2018年12月15日 in 世屋・高山ガイド部会 by yasuda | No comments
宮津湾初冬の夕暮れ
1592年、数隻の舟が宮津から日置へ渡りました。そのなかに、細川たまさん。明日をも知れぬ味土野への旅です。
後に彼女は、こんな歌を残して戦世に散りました。
「散りぬべき 時知りてこそ世の中の 花も花なれ 人も人なれ」
この辞世の歌は、実は、この舟旅の間に出来ていたのかもしれません。
戦世に武将の娘に生まれた玉さんの懐の覚悟を、栗田半島の山は見ていたのでしょう。