宮津エコツアー · 1月 2016

1月 2016

「Prediction and impact assessment of the changes in suitable habitats for beech (Fagus crenata)forests under climate change scenarios」
■ prediction 予想、予測      ■ impact assessment 影響評価 ■ Fagus crenataブナ  ■Beechブナ属    ■climate change 気候変動      ■scenarios   計画を実現するための筋道。  ■suitable  for に適した   ■habitat生息場所、、、訳すと、温暖化にともなうブナ林の適域の変化予測と影響評価

森11
国立環境研究所や 地球環境研究センターなどによるこのレポートの結論は、「森林を構成する樹木の移動速度は4~200km/100年のオーダー、温暖化にうまく適応できる植物もあるが、ほとんどは温暖化に追いつくことができない。本州の日本海側では夏期の高温によってブナ林の分布が制限され、適域が高標高地域へ上昇しながら9%~ 42%に減少する。実際にブナ林かつ適域である地域は、3%~ 40%に減少する。」というのが結論。ブナは事態に適応できないだろうとの厳しさをつげています。

ところで、「燃える樹」という詩を みずかみかずよさんが書いておられます。※あゆみ出版「こどもといっしょに読みたい詩」。~樹がかまどで燃える炎をうたった、、、ノーノー!~詩では「樹」という言葉が題も含めて六回用いられています。まさしく「樹」賛歌。

IMG_9377
さて「樹」と書いてあるそれを温暖化に適応出来ないとされる「ブナ」に置き換えて読んでみました。そうしたら気づいたことがあるんです。まずはまあ、「樹」を「ブナ」に置き換えてよんでみましょう、、
「燃えるブナ(樹)」
どっしりと 根をおろしたまま
もうどこへも 行けない
ブナ(樹)はブナ(樹)であることを生きている

森18

深く足を踏ん張り たかく胸をふくらませ
ひろく腕をのばしながら
百年も千年も
いのちをあたらしく
いのちをふかめてきた

IMG_9313

ブナ(樹)も人も思う心は同じ
春には若葉でわらい
夏は茂ることですずしい
秋はもみじした葉が美しく舞うし
冬にはすっぱりはだかになって自分をみつめる

コピー (1) ~ IMG_7959

寒風にふるえながらも
地底のあしうらから
天をさすほそい指さきへ
いくすじにもわかれて
たちのぼる
いのちのぬくみをだいている

森4

くらやみに
しんしんいてついて立つブナ(樹)
無心なブナ(樹)よ
芯で燃える

、、、、、、、、、、、、、、、、、、

すてきなブナ賛歌の詩です。樹になれ ぶれるな 人生は信念の一本道ぞ それを 樹に、とりわけ冷温帯の落葉広葉樹に喩えてとかれているのです。

森6

これはブナにおきかえましたがけやきでも。しかしつばきやタブではいけない、「冬にはすっぱりはだかになって」iはなりません。森や樹と精神文化は深く結びついている一つの例です。温暖化というのは温暖化にともなうブナ林の適域の変化予測と影響評価ということだけにとどまらない文化の破壊だということに気づきます

森5
ブナ君、、、すまん、、、というより私たち自身にとってかけがえのないものをうしなうことになるとんでもないこと、温暖化阻止に向けてあなた方が燃えなければだれが燃える?そんなことをブナはいっているように思いました。この詩から教えられたことは大きいです。

橋立にはどうやっていくの?

IMG_1684

小式部内侍さん、ようするにいらっしゃったことがないのです、 なので、「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみもみず 天橋立」しかし、自動車道がついたことですから、飛躍的に近くなりました、ことしは、丹後あげて、小式部内侍さんをご招待して橋立見物などしていただくようにしませんか、というのは、ガラシャさんで大河ドラマねらいということです。率直に、丹後イメージアップにつながる要素は上から下から後ろから前からとひっくり返してみていましてもどうもピンとこない、しいて生き筋を読むなら、彼女を護衛したという弓の木城ただ一人の生き残り稲富さんのバイタリティーと鉄砲の技術を中心にして絡ませることかなとおもいますが、事ほどさように意見がある。 それより、「小式部内侍さん」を、丹後あげて天橋立に招こう、、これはまとまりませんか、題して「小式部内侍さんに天橋立を」プロジェクト。 IMG_1692

