宮津エコツアー · 6月 2014

6月 2014

これはまるで「二人静」だ!

IMG_3602
、、、と連想したかたはよほどの教養人だったのですね。
その謡曲「二人静」のあらすじ。
「吉野勝手明神では、毎年正月7日の神事に、ふもとの菜摘から菜を摘んで神前にそなえる風習があった。それでこの年も例によって神職が、女達に菜を摘みにやらすと、一人の女が出てきて、「吉野に帰るならことずけて下さい。私の罪の深さを哀れんで、一日経を書いて弔って下さい。」と頼んだ。そして「あなたのお名前は」と尋ねられると、何も答えないで、夕風に吹きまわされた浮き雲のように、跡形もなく消えた。
そんな不思議な体験をした菜摘女は、そのことを神職に報告するのだが、女は話しているうちに顔つきが変わり、言葉つきも変わってきたので、神職は、「いかなる人がついているのか名をなのりなさい」と言うと、「静である。」と名のった。さては静御前の霊が菜摘女についたことがわかり、「それでは、ねんごろに弔うから舞いを見せて欲しい。」と女に頼む。すると女は精好織りの袴や秋の野の花づくしの水干など、みな静が勝手明神に収めた舞いの衣装を宝蔵から取り出した。女がその衣裳をつけて、舞いを舞おうとすると、いつの間にか静の霊も現われて、一人の女が二人になって舞を舞うのだった。
※二人静(能)www.yoshino.ne.jp/wakwak/seinenbu/sample/…/nou.htm - から。」

ちなみに「フタリシズカ」学名:Chloranthus serratus、センリョウ科の多年草。
木子峠の木陰で舞っていらっしゃいました。

IMG_3598

観客は、ミヤマナルコユリ。

前回の続きです。10日程前になりますがナメラでお昼をすませ全員で記念撮影。

 

DSCN1971

 

杉山作業道を行き巨樹の森を歩きます。

 

DSCN1977

すごく力強い樹齢300年以上の天然スギ

 

DSCN1984

 

天然スギと林道を歩いて・・・・

 

DSCN1989

弥太郎道へと降りていくと・・ここにも天然スギ!!

 

DSCN1990

笹を刈り込んで昔の道を出現させたところを降りていきます。

DSCN1996

歩き始めて6時間 ・・終点.の盛林寺で

本日はロングコースでしたが皆さん元気に最後まで歩きました。ほんとにお疲れさまでした。

 

 

 

 

 

グルカならぬ黒覆面。

IMG_2983

田植えはしたし、されど紫外線はこわし、クリームを塗ってこれをかぶれば絶対大丈夫(^.^)

♪木子やこまくらにゃ居りたいけれど ドッコイセェエヨォイヨイ粟の草取りゃ日に焼ける、、、イヤヤレサノセェエヨイヨイ♪ と世屋の盆踊り唄。

世屋小町たちにも、日焼けは大敵だったのです!

地の神、水の神の機嫌を損ねたらどえらいことになる、そんな神様を荒神さんと呼んで大事にお奉りしてきました。
溝谷川が等楽寺付近にでるあたり。河岸段丘状になった土手の画面右上に小さなほこら。

IMG_0633
白龍の棲む聖山金剛童子山に源を発する溝谷川は暴れ川。水は半島の基盤のかこう岩まで谷を掘り下げています。丹後半島の地質は、手のひらの上に載せた豆腐のようなもの、そこに大雨でも降ろうものならたちまち山崩れ。

IMG_0632

大きなツバキの木陰のこのほこらにも、荒ぶる土地の神様がまつられているのでしょう。

IMG_3001
さて、その1 世屋姫様もかってはこういう性格のこういう小さなほこらにまつられていたのでしょう。ちなみに、「姫」というのは、神がかりになって神様のご託宣を伝える巫女様だったという説があります。今新たな卑弥呼ブーム。おもしろいもので「委」に人偏は倭、「委」に鬼で魏、それほど恐ろしい強国・魏と卑弥呼が結んだのは彼らがすでに鉄文化を持っていて、かなわない、その鉄をあわよくば手に入れたいという計算があったからだというのが最近の説。鉄を真っ赤に融かすその所行はまさに「赤鬼」そのもの。そこでさて、その2。せやの「せ」は鉄を意味する古語ではないかという斉藤さんの推測をここで当てはめると、卑弥呼の時代前後に大陸から渡来した巫女様だったのでは、、、、。私の推測、、いつも見当外れなんです、、、世屋姫様!あなたはいったいどなたなんですか?。

人生は

IMG_2792

ながぁい ぬかるみを

IMG_2791

いくがごとし、、、わかった!

IMG_2793
・・・・すごいてつがくしゃになれるよ 君!・・・・

IMG_2948
飯尾醸造さんの、田植え体験から食を考えよう、今年も多くの方が参加されていました。

IMG_2797

小さな棚田に人があふれるほど。かって上世屋には400人もの人がいらっしゃいました。家族親戚みんなで行う一大イベントの田植えはこんな様子だったのでしょう。

「朴 の 花 が
こ と し も わ た し を 呼 ん で い る」
と詩をしたためめられたのは宗教詩人坂村真民さん。

IMG_3129
「顔 を う ず め て 訴 え た い 泣 き た い
ひ と な ら ぬ こ の 花 に
私 が 穢 れ て い る か ら
こ ん な に も 慕 う の で す
愚 か で あ る か ら
こ ん な に も 仰 ぐ の で す

