11月12日、13日と上宮津公民館で農民文化祭が行われました。
今、杉山林道入り口の紅葉です。
この日一番の紅葉(11月11日)・・・日差しを受けてウリハダカエデが輝いています。今年のウリハダカエデはすでに葉っぱが落ちていまっている木もあれば今、輝いている木、まだ少し青い葉っぱなどいろいろです。
紅葉がすすんでいます。
寒さのテンポが今年は速い感じがします。
さて、その紅葉の仕組みについて、うぃくぺでぃあは、「葉柄の付け根に離層ができ、葉で作られた糖類やアミノ酸類が葉に蓄積し、その糖から新たな色素が作られる」というのは、誤った俗説であるとして次のようにいっています。
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普段、葉が緑色に見えるのはクロロフィルが含まれるからである。秋になり日照時間が短くなるとクロロフィルが分解される。これは植物学的には葉の老化反応と考えられている 夏の間、葉ではクロロフィルが光を吸収して活発に光合成が行われる。落葉樹の葉では、気象条件が光合成に適さない冬を迎える前に老化反応が起こる。この過程では光合成の装置などが分解されて、葉に蓄えられた栄養が幹へと回収される。翌年の春にこの栄養は再利用される。栄養が十分に回収された葉では、植物ホルモンの1つエチレンの働きによって葉柄の付け根に離層ができ、枝から切り離される。これによって、無駄な水分やエネルギーが冬の間に消費されるのを防ぐことができる。植物の葉は「カロテノイド」色素などを使って光の害から自分自身を守る仕組みを備えているが、葉の老化過程ではカロテノイドを含む様々な分子が分解されるため、この過程を進める間も光による害から葉を守る必要がある。「葉柄の付け根に離層ができ、葉で作られた糖類やアミノ酸類が葉に蓄積し、その糖から新たな色素が作られる」とする俗説は誤りである。
紅葉、黄葉、褐葉の違いは、植物によってそれぞれの色素を作り出す能力の違いと、気温、水湿、紫外線などの自然条件の作用による酵素作用発現の違いが、複雑にからみあって起こる現象とされる。
葉の赤色は色素「アントシアン」に由来する。アントシアンは春から夏にかけての葉には存在せず、老化の過程で新たに作られる。アントシアニンは光の害から植物の体を守る働きを持っているため、老化の過程にある葉でクロロフィルやカロテノイドを分解する際に、葉を守るために働くと考えられている
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わたしも、俗説信者でした。またまた、「あんとしあんというのは秋になってからあたらしくつくられる成分だとききましたけどぉ」としてきされるところでした。
モミジを見るときの雑学として、お友達お連れさんにかたってあげるといいのではないでしょうか。
お客さんがおっしゃるのです、「ここのくろもじはなにくろもじですか?」
え!
「毛があったりなかったり、葉っぱが大きかったり小振りだったり、種類があるんだってお聞きしたことがあるんですぅ、ここのはどれに当たるのかと思って」
あれ?あの!ええっと!!でしたよ。
さて、そんなとき、わからないことはわからんと白状するのもガイドの腕です。お客さんもいいお客さんで、「あのこれもらって帰ってしらべてきます」
そして、日を改めて福知山のをとってきたので、みせていただいたのがこれ。
左が上世屋のくろもじ、右が福知山のくろもじ。葉脈や葉の大きさ厚さに違いがかんじられました。厚い雪雲の下の丹後のくろもじとその雲の支配を免れる境にある福知山のクロもじとが同じであるわけがないのだと改めて思いました。葉っぱ図鑑を見せて頂きながら、
丸みがあって小振りなのが「くろもじ」で、葉柄が長く主脈に絹毛がはえるのが「おおばくろもじ」で山陰地方・関東以北の多雪地帯に生育するということです。さらに、うすげくろもじとか葉脈沿いに長い絹毛を持つ「けくろもじ」というのもある、とガイダンスしていただきました。
で、この四種のうち、せや高原のくろもじの該当するのはどれかというと、オオバくろもじとしたいところですが、葉脈に毛を持つのかもよくわからないのでさらに詳しく見る必要があるということでした。
さて、そんなこともあり、あらためて自戒しなければと思い受験シーズンなので、生物多様性について、問題を作ってみました。
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次の①から⑥の説明に共通する植物の基本的な名前を後の四つから選びなさい、
①青森県と北海道・道南地方の特産で,頭花が上向きに咲く
② 岡山県特産で,多数で小型の頭花を下向きに咲かせ
③長野県に分布し,多数で小型の頭花を下向きに咲かせ
④新潟県妙高山系のブナ帯に生え,多数の小型の頭花を下向きに咲かせ
⑤京都府と兵庫県に分布し,多数で小型の頭花が下向きに咲き
⑥北陸地方から近畿地方北部に分布し,夏緑樹林や常緑樹林の林縁に生え頭花は点頭するか横向き~斜上して咲き
、、、、、A ツバキ B アジサイ C ユズリハ D アザミ
答えは、D アザミ
一口にアザミといっても、その種の数は150種を越えるのだそうです。 北海道から沖縄まで、また一方では海岸から高山の頂にまで様々な環境に分布域を広げているためです。そして、そのひとつひとつの命名に用いられるのが産地の名前。ちなみに①はあおもりあざみ②はみまさかアザミ⑤はたんばアザミ。⑥のおはらめアザミ。これはせや高原にも咲いているとされますが、下の場合で頭花の付き方をみると!
