宮津エコツアー · 4月 2016

4月 2016

縦貫林道から見る浅谷

139あさだに

ライトグリーンか゛ブナで、黄色っぽいのが、開花中のイタヤカエデ!

橋からのぞき込む龍渓

091龍

谷を覆う緑はリョウブ。

さて、4月下旬、これからの時候のあいさつ。
「青葉若葉の好季節」
「若葉の緑が目にしみる季節」
「新緑の野山に萌える今日此頃」
、、、、その通りです。

028林道

浅谷の新緑、龍渓の若葉、いずれも「里地里山ツアー24日・上世屋ウオッチ」で見ていただけます。

※リフレッシュ工事のため通行止め中て゛はありますが、特別に配慮いただいて当日は通行がて゛きます。

 

前から杉山の尾根に古木の大ヤマザクラがあることがわかっていましたが、花の咲く時期に行けなかった・・・
Aさんの願望が届きやっとヤマザクラの花に出会うことが出来ました。
今回のルートは林道終点~天狗大杉そこから直接宇野ガ岳へ新しい道を開拓していただきその道を歩いて来ました。

 

DSCN7388途中から橋立登る途中に天橋立展望の場所が・・・

 

 

DSCN7430新大杉登山道の途中には天狗大杉に勝るとも劣らない大きな杉がありました。

 

尾根に上がりしばらく歩くと 古木 大ヤマザクラが出現!!

DSCN7410大ヤマザクラ

枝の多くは切れ落ちて1本は本体にぶら下がっています。人と比較してください。いかに大きなヤマザクラか
何とか花に出会えました。

 

DSCN7401ヤマザクラ

可憐な花を咲かせていましたが、樹が弱っていて花数は少なかったです。

 

DSCN7400痛々しい

ほとんどの枝が途中で折れて長い間の風雪に耐えてきたのが分かります。痛々しいヤマザクラ。

 

DSCN7389テツカエデ

尾根を宇野ガ岳へ歩いて行くと なんと!!テツカエデが(葉柄に溝がなく間違いなくテツカエデだとAさん証明)美山とか寒いところにしか植生しないテツカエデ ビックリしました。

 

DSCN7423オオカメノキ2

オオカメノキ(スイカズラ科)が咲きだしてきました。咲きだしは蕾が赤くて綺麗です。

 

DSCN7416宇野ガ岳

宇野ガ岳頂上へ着きました。この日は曇りで遠望は残念ですが・・・でも天橋立の眺望は素晴らしいものです。

 

 

 

 

神戸からいらしたそうです、

134一本葉桜

きっかけは毎日テレビの放映。こんな桜があるのかと感動した。それで車を飛ばしていらしたと言うことです。そして、こういうのを見たかったのだと。すでに葉桜になっていましたけれど、リアス式の海と空と大きな景色と桜一本、これはいい!桜の名所は数々見たけれど、こんなのは見たことがないと、いたく高い評価を語ってくださいました。

その口ぶりに、春の引き立て役としての単なる街路樹ではなく、、木花開耶姫「このはなさくやひめ」のご降臨を見ていらっしゃったのかなと思いました。
そういう意味では、ここには一本でないと。
一方、上世屋の里は逆、

183さくら

おおければ多いほどいい、少なくとも100本はほしい!

092さくら

それだけ咲けばまさしく『桜の園』。

「波見・上世屋重要里地里山』選定記念ツアー(4月23日、24日)について、地域MLを介して配信された連絡を転載します。

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(ヤマフジ)

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地域MLの皆様
いつもお世話になっております。
NPO法人地球デザインスクールの野木と申します。
以下の通り「里地里山ツアー」を開催しますので、
気軽にお申し込みください。

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(成相大観望付近)
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・重要里地里山500選 上世屋・波見谷 選定
・宮津世屋エコツーリズムガイドの会 第11回エコツーリズム大賞 特別賞受賞
を記念して、天橋立の北エリアを巡るツアーを行います。

