宮津エコツアー · 復興とエコツーリズム

復興とエコツーリズム

2013/02/21

卓上織機を使ってしおりを作る藤織り体験、観光っぽくないきまじめさの交じる雰囲気。

男性相手に二人羽織なんかしているところ、見たことがない井之本さんなのに(^.^)、いつもより力が入っています。


それもそのはずです。宮城県からみえた皆さんなのです。

目的は、甚大な被害から立ち上がる復興計画のヒントを得ること。

地震と津波は、命を奪い、暮らしを破壊しただけでなく、海と里と山と川のつながりをも破壊しました。その関係のつむぎ直しを起案し、その具体化に取り組んでおられる関係者の皆さんの眼に、天の橋立+ワンとして取り組んでいる宮津のエコツーリズムが入って視察の運びになったと言うことです。
視察では、藤織りと柿渋塗りの体験メニュー。

そしてガイドウオークを体験していただきました。

ガイドウオークは、大シデ碑から休憩所まで特設コース。ムラの滅びを覚悟した碑とこの里で40年仏に向かい合われた仏師さんの作品、新世屋聖観音からのスタートです。


世屋の里の暮らしは、地形面でも、産業面でも決して安心安全なものとはいえません。壊滅的な火災にもみまわれながらそれでも復興させてこられたのは、自然とつながった暮らしの知恵があったからではないでしょうか。

宮城県の復興プランのテーマは「森里川海が育む自然とともに歩む復興、」というそうです。


上世屋の雪が、その成功を祈りながら、一行を見送りました。

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