「中央高台」と呼ばれたのは、地学者の多田先生。
1928年のことと「郷村・山田断層系の変位地形と断層運動」で植村善博先生。※ topo.earth.chiba-u.jp/afr/backnumber/No1/1号。
ちなみに、翌日の丹後半島。
低気圧の次は高気圧と偏西風が順番に運んで来ます。よって天気は西から!網野上空の夕焼けの予告通りに、晴れ!
天橋立の美化は、地域の方々の地道な行動である落葉清掃・漂着ゴミ収集・心無い太公望の放置ゴミ拾い・有害植物の除草等で支えられている面があります。
年間千数百名を超える「天橋立まもり隊」の皆さんによる貢献もその一つ。
今年も地元日本冶金工業労働組合大江山支部の方々が組合役員と共に有害植物の草取りをしてくれました。
この若さで頑張るぞ
日頃のお仕事とは少し勝手が違うようだ
これが今のハマナスです
これから取ってもらう 「オオマツヨイグサ(中央)とヒゲナガスズメノチャヒキ(その下)」です
オオマツヨイグサ
先日ほかの「まもり隊」に取ってもらった後もこのとおり、ヒゲナガスズメノチャヒキの種がみのってきている
軍手に「ノギ」が刺さって、取り除くのに一苦労
みなさん体力には自信、きれいになってきました
成果と共に記念撮影 ありがとうございました。お疲れ様でした。
キンサン、ナデシコがさきはじめたなあ、
「ウム 夏至になったからなぁ」
ところでおしえてほしいんだ、花が咲いている、見にいらっしゃいませんか、と言うときには「開花中」というよなぁ
「そのとおり 動物園では「開園中」!」
じゃあ開演中というのはどういうときじゃろう?
「ウム演劇が落語かなにかみせていただいて聴かせていただいて楽しんでいただきますよ(^.^)ということじゃろ、、、、。」
ということで、ミステリアルな里山体験がしていただけるかも、、、 藤織り伝承交流館、下記のように「開園」されています。
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開演曜日 毎週 土曜日 開園時間 午前 9~12時 午後1~4時
木戸銭 お志 連絡先 0772-27-1547 (藤織り保存会・井之本さん)
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お問い合わせは、ガイドの会 080-2517-6999 でも承ります。
石段の手すりは重宝なものです。
育苗用ビニールハウスが。来年まで片付け、と思っていたらお布団も、、、
夏がきたんですね、、、。
「夏ちかし、蒲団干すなり 世屋の人」
さて、これは乾す干すという行為そのものです。では「春過ぎて夏きにけらし白妙の衣干すてふ天香具山」の「衣干す」もそう理解していいのか、というとそうではありません。体言止めになっています、毎年香具山に咲く白い花が白妙の衣で覆ったようで、神々しく見えることですわ!と山を頌える歌です。そのころ全山を白く染める花と言えば、「タムシバ」なのでしょうか。
それはそうと、もぐもぐさん!不要なシートを架けて、ペイントスプレーで、さらぁっと、「里山アート」やってみませんか(^.^)
「この黄色い花のこと教えてほしいんですけど」というと「ああコウホネですか」
?!
「いえこれは、違うんです、こうほねはほれこっちにあるじゃないですか、これこうほね」
「ほんまに!実もキュウみたいのがなるですか?」 、、、、、こんなやり取りを枕にした上での話です。
これ「あさざ」というもので、、、自生しているのは離れ湖にもあったし、このあたりにも隠し池もあるからそこにのこっていたものなのか、あるいは水槽植物として人気も一定あるので、それをいれられたかのかもしれんし、、おしえてほしいと思って。と説明したわけです。
結論として由緒不明。雌しべの長さにばらつきが見られれば自生種の可能性あり、短いものばかりのようでしたので、栽培種のように感じました。
いずれにしても、この池、あさざの群生というのはそうそう見られるものではありません。貴重な植物景観じゃないですか。小町さんが雨乞いの踊りを披露した京都神泉苑をもしたという池です。ミツガシワ、コウホネに加えて「あさざ」。水生植物に見識を持った方がかかわっておられるように感じました。