「夜来風雨の声 雪積もること知る多少!」
訳します、昨夜から雨風の音がしていました。寒波と積雪の予報が出ているが世屋の山では積もっていることだろうなあ。スノータイヤに変えていないので不安だなあ(^.^)
その上世屋の朝。
チェーンをかけて待機している日置の除雪車も、出動する必要はありませんでした。
世屋高原休憩所でも雪囲い。
さて、今年の積雪はどうなるのでしょうか。
丹後で有名なのはタルイカ予報。豊漁の年は大雪、ということです。もう一つ、生物による気象予報、グランドの紅葉の苗木にカマキリが卵を産み付けていました。小柄な女性の胸の高さ付近です。
東北ではカマキリは降雪量を予想する力がある神の虫であると伝えられていたそうです。いわく、雪を予想して卵を産み付ける高さを決めている! それはほんとうかと調べてそれは事実だと結論にいたったと主張し、学位論文にされた方がいらっしゃいました。酒井 与喜夫氏がそのひと。 「カマキリの卵は雪の重さに耐えられず、窒息状態となって孵化が極めて難しくなる」。そしてその研究を審査した皆さんも『昔からの言い伝えである、「カマキリが高いところに産卵すると大雪」を科学的に立証した』博士号に値する研究と評価し博士号を授与されたのです。 与えられた博士号が「工学博士」(^.^)
この 「カマキリの雪予想」によると、今年の上世屋の積雪は、130~140cm。
ところがこの「カマキリの雪予想」は「仰天科学、ニセ科学、とんでもないデタラメで間違い」と否定されるのは、昆虫学の安藤喜一弘前大学名誉教授。 「カマキリの卵は雪の重さに耐えられず、窒息状態となって孵化が極めて難しくなる」からカマキリが積雪量を予想する必要がある」とする酒井さんの説に対して、安藤先生は、「弘前市内で約4ヶ月間雪に埋もれていたカマキリの卵嚢47個を採集して、約9,000個の卵の孵化率を調べたところ、約98%の卵が孵化した事から、カマキリの卵が雪に対する耐性を持っている事が明らかになったそうです。また、野外で卵嚢が産み付けられている位置は植物の種類によってまちまちで、しかも、大半が雪に埋もれて越冬している、更に、数ヶ月間カマキリの卵を水に浸しておいても孵化率に影響がない事も確認された」このことをもって、 「カマキリの雪予想」は「ニセ科学」と結論つけて、2008年に学会で報告されているということです。 これはjt生命誌研究館[昆虫と植物の共進化ラボ 尾崎克久]のお話。
カマキリ予報信者さんという方がたくさんいらっしゃって、その説でもりあがっているブログを拝見します。「上越タウンジャーナル」www.joetsutj.com/archives/51693231.html がおもしろいですよ。
内山は一番雪、
三番雪が根雪になるということです。