伊根や世屋にもきてもらい、お泊まりはととやの握り体験※毎日新聞

旅のコーディネートはおまかせください、

例えば、往路 まずは、京都駅嵯峨野線ホーム集合 京都丹後鉄道「丹後の海」号乗車(見送り府、市自治体首長議会代表観光連盟幹部各様など) あまのはしだて駅着(歓迎丹後自治体首長議会代表観光連盟幹部各様など) まず飛龍観、

海444

ちえの餅で休憩、 「和泉式部の歌塚」。 いつしかと待ちける人に一声も 聞せる鶏のうき別れかな 磯清水(濃松の内橋立明神の御手洗をいふ)。 橋立の松の下なる磯清水 都なりせは君も汲見ん など、お母様のこ゛足跡を偲んでいただいて、文珠付近の著名料亭旅館ホテルさまにてお昼。

船で一宮 籠神社から傘松成相寺、

海4

ここに車をよんでおいて大観望へ、

天橋立大観望

郷土資料館・府中丹後国府跡に立ち寄り。 さらに、伊根町井室の振宗寺さんへ。

川1244

「ことわりやいかでか鹿の鳴かざらん今肖ばかりの命と思へば」 さらにうらしま神社 そして、経が岬経由ととや泊、

海4444

網揚げ、刺身握り、おひるは小町の里公園で「平安御膳か平安鍋」。そのあと、歌会。 エスコートしてくださるかたもいらっしゃいます。 小式部内侍さん、どんな歌をうたってくださるか、想像するだけで、わくわくしますよ。

お帰りは、与謝インターから自動車道利用。

定員20名 様

協力・協賛 H酒造様 m新聞様 K鉄道様 T交通様 トラベルTさまなどなど

後援 ◇府 ■市 ▲町 などなど

ほんの一例ですけど、、 、、、、、、、。

以上、(遠き道/宮津ハクレイ酒造)を 呑みながらおもったこと、いい酒はいいアイデアを産んでくれるものです!

IMG_1573春待つ

あれれれ、世屋の里山うおーく、どうしましょう(^.^)

森といっていいほどトチノキの生育密度の高いエリアが縦貫林道にはあります。

IMG_1611

地滑り崖を背景に崩落土砂の堆積した地形、トチのために作られた地質と言っていいのでしょう。
滋賀県では、幹回り980センチ樹齢500年以上と推定される巨木が見つかったとか。
それには及ばなくても、一本一本に巨樹の風情が漂っていて、なかなかの見ものです。

IMG_1613とち
豊作の年にはたくさん道路にも落ちていて、拾うことが出来ます。

IMG_1614
「トチ餅で食べるということは、世屋ではしませんでしたなぁ」。藤布をつたえた里にトチ食の技術は伝承されていません。実は保存がて゛き、餅は軟らかさをながく保っているという栃の実を活用しないというのは、すこし意外です、食べなかったとは断言できません、巨木があること自体、飢饉凶作に備えとして手を付けてはならないという暗黙の言い伝えからなのでしょう、、しかしトチを食するまでにかかるたいそうな手間や薪炭林には栗の木がたくさんあることを思えば、いつ頃かは不明ですが、食生活の素材、飢饉への備蓄としては外されたのだろうと推測しています。

食べるのには手こずるトチですが、命の木でもあったといいます。苦みの成分はサポニンやアロイン、その他抗菌性をもつ物質を含むと言うことですので、たとえば、種を乾かした粉末は胃病に、腫物やしもやけにはに米飯と混ぜて貼り付け、また馬牛の眼病には種の液汁が効いた、あるいは、春先の赤い若芽のねばねばした液は寄生性皮膚病(タムシなど)に、もんだ生の葉も切り傷や虫刺されになどなど、民間薬として広範囲につかわれていたということです。

さて、このように広範囲な有用樹を「tOCH・Iトチ」と呼んでいたのはいったいだれたちなのか、それについては、朝鮮語源ともいいますが、アイヌのひとたちか゛、果実を「トチ」とよびなしているということなので、これはもうアイヌ語源言。

 