分析を詳細にしていただけば「せやおはらめあざみ」に分けられるかもしれません。
11月8日杉山へ・・・写真をいただいたので載せておきます。残念ながら曇り空で紅葉が映えません。
最後におまけ
概要 | ススキと紅葉が天然杉の林に美しいコントラストを描きます。天然杉の巨樹をめぐり、宇野ガ岳・風穴・杉山頂上めぐり嫁入り道へ降りてきます。 | |||
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実施日 | 11月16日(水)午前9時~午後4時頃 | |||
所要時間 | 約6~7時間程度 | |||
集合場所 | 午前9時集合 大江山スキー場駐車場 | |||
受入人数 | 20名(定員) 最少催行2人 | |||
参加料金 | 600円(傷害保険、パンフレット等) | |||
持ち物 | 昼食、水筒、雨具、山歩きできる服装 | |||
お申込先 | 宮津市エコツーリズム推進協議会 上宮津杉山ガイド部会 久古直子 電話・fax 0772-22-4739 |
■集合場所 大きな地図で見る
淀徳書店さんに。
丹後の本屋さんにニューフェース登場!
川北亮司さく/山田花菜えで『里山で木を織る 藤布がおしえてくれた宝物』
「京都の里山には、藤の木から布を織る「藤織り」という業があります。でもかたい藤の木を、どうやって布に変えるのでしょうか? 40年に渡り取材した日本の伝統技術とともに、自然と共生する大切さを子どもたちの目線で描く著者渾身のノンフィクション。」
と出版元の汐文社。
さて、その出版を記念して作者川北亮司さんを招いての交流会を次のように計画しています。
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1 日時 平成28年11月13日 午後6時~8時30分
2 会場 レストラン ビオラビット 日置マリンとピア五号館
3 内容
一部 出版セレモニー (6時~6時40分)
作者記念トーク 「人間の明日と日置っずの学んだことの意味!」
二部 出版記念交流会 (6時50分~)
①お食事タイム 参加者紹介と一言コーナー
②「丹後の仲間たちと川北さんと」ミックスお楽しみワールド
4 会費 2500円(軽食付き)
※問い合わせ 090-7346-4639 ガイドの会
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日置っずという日置小の子どもたちの学習を通して、日本にとって里山とは何なのだろうと問いかけるこの本の中には、その中に、私たちガイドの会が里山のブナ林を案内した様子も紹介されています。里山と私たちの今と未来に関心のあるかた、この機会につながりを深めることができればと思っています。どうぞご気軽に参加くださいますよう案内させていただきます。
分校
天は学校の上に学校を作らず、学校の下に学校を作らず!とはいうものの、本校に対するところの分校、という時、分家と本家という関係に似た一人前扱いされないといったような何とも曰く言い難い肩身の狭い思いをしたというほろ哀しい気分が蘇ります。
ああ自由は分校に存す 分校から日本の教育をリードするような発達に即したきめ細かいすてきな教育がたくさん創造されたのも、そんな屈折した思いがバネになったのかもしれません。
さて、明日はなろう本校に!そんな夢も営みも青空にはかなく消えて、さらに新しく付け加えられたのは「跡地」という言葉!
「金さん、どうだろう、次々と◆◆校跡という碑が立って、この道は、日本が、◆◆国の日本分国になっていく道ではありますまいかのぅ、、、。」
そうじゃぁ、分校跡が分国跡にならねばええがのう!
