日本農業新聞5月29日に掲載の随筆のタイトル「ツバメどこに行った?」
四日市市の田中さんが、「今年、私は一羽もツバメを見ていません、、、」と。「毎年我が家の軒下に巣を作るツバメもどこに行ってしまったのでしょうか?」「他の地域でもそうなのでしょうか」とも。
この記事を見せてくれたのが、上世屋の農家、畏友M君。
ツバメと米作りはいっしょのもの、というのが彼の持論。ツバメの土間への出入りのためにサッシの玄関の戸を四角く切り取っているのです。昨年はこの穴をひんぱんにすりぬける姿が見られたのです。
しかし「うちのもおかしいのだ、六つも巣があって今までみんな使っていたのに一つしか使っていない、一組しか来ないのはおかしい」と。
経年変化を記録した上でではないので、多い、少ないはいえません‥来年は、そろって元気にやってくるのかもしれません。けれども実感としてはおかしい、異常感はぬぐえないのです。エルニーニョ現象と偏西風の蛇行などを伝えますので、風に乗り損ねて、よそで営巣していたりするのかもしれません。あるいは、たんぼの減少や米作りでもマルチをする農法の変化、そういうことが虫の発生も抑え、結果的にツバメの子育てを制限していたりするのかもしれません。越冬地の東南アジアの国々の事情、、、渡りの途中の事情なのかもしれません(´・ω・`)
丹後にコウノトリが飛んできたと喜んでいる一方で身近な鳥だったはずのツバメの減少が意味していることにはすこし寒けもします。ツバメの舞わない棚田なんて、、、世屋ツバメの実態をすぐに調べましょう。下世屋の新人さん、下世屋はどうなっていますか。とりあえず梅本さんたくのツバメ、きいてくださいませんか。