だれが

古代、大陸から倭の国への渡来ルートの一つ若狭湾を一望する仙台の丘、、

IMG_1557

さて、一言で『渡来」といっても平和裡の渡来もあれば戦乱を伴うものなど事情はさまざま、その渡来には時期的に四波があって、四波めには、新羅に攻められ国家崩壊した百済から20万人が新天地を求めて海を越えてきたという上田正昭氏の説を、北風さんが『丹後謎学紀行』て゛紹介されていたなあ、そういう人たちも加わって丹後や大和の国が作られてきたわけだ、などとおもい、手前が日置、先端に筒川の村、画面に納まっている山海が「日置の里」、、、 『丹後の国の風土記に曰はく、與謝の郡、日置の里。此の里に筒川の村あり。』と「丹後国風土記逸文」にあったなぁと思いだしながら、 ファインダーを覗きピントを探っていると、しゃらーんと画面が揺らいで、よぎる人影。

IMG_15720若狭湾
あなたはだれ、と尋ねると
「我は日下部首等が先祖、名を筒川の嶼子ともうすなり」
え、、
あなたが、筒川の嶼子!
お召しになっているのは
「藤の布じゃが、それがどうした」
どうしたもこうしたも、、
といおうとしたら、しゃらーんと画面がゆらいで、、、

IMG_1565いね

(↑ 伊根湾)

歴史のおかに立つと歳のはじめから、不思議なことがおきるものです。

 

三寸アヤメが咲きましたよ、

IMG_1550
「あかんかもしれんなぁ(´・ω・`)」

なに弱気になってんですか?
「 見てくれ!」
、、、、、
■気温経過の確率(%)
[確率]     低:並:高
–近畿地方–
1週目      10:10:80
2週目      20:40:40
3~4週目    20:40:40
–降雪量–
[確率]     低:並:高
近畿日本海側  50:40:10
、、、、、、、、、、、、
なんですか、これ
「2015年12月31日発表の1月の長期天気予報(Yahoo!)だよ」
、、、、
<予想される向こう1か月の天候>
向こう1か月の出現の可能性が最も大きい天候と、特徴のある気温、降水量等の確率は以下のとおりです。
期間のはじめは、気温がかなり高くなる見込みです。
近畿日本海側では、平年に比べ曇りや雪または雨の日が少ないでしょう。
向こう1か月の平均気温は、高い確率60%です。
向こう1か月の降水量は、近畿日本海側で平年並または少ない確率ともに40%、
向こう1か月の日照時間は、近畿日本海側で平年並または多い確率ともに40%。
向こう1か月の近畿日本海側の降雪量は、少ない確率50%です。
週別の気温は、1週目は、高い確率80%です。
週別の気温は、2週目は、平年並または高い確率ともに40%です。
週別の気温は、3~4週目は、平年並または高い確率ともに40%です。
、、、、、

IMG_1558

(↑ 平成28年1月1日(金)の若狭湾)

IMG_1656ゆうやけ

(↑ 同上 宮津湾)

15年12月の平均気温舞鶴で7.9度とのこと。 この気温 12月の30年平均が6.1度と比べると相当高い。
2006年12月も高くて6.8度 翌年1月は5度、降雪日3日間という温暖少雪の記録がありますが、今年の1月もそのパターンになりそうな気配が濃厚。

菜の花!

IMG_1697

( ↑ 1/3 森本)

ええじゃん、雨はふらん雪も少ない、明るい、温かい、、暖房費節約、洗濯物乾く、お母ちゃん喜ぶしええことずくめ、それがどうかしました?
「1月30日スノーシュー岳山トレッキングを予定している!」

ということです。去年からイベントの天気を外することはなかったのですが、この山か゛白くならないことには、、、(´・ω・`)、、、、

IMG_1578まつお

お正月様、なんとかしてくださいよ!

