宮津エコツアー · 棚田学習

棚田学習

2013/01/14
T 黄金の穂波。

この景色、景観は、「米がお金」の時代が作ったものです。

S どういうこと?

T たとえば、宮津藩7万8千石   石、というのは米の単位です。
一石は、10斗=2.5俵(=100升=1000合)約150キロ
これをお金にしました。だから、石高は  財政力を表します。
安房守伝記に、幕末のころは一石は25万円相当と、ネット資料。
7万8千石×25万円=195億!
お米はお金、実った稲は、金の波。

天まで田圃が開かれたゆえんです。

S なるほど、

T ちなみに、24年度宮津市予算規模は総額188億7,249万円。基礎資料が正しければ、江戸時代と現在と同じ規模!

S へえー。

T ところで、、現在の農協出荷価格、7000円/30kgとか。一石 3万5千円

S え?25万円が3万5千円!

T 一石 3万5千円としたら 宮津藩78000石の財政は27億3千万円の予算、計算まちがっていますか?

S あってる。お米作れない
S だから、農地は荒れるのかあ

T そう、このままだったら、もっとあれる。


S お米を作らなくなって、田圃が荒れたらどんなことが困るの
T 田圃は、ビオトープの役目や小さなダムの役目をしていたなんだ生き物が住めなくなる カエルもイモリも。

一緒に生えていた草たちも生えなくなる
ここには、幸いまだよく保たれている 参考にしながら、わたしたちはこれからどうしたらいいだろう、考えてくれないか!

S せんせい イモリってなに?わたし触りたい!

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