宮津エコツアー · お客とガイドは四つ相撲

お客とガイドは四つ相撲

  黒い葉っぱである自由は認められないのか!  2012.3.29
 天橋立の駅前のにぎやかな笑い声は、春の風が運んできた卒業旅行かと思われる女の子たち。カメラの先には、知恵の輪の中にまたがったVサイン。電話しようと思いましたよ。「aさん、橋立の駅前で知恵の輪になって立っていたら、若いギャルがのってくれますよ!」と。

 この開放感と高揚感は春ならではのもの。春の風は眠っていた山を目覚めさせます。ふと思ったことがあります。金子美鈴さんなら、どんな風に書くのかなと。そこで、金子美鈴さんふうに書いてみます。
・・・
山に緑の砂をまいたのは誰?
赤の葉っぱがあってはいけないの
青や黄色やの橙色の葉っぱはなぜないの
春になったら山はみんな同じ色
ツマンナイ!
どうしていろんな色の砂、まいてくれないの?
・・・
 つまり、葉の色には、みんな違ってみんないいという多様性がないのはなぜだろうと思ったのです。、形や大きさはみんなそれぞれ個性を持っています。花の色も、実の色も。なのに、葉の色は、没個性・・・、「光合成をする葉緑素が緑いろしているからでーす」は置いておいて・・・、緑以外であることを許していない、!黒になろうとした葉っぱはなかったのか、青になろうとした葉っぱはなかったのか、視線を海に転ずれば、海藻には緑藻類・褐藻類と多様性がみられるのに、陸上の草木は統一協定でも結んでいるかのように、緑に倣え。そんなふうに陸上の草木みんなを説得するには、それなりの合理性が必要じゃないですか、平和を国是とする日本国憲法のような強制力、その根拠は何なのか。何かある!
 植物の言葉を聞き取るマイクとカメラとをもって記者を送れれば、そんな疑問について、レポートさせてみたいと思ったのです。
「春になったら山はみんな同じ色 ツマンナイ!
 どうしていろんな色の砂、まいてくれないの?」
 お客とガイドは四つ相撲、常識を疑う「混乱」に持ち込むことができれば、組み手はガイド有利!

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