IMG_3124
こ の 世 で 遂 げ ら れ な か った
わ た し の 願 い を
こ の 花 に 告 げ て お こ う
多 く の 夢 を
こ の 花 に 託 し て お こ う
わ た し の よ み が え り を
こ の 花 に 頼 ん で お こ う」と。

IMG_3130

ところで、花は高木なので難しいのですがの開花にあわせて放たれる芳香物質、これも素敵ですから機会があればかいでくださいね。
さて、この朴の花びらでお酒が飲めるというなんともありがたい情報が四国からもたらされました。花びらはスプーン状なのです。
波見では、このホオが再生竹林園のシンボルツリーになっています。ホオの花杯で、夢の炎に風を送りますか(^.^)

その酒は、「山法師」がいいようです、

IMG_3477

山形の日本酒て゜なんでも、【「山」は自然環境、「法師」は自然の法則に従い、自然を壊さずに生きていく知恵者として、自然と人間の知恵の融合によって醸し出される酒の意】ということです、こんなに格調高い命名由来は余り知りません。

日本農業新聞5月29日に掲載の随筆のタイトル「ツバメどこに行った?」

IMG_3518q

四日市市の田中さんが、「今年、私は一羽もツバメを見ていません、、、」と。「毎年我が家の軒下に巣を作るツバメもどこに行ってしまったのでしょうか?」「他の地域でもそうなのでしょうか」とも。

この記事を見せてくれたのが、上世屋の農家、畏友M君。

IMG_3463

ツバメと米作りはいっしょのもの、というのが彼の持論。ツバメの土間への出入りのためにサッシの玄関の戸を四角く切り取っているのです。昨年はこの穴をひんぱんにすりぬける姿が見られたのです。

IMG_3465

しかし「うちのもおかしいのだ、六つも巣があって今までみんな使っていたのに一つしか使っていない、一組しか来ないのはおかしい」と。

経年変化を記録した上でではないので、多い、少ないはいえません‥来年は、そろって元気にやってくるのかもしれません。けれども実感としてはおかしい、異常感はぬぐえないのです。エルニーニョ現象と偏西風の蛇行などを伝えますので、風に乗り損ねて、よそで営巣していたりするのかもしれません。あるいは、たんぼの減少や米作りでもマルチをする農法の変化、そういうことが虫の発生も抑え、結果的にツバメの子育てを制限していたりするのかもしれません。越冬地の東南アジアの国々の事情、、、渡りの途中の事情なのかもしれません(´・ω・`)

IMG_3464
丹後にコウノトリが飛んできたと喜んでいる一方で身近な鳥だったはずのツバメの減少が意味していることにはすこし寒けもします。ツバメの舞わない棚田なんて、、、世屋ツバメの実態をすぐに調べましょう。下世屋の新人さん、下世屋はどうなっていますか。とりあえず梅本さんたくのツバメ、きいてくださいませんか。

「一生懸命営業中」

IMG_3502

小腹の反応iに耐えきれずくぐったのれんの店の中。

IMG_3515

ちょっと寅さんがいてもいいようなトレイディな雰囲気。

IMG_3503

「カレーヤキソバ」を注文しました。いけます、ご飯とサラダをいっしょに頼むとなおいいかもしれません(^.^)

さて店の飾りに浮世絵橋立図。これは、月の出のよう。

IMG_3510

こっちは、阿蘇海の日没。

IMG_3511

「夕日が浦」という夕日スポットがあるんだそうですね。

IMG_3512

と、尋ねると、ええ、車で一時間ほどかかりますけどと「せつめい」していただきました(^.^)

斜陽に映える白壁が映るたんぼの早苗は元気そのもの、

IMG_3139

強い日差しも何のその。丹後の里山に夏。

IMG_3171

人も稲の元気に負けてはいられません。

IMG_3156た

ぼくもがんばるのでがんばってねと、、よくわかりませんけど、、、モンシロチョウ。

IMG_3492

さて、昨秋植え付けられたタマネギが半年かかって今収穫時期。立派なタマネギですねぇ、ちょっと写真撮らせてください

、「雪が少なかったのでぼけとってあかんできだわ」、、

え?

「キャベツでも何でも雪に押さえられなんだらあかん、」

IMG_3495

、あらまあ、人間といっしょじゃないですか!
あげよう というわけで、新タマネギ 一ついただきまして、味噌汁で頂きましたが、どこがぼけているのかわからないまま美味しく頂きました。

IMG_3501

それにしても、「ゆきにおさえられなんだらあかん」というのは心に残りましたけど、タマネギのできにそくしていえばどういうことをさすのでしょうか(^.^)

卯の花の出す蜜もよほど美味しいのでしょう幾種類ものチョウが吸蜜に訪れています。

IMG_3318

左からアカタテハ イチモンジチョウ カラスアゲハ。

同じ花に集まっても幼虫の食草はそれぞれ違うのだからおもしろいものです。
スイカズラ科のスイカズラやタニウツギを食べるのが真ん中のイチモンジチョウ

IMG_3328

羽を開けば名前の意味がわかります。

IMG_3336
イラクサ科を食べるのがアカタテハ
カラスアゲハは コクサギやサンショウなどなんだそうです。

IMG_3378
ちなみに卯の花は「ウツギ空木の花」なので「うのはな」バイカウツギ、ノリウツギとともにアジサイ科。

同じ「空木」でもサクラ色の美しいタニウツギはスイカズラ科というからややこしい(^.^)

IMG_3444

(↑ 画面中央 上の唇弁状の花がスイカズラ)

ちなみにスイカズラも今花盛り!

« Older entries § Newer entries »