2013/05/31
「時期が重なって咲くものに、ウツギ、
ツクバネウツギ、
タニウツギ、
バイカウツギ
などがあります。■■ウツギというのは、、茎が中空だから空木・「ウツギ 。また、5月は卯月、卯月の花だからウツギ。
そう説明しているときに! 「なるほど、けれども、 花びらをみたら、ウツギはばらばらなのに、タニウツギはひとつですよね!」とおっしゃるお客さんがいらしたら、要注意、相当の人です(^.^)。
「タニウツギは、スイカズラ科で、ツクバネウツギもそうですが、ウツギはユキノシタ科でバイカウツギもそうです。」
ちなみにパート1、こちらがスイカズラ。
ちなみに、パート2。このウツギたち、5月の農作業の花暦。
世屋の里では、タニウツギを「ひーな」と呼びます。
「ひーなが咲いたら粟を蒔け、ウツギが咲いたら苗うえろ」
微妙に咲く時期をずらしてお百姓の仕事の目安として一役かっているのです(^.^)
ちなみにパート3。松尾芭蕉さんのおくの細道の旅、青葉の頃、ウツギが盛りの頃に白河の関に着かれたんだそうです。
「、、、卯 の花の白妙に、茨の花の咲きそひて、雪にも越ゆる心地ぞ する。
卯の花をかざしに関の晴れ着かな そら」
バイカウツギが咲き始めれば、丹後もいよいよ梅雨入りです。