鯉の滝登り!
竹竿をしならせて翻らせる魚群!
ええもんみせてもらいましたでぇという気分です。
鯉は滝を昇る、「黄河上流にある竜門の滝と呼ばれる急流を登りきれた鯉は、化して竜になる」ということです。
心身大出世を果たすという意味で用いられます。
丹後の鯉たちは滝登りたちはに挑む根性をもっている。
強風注意報下でも下ろさないのは、それを見せたい、主催者の意図と心意気なんでしょう。
としたら、風の強い日にこそ見にくる値打があるということです。
ちなみに、鰻登りということばもあります。丹後の鯉のぼりの人気が鰻登りに高まればいいですねというように使い分けします。
日本に戻ってきた鰻の稚魚たちは、ほんとに滝を登ります。鰻なりの方法で越えて上流をめざすんですよ。
丹後半島の先端伊根町野室の断崖絶壁から日本海に落ちるたかへらの滝には、その話が伝わっています。
そんなウナギが「化して竜になる」と言われないのは、当たり前すぎる、みんな登ってしまうからなんでしょうんね。ウナギの滝登り、別の意味のことわざになりそうです。