オミナエシは「美しい人」を意味します。
「美人部為」、 「佳人部為」とかいて、万葉集では「おみなえし」と読みました。
「わが郷に 今咲く花の 美人部為(オミナエシ) あかぬ情(こころ)に なお恋けり」 詠み人知らず
※意味、おみなえしが咲いた、あの子もさぞかし美しくなっていることだろうなあ
その後、古今集頃には女郎花と標記するようになったということです。
「女郎花(オミナエシ) 秋の野風に うちなびき 心ひとつを 誰によすらむ」左大臣藤原時平
※ 意味、おみなえしよ あんたの胸には今誰ガすんでいるのかね
松尾芭蕉も詠みました。
・ひよろひよろと なほ露けしや 女郎花、、、、 あくまでも美人路線です。
小林一茶も詠みました、
・よろよろは 我もまけぬぞ 女郎花
一茶さんは、きれい事はいいません(^.^)