宮津エコツアー · 気候と人間

気候と人間

「今度の寒波は大雪になりそうだ!サーファーが波を待つような気分で2月。」  世屋野蕪村

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さて、入学試験のシーズン。関係者の皆さん、こんな問題どうでしょう(^.^)
お国訛りがあるようにお国の気候があります。気候を表す言葉も様々にあります。【①南国、②北国キタグニ ③北国ホッコク ④暖国ダンコク ⑤寒国カンコク ⑥ 雪国ユキグニ ⑦寒国サブクニ ⑧冷国レイコク 】では次の地方の気候はどれに当てはまると考えられるでしょうか。該当すると思うものを記号でこたえなさい。《土佐 紀州 仙台 札幌 新潟 千葉 静岡 鹿児島 上世屋 大阪》複数回答可。思考力を問う問題です。

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(↑ 撮影 川北亮司さん 1980年ころの上世屋)
思いついたきっかけは、
「人間に気候の影響は甚だ大きい。私は理知の言葉と同じ程度に、気候の言葉を自分の裡にききがちだ。気候の言葉が我々の裡に生きる限り、我々の理知は郷愁を否定することができないだらう。人間は気候の前では弱小である。」という段落で結ぶ一文を読んだことです。

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書かれたのは 小説家の坂口安吾さん。日本という国を南北に長い国、ひとまとまりにしなくちゃいかんけれどその前提は相手を知ること尊重すること、それは、相手の育った国の気候に思いを致すことというのが意図なんでしょうか、 昭和12年に「女性の光」という雑誌に 寄稿されていらっしゃいます。この文章 おもしろいですよ、検索できます。

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