宮津エコツアー · 8月 2018

8月 2018

「花見」にいこうかぁとでもいおうものなら
こんな暑いのに、なにかんがえとるうー と一蹴されかねないのが、サルスベリ。

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■ 百日紅 燃え白雲は 峰をなす   林翔

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■すぐそこに 海のある寺 百日紅   鎌倉喜久恵

花の期間が長いので重宝だし、赤と黒、夏にサルスベリが咲かなかったらそれこそ異常、日本の夏にはなくてはならない花ですけれども、花見には適さない花です、

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なので、「全国の百日紅の名所hananomeisyo.sakura.ne.jp/zenkoku-sarusuberi.htm – キャッシュ」を検索すると、そこにはサルスベリの名所はない、、、。「百日紅の花はともすれば見過ごしてしまう。 どこにでもある花だからあろうか? それゆえなのか、百日紅を集中的に植えている所は少ない。 百日紅の名所として案内する所がほとんど無いというのが実情である。」と。

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木のサイズが大きからず、小さからずのサイズ、そのためお寺に、お墓に 庭に閉じこめられているからかもしれません。

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もし、お寺から、墓から 街路樹から、解放する適地があるとするなら、それは世屋の里かも、、、

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風は高原風、広々とした緑の里山景観に映えることは請け合い。

上世屋のサルスベリを見にいこう!

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そんなことが夢ではないよというように、棚田跡の荒れ地に植えた一本サルスベリが花をつけました。

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■青天に 映ゆ百日紅 いま青春     丹羽杏華

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『花無心』良寛
花 無心にして 蝶を招き、 蝶 無心にして 花を訪ぬ。花 開くとき 蝶来たり、 蝶 来たるとき 花開く。
(われ)もまた 人を知らず。 人もまた 吾を知らず。知らずして 帝則(ていそく)に従う。

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(花は、蝶を招こうとして咲いているのではなく。蝶に、花を訪ねようという心があるのでもない。花が咲くと、蝶が飛んできて、蝶が飛んでくる時に花が咲いている。自分も、他の人々のことは知らないが、他の人々も自分のことを知らない。互いに知らないながら、天地の道理に従って生きている)

 

道をこ埋める服装も肌の色も違う人たち、これ映画のロケ?!

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、、、、ではなく、某大学に環境系で海外から留学している学生さんたち。

自然と人間の今と未来、その研修プログラムの舞台に里山世屋の備えている諸条件は貴重ということで来訪してらっしゃるのです。

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これだけの人数での来訪が、夏の恒例になっているのはうれしいことです。

また、そのなかで敬意を表したいのは、過疎の村では手が回りかねていることもおおいなか、そのプログラムの一環で、地元の皆さんとの交流も兼ねたボランティア活動を設定してくださっていること。とりくんでもらったのは、川の堰堤の除草や学校跡の藤棚の剪定や花壇整備。

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さらに、今年は宮津高校のフィールド探求部のみなさんも加わってくれました。

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過疎の中で何が悲しいかというと花がなくなったこと、

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花は元気と勇気そのもの。

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若者たちが、ーあの暑い夏の日の前日八月五日、国際交流を深めながら作ってくれた夏里山花のオブジェ。

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若者同士の愛と連帯で平和の創造をとのメッセージを、世界に発信しているかのようです。

日置田圃は緩やかですが、棚田たんぼです。

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畑川と世屋川からの土砂の堆積した扇状地に開かれたためです。

扇状地といえば、大宮町森本トンネルを京丹後市側へ降りる溜め池。

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絵に描いたような教科書そのままの扇状地を、先の集中豪雨が作ってくれました。

こちら日置の扇状地地形形成については、源流のせや高原が地震などで地盤がゆるんでいたところにそんな集中豪雨がおそい、大規模な地滑りと土石流が発生したことによるという説があります。

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ここに米作りの技術をもつ渡来人が村をなし、緑の水田に変える歴史が始まったのですが、!それは、2000年前のことだろうと推定されています。

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ちなみに、ここから海にあふれた土砂は北東から南西への海流にはこばれ、天橋立を形成したということです。

 

 

海も。

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田圃も。

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常夏さんことかわらなでしこも。

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ハスも

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(上 日ヶ谷蓮苑)

いつもの年のようにこの暑さもどこ吹く風!といった風情。

しかし、路地の作物にはこの水不足は想定外。

小豆畑も。

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里芋畑も。

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大雨も土砂災害も猛暑も熱中症も異常気象の裏表で、地球温暖化によるものだということを畑の作物たちにどう言い聞かせたらいいんでしょう。

 

 

 

利き水ツアーのご案内!

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太陽の異常接近、太陽がいっぱい!といわれても納得するほどの暑さです。

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こんな夏に対抗できるのは、丹後の山奥に湧くキレッキレの水!

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(上 大宮町明田 城ヶ越え清水)

「エコガイド・ネイチャーヨガ・フィールドシェフが全力でコラボ」丹後里山ウォーキングッ、第四回は橋北方面、日ヶ谷、筒川を訪ねます。

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