2013/01/06
「クリスマスに除夜の鐘にお正月、 日本人てのは、哲学のない何ともファジーな民族だ。儲かりゃいいというものではないだろ。」
おいおい、どうしたんだ?
「売り切れだよ!」
何が?
「春の七草パックが。」
売り切れたことに切れてるわけ?
「いや、何とか残ってた。しかし考えて見て見ろ!今頃、丹後で、七草あるか!ないぞ、雪の下だぞ、なんで今頃七草だ?」
なんで売るんだって、買う人があるからでしょ、あんたみたいに!
、、、、、
ということで、あらためて、冷静に春の七草と七草がゆとは何か、調べてみました。
まず、春の七草とは[せり、なずな、ごぎょう、はこべら、ほとけのざ、すずな、すずしろ、これぞななくさ] をさします。
疑問① 七草がゆを食べるのは1月7日。「なぜ1月7日に七草がゆなのか、」
それはこういうことです。
『1月7日は端午や七夕などの五節句のひとつ「人日(じんじつ)の節句」です。古来の中国では、元日からそれぞれの日に動物を当てはめて占いを行い、該当する動物を殺さない風習がありました。7日目に当たるのが「人」であったことから日本では、「人」を大切にするという考えのもと、春の野原で芽吹く草をかゆにして、1年の無病息災を祈りました。』
疑問② ではなぜ七種なのか、
中国の影響です。中国では、奇数「一、三、五、七、九」を吉とする習慣があります。
最大の基地は九、しかし、「九」は恐れ多いので一段へりくだって「七」を最大の吉としました。、七つ寄せ集めねばならなかったのです。つまり春七草も秋の七草も寄せ集め。
疑問③ いまのセリから始まる今の七種の選定は、いつごろ誰によっておこなわれたのか、について、これには諸説。春菜積みの習慣や人日の考えを踏まえ、宮中では穀物粥などが食されたりしながら、1300年代半ば頃に今の七草が現れ、大名家などが取り入れたことによって定着したとかんがえられるとのこと。
疑問④ では、寄せ集められた七つには、「邪気」を払うというような御利益はじっさいあるのか、これは、あるということです。
「 •セリ…鉄分が多く含まれており、増血作用が期待できる
•ナズナ…熱を下げる、尿の出をよくするなどの作用がある
•ハコベラ…タンパク質が比較的多く含まれているほか、ミネラルそのほかの栄養に富んでいる
•スズナ・スズシロ…消化酵素のひとつ「ジアスターゼ」が含まれており、消化を促進する」
これは、oshiete.goo.ne.jp > 教えて!goo > 学問・教育> 哲学 – をご覧になってください。
つまり、薬膳。
それにしても、丹後で、七草はまだ雪の下、なぜこんなとき!ごもっともです。
(↑ 1/6 五十河)
この風習が生まれたのは旧暦、今の暦では2月。生鮮やさいも少なくなり、ビタミンなど欠乏する時期です。
、、、、、、、、
「ということは、春の七草には意味があるけれども新暦1月7日の七草がゆは本質とはずれているわけ?」
ええまあそういうこと!
「やっぱり日本人てのは、哲学も科学もない何ともファジーな民族だ!」
そこが、強みでしょ(^.^)