それにしても、ここは上世屋小学校、宮津中学校上世屋分校だったのに「跡地」と書いたものすらないではないか、、、
分校巡りの旅、というのがあるぐらいだから、立てておきますよ。
丹後・上世屋 八十八手米
10kg単位で7袋、確保してあります。価格は送料別5000円。
さて、 米と言う字が、八十八の手間をかけて作られた事に由来するというのは、米がお金であった時代に生まれたことなんでしょうね。いまでも確かに、八十八の手間というその内容に挑戦されているぶろぐが多数在ります。なかでも、もっとも精密なのは※「 安心なお米屋さん – 楽天ブログ」かもしれません。参考までにあげておきます。
※
1、抜き穂 =田んぼの中から来年の種子を採取するため、異種種の疑いのある穂を抜きます。
2、採 種=種にする籾をほ場から収穫します。
3、唐箕選 =採取した種籾を唐箕(とおみ)」にかけ、選別します。
4、のげ取 =稲の籾にある芒(ぼう)を取り除く。
5、塩水選 =種籾を比重1:14の食塩水に付け、浮かぶ籾を取り除き、良い籾だけを選別します。
6、水 洗=塩水選で塩水に浸した籾を水で十分洗います。
7、種子消毒=一般栽培では、農薬に塩水選した種を浸して、馬鹿苗病、籾枯細菌、イモチ病の予防を行います。自然農法では、温湯浸法と言って、温湯に種籾を浸けての防除を行います。
8、浸 種=発芽には100度の積算温度が必要なので7~10日水に浸します。水は毎日交換して、酸素欠乏を防ぎます。
9、催 芽=浸種した籾を風呂に浸け(35℃位)発芽させます。鳩胸状態にするのが良い苗を作るコツです。
10、育苗土 =育苗土の準備、最近は、市販の消毒済みで肥料が入った物を使うのが多くなっています。自然農法では,ほ場や、山の霜崩れの土を篩い(ふるい)にかけて、育苗土を作ります。
11、育苗土消毒=苗立枯病の予防に育苗土に農薬を混ぜる。自然農法では、菜種粕液肥などを使います。
12、育苗土施肥=育苗土に肥料を混ぜます。
13、苗箱の消毒=苗立枯病の予防に苗箱を塩素系の殺菌剤で消毒します。自然農法では、省略します。
14、播 種 =種籾を苗箱に播き、覆土します。
15、新聞紙貼り=苗箱に新聞紙を被覆します。
16、苗代作り =苗代田に水を溜め、約3週間置いて耕し、苗代を作る。
17、苗箱並べ =苗代に苗箱を並べる。
18、保温資材被覆=苗箱並べが済んだらその上に新聞紙、有孔ポリなどで覆う。
19、カラスの害対策=カラスの害を防ぐ為、糸などを苗代の上に張る。
20、育苗管理 =発芽が5cm位になれば、新聞紙、有孔ポリなどをとり除く。その後、水が涸れないように、水管理をする。
21、苗 追 肥=苗の生育の為、液肥を苗に散布します。
22、苗の防除 =苗にも苗立枯病、イモチ病になる場合があるので、薬剤散布をします。自然農法では、健苗育成に努め、農薬は使用しません。
23、耕起(1回目)=稲刈りが済むと直ちに、田んぼを耕耘しイナワラをほ場に鋤きこみます。
24. 豆殻を散布=転作で栽培している大豆の茎葉は良質な有機肥料です。大豆、小豆などのからは、田んぼに積極的に還元します。
25、堆肥 運搬 =前年の秋に作っていた山野草の堆肥(のり面の草)を
ほ場へ運びます。
26、堆肥 切断 =ほ場に運搬した山野草の堆肥を刈払機やカッターで小さく切断し、ほ場に鋤き込みやすくします。
27、堆肥 調達 =山の腐敗土、近隣の畜産農家の堆肥などを調達し、良質有機物を田んぼに施します。
28、耕起(2回目)=トラクターで耕耘し、堆肥をほ場に鋤き込みます。
29、溝 上 げ =水溜の時、水が田んぼに早く回るように、畝たて機
(うねたてき)で田んぼに溝をほります。
30、畦草 草刈 =水溜をする前に、田んぼの畦(あぜ)及びのり面側の草を刈ります。
31、溝 掃 除 =雨水をため池の入れる為の水路を集落あげて行う。
32、水 溜 め =雨が降ったら田んぼに引き込んで、トラクターで耕耘し水溜をします。トラクターで2~3回耕耘し、水持ちを良くします。
33、畦 塗 り =田んぼから水漏れを防ぐ為、クワで畦塗りをします。
34、元肥 散布 =元肥を散布します。自然農法では、元肥には菜種粕、米糠等を施肥します。
35、代 掻 き =散布した元肥を土に混ぜるとともに、田んぼを均一にする為、代掻き(しろかき)ロータリー耕をします。