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( 大杉)
日時:4月23日(土)ー24日(日)1泊3食付
23日13:30〜  24日8時30分~16:00解散予定
★1日だけ、半日だけの参加も大歓迎です★
料金:9,800円 ※部分参加の場合は、食事代など実費が必要です。
対象:中学生以上  定員:10名

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(上世屋棚田)
集合・解散:京都府立丹後海と星の見える丘公園
23日 波見エリア 散策
竹林体験
24日 上世屋エリア 車移動⇒とウオークの組み合わせ
海星公園⇒真名井神社・成相寺経由逆杉大観望→縦貫林道成相線ウオーク⇒世屋高原湿原⇒木子(昼食・自給自足さん)⇒松尾一本桜散策⇒上世屋ガイドウオーク⇒龍渓⇒海星公園

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(林道成相線ウオークて゛みえる上世屋、松尾の里の棚田)

おいしい食事、深い歴史、豊かな自然!を伝えたい!
守りたい!と熱い想いをいだくメンバーで2日間ご案内しますので、
ぜひ、ご参加下さい。
主催:丹後グリーンバレーズ構想実行委員会
問い合わせ申し込み『京都府立丹後海と星野の見える丘公園』
電話 0772-28-9111

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余裕がまだあるとのこと、いずれか1日た゛けの参加も可能です。

水を張った小さな棚田。

135さざ波

さて、この水面に立つ波、これを「ささなみ」といいます。
入力すると漢字では「笹波」と。
笹の葉っぱのような波!フム、、、、?わかったようで意味不明!
ささなみの「ささ」、調べておけばガイドネタになるような気がしましたので、その結果報告。
、、、、
ささなみとは波の一種で、小さな細かい波、具体的には水面を吹く風が、毎秒5m以下。1m以上の時できるしわのような小さな波。
では、その波に「笹」の漢字をあてるのはなぜか。
笹に対するのは竹。大きさの比較で、竹は背が「たけえ」笹は「小さい」。そこで、小さいという意味で笹を用いた。
また、ほかに小さいという意味で、「ささ」が使われる言葉はあるか。
「ささにごり」「ささやか」、「ささやく」、「ささめく」「ささい」「ささくれ」「ささなき」、「ささめき」「ささめきごと」(ひそひそばなし)「ささめゆき」「ささがに(蜘蛛)」など。
、、、、、
このネタ、ポケットに入れておきます。

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田植えに備えてということですが、すぐには苗を植えることはできません、今は苗を受け入れる柔らかい泥の層をじっくりと作っている最中なのです。

世屋の里は、風の里!

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(↑ 4/19 葉桜でもいい、松尾の一本ザクラを見たいと精華町のほうからいらしたお客さん)
たんぼの水面に立つ波をみて、「風速4メートルですね!」といえればかっこいいじゃないですか。

世屋の一本ヤマフジが咲きました、時期としては、平年並み!でしょうか。

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(そうですか、それが?)
2015年改訂の京都府レッドデータでは、2002年版・要注目種から、 「京都府カテゴリー・準絶滅危惧種」にランクアップされています
ヤマフジは西国の藤、世屋に野生状態で生育することは、ヤマフジにとって「東限」と認められると評価されていましたが、その学術的価値は高いというのが理由です。

041やまふじ

、、、、、、、
ヤマフジ
選定理由
府内の自生地が分布の東限で、学術的価値が高い。
形態
フジにくらべて、蔓の巻き方が逆で、小葉数が少なく両面に毛が多い。花序が短いが、一個の花はフジよりも大きい。
◎参照 日本の野生植物 木本Ⅰ(平凡社)248、原色日本植物図鑑 木本編Ⅰ(保育社)345
分布
本州(近畿以西)、四国、九州。
◎府内の分布記録区域 丹後地域、中丹地域。
生存に対する脅威
森林開発、土地造成、道路工事。
必要な保全対策
府内では稀少なものであることを周知する。
改訂の理由
とくに減少しているわけではないが、学術的価値の高さを重視してランクを上げた。
特記事項
中丹は白花、丹後は薄紫の花。
その他
日本固有種
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053やまふじ
「府内ではごく希なものなんですよぉ」
(へぇえ、そらみにいかなあかん!ところで、世屋山藤餅とかヤマフジ飴なんか、あるんですか?)