IMG_1618

「いやいや、わたしはサンタクロースみたいに橇にのってくるわけでもないから、」

1月1日現在の丹後半島縦貫林道の積雪状況。

IMG_1575
京都の岩手県といわれた実力の片鱗はみせてくれています。

期待して今日から『雪乞い」です。

おめでとうございます。
昨夜来の雷は収まって、野山には溢れる新年の光りと新年を言祝ぐ命たちの声。
丹後には珍しく明るい温暖な年明けです。

IMG_1537センリョウ
これ、何両?
一両ノー十両いえ百両いえいえ千両ノーノー「万両=マンリョウ」似たような実を付けるもののなかでも、もっとも豪華として「マンリョウ」。その万両が年の初めから輝きをはなっているのだから、これはありがたさいやます年明けです。
さてさっそくコンビニへ、目当ては毎日新聞。
「観光って何だろう。温泉に入ってカニを食べること? それも楽しみだが、その語源は、各地の光を観るという意味。日常から離れ、知らない世界に浸るために、人は旅をする。風光明媚な世界遺産もいいけど、隣町の漁村・山村には、あなたの器を大きくしてくれる発見が隠れている。毎日新聞は今年、府北部を舞台に新たな観光ジャンルを創り出すべくトライします。「海の京都の暮らし観光」。驚きの世界が、ここにある。日本の源流を探す旅へと誘います。」と安部記者。

たとえば、「「漁師は魚の命をもらって生きている。海に感謝する気持ちを失ったら、そこで終わりだ」と話す(にしぐちさん)。8キロを超える大物が捕れることがある。おなかに大量の卵を抱える雌だ。そんな時にはタイを抱え、網の外に、そっと帰すという。「くれぐれも、乙姫さんによろしくな」といいなか゛ら。」

最高じゃないですか。自然に暮らしをゆだねる達人たちは野でも山でも海でも一様におなじことをおっしゃいます。

コピー (1) ~ IMG_7787
山は世屋高原と海は伊根、それぞれの山幸彦海幸彦が登場する予定もあるとか。このライン、実は「伊根」の「伊」、「せや」は「勢屋」で、合わせて丹後の「伊・勢」ライン。強力な源流回路なんですよ。

IMG_1088

海の京都をブームに終わらせてはならない、生産地(者)と消費地(者)とをいかに幸せな形で結ぶか、を問う企画、

IMG_1099おどりこ

これぞ『エコツーリズム』、安倍カラー爆発のお奨め企画ですよ。

穏やかな年の暮れ

IMG_1446ブロッコリー
けれど向かうべき新年に厚い壁、「ドイツでは今年、ヨーロッパで最も多い80万人の難民や移民が流入すると予測され、、、、」紛争問題です。
その対策には1兆3,000億円余りがかかるとか。NHK2015年10月16日(金)
(ヨーロッパ難民 ドイツの現状は)。異常気象を頻発させて進行する温暖化、世界の気温上昇を2度未満に抑えなければならない、(コップ21パリ協定)

IMG_1265のうだ

あるいは、身近なとことでは里山を脅かす獣害。325万頭のニホンジカ、88万頭のイノシシ(推定11年現在)駆除、とはいうものの彼らは2023年度には半数にするという目標の対象になっていることを受け入れているのでしょうか。

IMG_1272

戦争も異常気象も里山のピンチも、いずれも、原因は人間が作っていることなのですから、解決する糸口もあるはずなのです、
1兆3,000億円を難民対策につかうより、砲弾をチョコレートに変えるためにつかえと叫ぶことも 温暖化をくいとめるためのたとえば3R運動※を推進することも、そして放棄地の草を刈ることも、、その糸口なのでしょう。

IMG_1127おどりこ

来る年、そのためにものを言い、行動する「挑戦挑戦、挑戦」そんな年にしたいものです。

よいお年をお迎えください。
宮津世屋エコツーリズムガイドの会

※3R運動

「リデュース」 : ごみを出来るだけ出さない生活

ひとつめのRは「リデュース」。まずは、出来るだけごみを出さない生活を心がけることです。生活クラブでは、お届けする品物の容器や包材にまでオリジナルの基準を設けて、ごみとならないよう心がけています。

「リユース」 : 同じものを大切にくり返し使う生活

ふたつめRは「リユース」。同じものをくり返し大切に使う生活です。生活クラブでは、くり返してつかえる「リターナブルびん」が多く使用されています。また、ペットボトルは一切使用していません。

「リサイクル」 : リデュースやリユースができないものもリサイクルで有効活用

3つめのRが「リサイクル」。これは「リデュース」や「リユース」がゴミを出来るだけ出さないための活動だとしたら、「リサイクル」は、出てしまうゴミは出来るだけリサイクルなどで有効活用しようという考え方です。

Newer entries »