36、苗 取 り =苗代から苗箱を取ります。昔は、苗を1本1本手で取って、束ねて田んぼに運んでいました。
37、苗 運 搬 =苗代から取った苗を運搬機で田んぼに運びます。
38、苗箱 施用 =田植前に殺虫剤、殺菌剤を苗箱に散布します。勿論自然農法では、行いません。
39、田 植 え =田植え機で田植えします。昔は、田植え機がないので、手植えでした。束ねた苗を投げ込み、1本1本手で植えていました。
40、補 植 え =機械でうまく植えられなかった所、欠株の所に手で植え直して行きます。(実は少々の欠株は、稲の収穫に影響がありません)
41、苗箱 荒い =苗箱を洗います。
42、除草剤散布 =田植え後7日目位に除草剤を散布します。私共の自然農法では、ここで除草剤を1回だけ使用させて頂きます。アイガモを放飼するアイガモ農法もあります。
43、除草機押し =除草剤を使用すると手取り除草はほとんど不要です。
自然農法では、除草機を2~3回押します。
44、手取り除草 =除草機を押してもやっぱり草が残ります。最後は手による人力除草です。
45、追 肥 =6月の分けつ肥・7月追肥・8月穂肥を2回実肥を4~5回追肥します。
46、穂 肥 =
47、穂 肥 =自然農法では、ペレット状の有機肥料を散布します。
48、防 除 =4~5回本田に農薬を散布して、病虫害を防ぎます。
自然農法では、農薬の代わりに木酢液を散布する事があります。
(病虫害を防ぐ波動調整をする)
49、水 管 理 =田植え後出穂までは水を切らさないよう深水管理、出穂後は、間断かん水の水管理をします。(これが意外と大変なのです。)
50、揚 水 =日照りが続くと、水不足になります。水持ちが悪い田んぼはポンプで水を汲み上げます。
51、悪水 除去 =大雨が降ると必要以上の水が田んぼに入ったり、畦畔が崩れたりします。大雨の時は大水が田んぼに入らないようにします。
52、畦草刈り =田んぼの管理と病害虫抑制の為畦草を2~3回刈ります。
53、畦草刈り =田んぼの管理と病害虫抑制の為畦草を2~3回刈ります。
54、畦草刈り =田んぼの管理と病害虫抑制の為畦草を2~3回刈ります。
55、ヤネ刈り =7月中旬に再度田んぼの、のり面の草を刈ります。
56、草 刈 =採草地、田んぼの、のり面の草を刈ります。
57、草 束 ね=-刈った草は数日そのまま乾燥させておき、束ねて、のり面
に重ねておきます。これが来年の米作りの堆肥になります。
58、のり面の管理=のり面にススキなどが生えるのは良いのですが、クズや木が生えると草刈作業が大変なので、こまめに抜いたりします。
59、溝 切 り =排水の悪いほ場では、田んぼに鍬等で溝を掘ります。
60、落 水 =稲刈りの20日位前に、落水します。落水は、田んぼに水の出口を掘って行います。
61、抜き 上げ =落水の時、排水の悪いほ場では、稲株を堀上げて、排水溝を作ります。
62、ヒエ 取り =ヒエの穂が出てきます。ヒエは種が田んぼに落ちると大変ですので、ヒエの株を鎌で切り取ります。
63、猪 害よけ=猪よけをする。
64、雀 害よけ=稲穂が実ると雀がやってきます。案山子(かかし)や
ピカピカ光るテープを張ります。
65、稲 刈 り =昔は、鎌または、バインダーで稲を刈りました。天日乾燥しむしろで干し、それを脱穀機で脱穀していましたが、今はその行程をコンバインの一行程で完了します。
66、ホギ 作り =
67脱 穀 =
68、籾 運 搬 =コンバインで刈った籾は運搬車や軽トラックで乾燥機の所まで運びます。
69、乾 燥 =収穫した籾の水分が15%位になるよう乾燥機で乾燥します。15%に乾燥する理由は、虫害の防止、籾摺りしやすくする為、そして米の検査基準があるからです。
70、籾 摺 り =乾燥した籾を籾摺機にかけて。籾殻を取り除き、玄米にします。
71、米 選 別 =籾摺した籾を米選機にかけて、未熟米を除きます。
72、計 量 =選別した精玄米を米袋に詰めます。30kgの紙袋に入れます。
73、出 荷 =出来上がった米袋を出荷して検査を受けます。
74、保 管 =米は常温で保管すると、翌年の梅雨明け以降に食味が大きく変化します。その為低温貯蔵庫で保管し新米の食味を維持に努めています。
75、精 米 =直接消費者の皆様方にお届けするお米は、玄米を精米機にかけて糠を取り除き、白米にします。