 

山菜のシーズンに恒例の看板(´・ω・`)

142とるな
監視カメラがあるような息苦しさを感じる一方で、そんな不評を承知で、敢えて立てざるを得ない事情もあります。ノブキはお総菜の素材としても人気があり、それを当て込んで大量に取って総菜業者に卸す「集め屋」があるのです。

そんな中で、この看板!

142ふきとるな

下の方を見てください。

142ふきとるな一

賢いシステムじゃないですか。
過疎化高齢化が進んで地元で取り切れる状況にはなく、かつフキの生育場所も荒れてしまい、蕗の生育場所も少なくなっています。
アユやまったけのように入川料、入山料をもらいそれを管理費に充てる、、、地域の事情によりますからうかつなことはいえません。

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(↑コゴミの群生)

が、里山散策を気持ちよくたのしみ、みんなで里山に関心をもってもらい、自然資源の保全を図る、そういう課題があるなかで、弥栄町来見谷の「英断」、注目していい事例だと私は思います。

一本桜!

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今年は、育ての親溝口氏三世代家族の恒例のお花見を、毎日放送テレビが取材。

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それをこ゛らんになったのか、一本桜はまださいていますか。問い合わせがまだあります。

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その返事「桜は終わりました、今年は11日がピークでしたね。」

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、「そうか、もうおわったのか、、、ざんねんねぇ」

さて、確かに、、、ソメイヨシノはおわりました、
しかしなんだか桜はソメイヨシノだけ、そんなマジックにかけられているみたいです。

116さくら

(上世屋4/17)

しかし桜はソメイヨシノだけではないんです、、桜の種類は600種にもおよぶのです。

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これから日増しに強まる日差しと空の青さにたえうる力強さをもった種類か゛咲きます。

紅い桜

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(大宮町入道峠 4/17)

黄緑の桜

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(小町公園4/17)

4月下旬、里でも山でもばしょばしょで、さまざまな桜が楽しめますよ。

4月半ばというのに桜は終わって、里ははや5月の風情。

027

さて、ことばは、 その組み合わせ方、順序を変えると修飾と被修飾の関係が変わります。

たとえば、「花」と「里」!① 里の花 ②花の里 。①は単品、②はいっぱい。
、、、そんなこと思いながら、

里の花①チューリップ

448チューリップ

里の花②シバザクラ

352しばざくら

里の花③ヤマブキ

025ヤマブキ

里の花④たちつぼすみれ

067すみれ

里の花⑤スイセン

178すいせん

里の花⑥グミ

341ぐみ

里の花⑦レンギョウ

472レンギョウ

里の花⑧

479だいこん

里の花⑨

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この田の米はさながら菜の花米!

それはともかく、今あるものを生かして、新たにくわえるものはくわえて、もっと美しくしようよという気持ち。

それがあつまりたいです、よね。

436

たとえばヤマブキ。たかがヤマブキと侮ることなかれ、斜面いったいに生育するヤマブキ、これだけのボリュームの自生状態はそんなにあるものではありません。

515いいねえ

今は藪状態でうずもれていますけれど、手入れすれば資源!

418

花の里に、というテーマの元に管理されればその先に、、、、「里山エコミュージアム」(^.^)

 

 

オキナグサ!

192きごおきなぐさ
「うっへーぇ」
このボリュームに圧倒されます。与謝野町のとある畑。

191オキナグサ
しかし、すごいのはそれではなく、その血筋。丹後半島の高原草地より移植されたもの。他との交雑のない、由緒の正しい原産種ということがすごいのです。

さて、ここからわけていただいてこの春咲いたのが、このオキナグサ、

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上世屋エコミュージアムの中心テーマは共生。

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そのシンボルフラワーとして、ぜひ世屋の里の草原に里帰りしていただきたい

228

そうおもって分けていただいたのです。

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オキナグサとかけて里山鯉のぼりととく!いずれも絶滅寸前種!!

 

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