2013/03/28
沢のガレ場には、ワサビの群生が見られます、
日本特産で学名も「Wasabia japonica」。 漢名なし、わさびはわさび。
飛鳥時代の木簡に「委佐俾」と書かれているいうことですから、そのおつきあいは、一千三百年以上に及びます。
、、、、
こんな古くからのなが゜ーいおつきあい種です!1時間ぐらいはしゃべらないといけません!
ここから入りますか(^.^)
人がナミダするほどのこのワサビの辛さ、これは虫に対するバリアでもあります。ところがそれを破ってバリバリ食べる蝶の幼虫がいます、
三択て。(1 モンキアゲハチョウ 2 ベニシジミ 3 モンシロチョウ)
ワサビは、アブラナ科である、ヒントです。
それはともかく、このワサビ、植物にしておくのはもったいないほどの知恵者、ということを今年はお話しましょうか。
というのが、このあたり一面ワサビッ原だったと古老が語られることがあります。独占してしまっていた、他の種の生育を許さないということです。そこに知恵があるのです。つまり、植物は、根から栄養分を吸収するときに土壌菌の力を借りているそうなのです。その菌をやっつければその場所一帯を支配出来るというのがワサビの思いつき。周辺の土壌を殺菌し、植物が生えないようにしているが物質をアリルイソチオシアネートというそうですが、それを精製して根から放出するということをやってしまったということなのです。これって、すごくないですか!
ところが、ここから、もう一つドラマがあります。じつはこの「毒」方式、ワサビ自身にとっても危険なことであるのです。自生種は地上部の大きさに比べて、根茎は釣り合わないほど小さいのはそのためです。ワサビの防腐作用、鎮痛作用、芳香作用野ある根っこを大きくすることは人の願うところです、どうしたらいいか、観察し気づいたのでしょうね、流れる水の中で育ったやつの根は相対的に大きいと。そうして発達したのが、畳石栽培法。
殺菌成分が流されて影響を受けずにすむということなのですが、そういう理屈はずうっと後になってからわかったことです。ただし、大きいばかりがいいわけではありません。ワサビの粕漬けなどには、小ぶりの柔らかいもの。この場合は、大量の水がなくても栽培が可能なはたけワサビが用いられています。
Mさん、醤油漬けには自生ワサビで充分なのです。(^.^)