76.石 抜 き =時には、米の中に異物が混入する事があります。石抜き機で小石や異物を除去します。
77、焼きずくも =籾摺り後に出る籾殻を焼いて燻炭(くんたん)にします。
78、畦 落とし =水溜の時塗った畦をスコップや畦切り機で落とします。
79、畦畔シート除去=畦に使ったシートを除去します。」
80、田面の均平化 数年間稲作りをしているうちに、ほ場の外側が高くなったりします。低い所の土を高い所から運びます。
81、暗渠の整備 =ほ場の排水を良くする為、暗渠(あんきょ)は毎年掃除しないと機能を十分発揮できません。田んぼに溜まった泥を鍬であげます。
82、土手の草刈り=溜池や土手の草刈をします。
83、機械の整備 =使用した農機具はその都度、きちんと整備して置かないといざと言う時に不都合が生じます。
84、機械の点検 =冬場でも時々エンジンなどをかけ点検をしておきます。
85、記 録 =作業の実施状況、水田の管理、作柄、経営の記録をつける事は大切な事です。
86、栽培技術の研鑽=栽培講習会に参加したり、栽培技術の高い農家の視察などをし、常に美味しい米作りを目指します。
87、販売 宣伝 =販売ルートの確立と美味しい米の試食会などを開催します。
88、米 作 り =米作りは人作りにつながります。日々自然に学び・人に学び・土に学びます。』
、、、、、、以上!
なんとなぁあ!です。
しかし、数こそ88に合わせてありますが、手間暇の質的な重みはずいぶんと軽減されての八十八。特に、決定的なのは65の項。これを元に戻せといえば米作りをするものはいなくなってしまいます。
そのようにコンバイン刈りで手間軽減が当然の状況のなかで上世屋のように、手間暇かけて天日干しを続けて、結果的に環境に負荷をかけず、生物多様性の保全に貢献している上世屋のような棚田米の値打ちは別格。
そのあたりの事情をまとめるなら、、、、、、、、
「機械力や薬力は米作りの手数をずいぶん減らしてくれました。そのかわり、生き物はずいぶん迷惑を被っています。でも、上世屋の米作りは、地図の等高線のような形の棚田で、秋には稲木を組んで天日干し。かける手数は本との八十八手。おかげで、トンボもツバメもカエルもイモリもニコニコ米。そのため、生物多様性保全上重要里地里山500にと環境省もバックアップ。小さな花の歌の里の正真正銘八十八手米」
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こんな風になるのではないでしょうか。
年末にむけて、お歳暮に最適。連絡お待ちしています。
連絡先 宮津せやエコツーリズムガイドの会(090-7346-4639)
「千葉」からみえたんだそうです。
車は「わ」ナンバー、目的があるようで、なにか探していらっしゃるようで、カメラを持っていらっしゃるので秋の里山世屋探訪と見えるけれど、どこを見たらいいのかなにか不案内なようす。祖父母の地とか縁のある人たちが訪ねてみえることもあります。こういう名前なんだが、家はどこに在ったのでしょうと聞かれたこともあります。そこで、パンフレットをもって、どちらから! どうしてここへ! 何でここを! それとなくサーチすることも目的で、いつものように声をかけてみました、
要約すると以下の通り。
◆東京の居酒屋の雑誌に丹後の上世屋の記事を見た。◆何でも若い夫婦で農業に取り組んでいて子どももできてという話だった。それに惹かれて行こうと思った!
~その記事を書いた方、あのおうちですよ、畦道に下りると棚田もさらに見え方が違いますよ、案内しましょうか。~
「いえ、新幹線の時間があるので」
棚田の里は好きであちこち回っている。あっちにもいった、あれも見た。が、ここの里と棚田はまた違う味わいを感じる、、といった感想を残して帰っていかれましたよ。
千葉と上世屋が居酒屋にあった丹後を発信する雑誌記事をきっかけに新幹線とレンタカーでつながったという不思議にちょっと感動しました。
これからに必要なすばらしいものは地方にある、それを求めて新幹線で、レンタカーで、自動車道でちょいと!世の中はそうなっているんですねぇ、その受け皿を、たとえば「せやエコ&ジオミュージアムビジターセンター」というかたちで、誠意をもっておもてなし、サービスが提供できるように待ち受ける側がしっかりと作っておく、それが課題だとおもったことです。