2012/10/05
アサギマダラは、春から夏にかけて本州の涼しい高原地帯へ渡って繁殖し、気温の低下と共に南方へ移動を開始し、遠く九州や沖縄方面に戻っていく蝶です。
(↑ (産経新聞05年10/30) )
アサギネットには「山形・蔵王スキー場で8月26日にマークしたメス1匹が、今度は11月20日に、与那国島・久部良岳の山頂で見つかりました(06年11月27日 読売新聞)。 直線距離にして2246キロ・メートル」との大移動が紹介されています。
丹後半島も渡りのコースです。6月5日には龍渓で、アザミの蜜を。
7日には高島海岸に咲くスナビキソウに。
そして、10月3日には世屋高原で会いました。
ヒヨドリ花やサワヒヨドリが盛りです。
北上は海岸コース、南下は山間コースを辿るのでしょうか。
アサギマダラの渡りの謎については、http://home.r07.itscom.net/miyazaki/main.htmlさんは、
■か弱そうに見えるあの小さな体の何処に海を渡って1000kmもの長距離を飛び続ける力が秘められているのだろうか。
■秋に南下する時は、強い偏西風に逆らうことになる。逆風をどうして克服でき、しかも洋上の小島を探し出すのだろうか。
■海を渡っている間の食餌はどうしているのか、夜は何処で休んでいるのだろうか。
■新しく生まれた蝶は4か月程度の寿命です。つまり渡りをする蝶はいつも新しい世代です。それなのに蝶が南へ、あるいは北へ、渡りの時期が来きたことをどうして知るのか。そして、どうやってはるかな土地の方角を知るのだろうか。
■食草はその土地に1年中あるのに、何故その土地の環境に順応せず、危険の伴う旅を続けるのだろうか。
と、あげておられます。
アサギマダラには、これからも目が離せません。
世屋高原休憩所周辺にはフジバカマが育っていますよ、、
山形の蔵王から台湾へ行く個体かもしれません。奥の細道どころの旅ではありません
「アサギマダラさん、休憩していってくださいね!」