龍大企画国内体験学習プログラム2日目は里山体験てんこ盛りのメニュー。
「飯尾醸造(栗田蔵)→松尾田んぼ→ウオーク体験→柿渋塗り体験→藤織り体験」。
参加16名。ある学生さん、こんな思いをもって参加されたそうです。
(↑藤織り体験)
『今回、国内体験学習プログラムに応募する理由は二つあります。
一つ目は、若い世代が都市部へ流出してしまう中、宮津市ではどのような取り組みをされているのか、興味を持ったからです。わたしの住んでいる守山市では、開発が進み、人口も増加傾向にあります。、20,30年後は宮津市のように若い世代が減っていくかもしれません。魅力ある町作りをどのようにすすめていけば、若い世代にも地元が好きになってもらえるか、地域の方やNPO団体の方と積極的に交流しながら学んでいきたいです。
(↑ 藤布娘現る!)
二つ目は、この体験学習を将来教育の現場で生かして行きたいと思ったからです。わたしは教師を目指しています。日本の未来、地域の未来を担うのは子どもたちです。そんな子どもたちに、地域についてどのような体験活動や授業を行えばいいか、この体験学習プログラムから学んで行きたいと思います。プログラム参加後には、報告会などで、多くの人たちに体験学習で学んだことやこれから自分たちの世代が地域とどう関わっていけばいいのか伝えられたら、と思います。また、応募の理由でも述べたように、教育の現場で子どもたちに地域の魅力や自分の生まれ育ったふるさとに誇りをもってもらえるような取り組みができるようにしたいです。』
また、別の学生さんは、、、。
(↑ 里の仕事人として村入りして活躍する山形さんのお話に耳を傾ける学生さん)
『わたしは以前より観光と言うことに興味があり、これからは地域主体の観光が注目され、主役を担っていくと考えています。その中で、今回のような地元に密着して話しを聞いたり、町のことを知るというのは非常に重要な要素だととらえています。なぜなら、まず第一に町のことを知らなければそのような形態のツアーを行うことも不可能だし、実際に人々がどのように考え、これからどうしていきたいかというビジョンを聞いて、ともに考え、行動に移すことは、その街自体の活性化にもつながります。
(↑乾燥中の柿渋ザル)
また、今年5月まで留学していたのですが、そこでかなり多くの人が日本について興味を持ってくれました。わたしはそこで自分がもっと日本の文化を知っていればもしかしたらもっともっと興味をもってもらえたかもしれません。そこで、日本の文化の勉強の必要を感じました。もっと海外の人々へ、もちろんそれを知らない人々へ発信するためにも、今回のように伝統技術を体験したり、町を散策することはその勉強をするうえで非常に魅力的でしたので今回志望しました。』
(↑村のお婆ちゃん差し入れの特大スイカ)
、、、、お役に立てたでしょうか(^.^)
ちなみにウオークコース。この話を聞いたときは、率直似合わないなあと思いました、海外いけよ 富士山いけよ、、白神はどう!と。でも、世屋の里」里山を選んでくれた!自分の将来のために必要だと。これはぐっとくるじゃないですか、、、。
そこでお題は、 「私たちは、このようにして生きてきたよ 自然の一部として生きてきたよ」 そんな里山のささやきを聞こう 知ろう 学ぼう 生かそう 守ろう & つながろう!
コースは「S合力の家→一本橋→世屋高原休憩所→笹葺きの家→本丸→馬場→のうだ→G合力の家」
草も刈りました(^.^)
そうして、すり鉢状の里の縁をまわり、中心を縦断し、居住区と畑部、水田部をあるくコースを特設。
そして、ウオークのガイドポイントとしたのは、三点。
① 山幸彦たちの衣食住 野山に生きている暮らしの素材 かんじき 背板 わら靴 繊維 建築用材 畑の作物
(↑ウメじゃないですよ、柿の実、柿渋液は青い実を使います9月2日に採ります。)
② 「人間は自然の一部」様々な里山動植物 水田の草 畦道の草 そして生き物 ※獣害も
(↑ 「白菜や大根をまくんです」としずかさん ※27下見)
③ 保全伝承再生開発啓発などに関わる人・新しい系譜 山幸彦+行政 研究 大学 市民運動 実業 団塊世代の里帰り その他 多様なニーズ
感想→学生さんたちの学習意欲にあおられました。「若い人たちと交流できて楽しかった」とおっしゃった蜂の小長谷さんの気持ちがわかりました(^.^)
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